※ 大人でもない、子どもでもない、「少女」とはいったい何者なのだろうか。森茉莉とアナイス・ニンという二人の「少女」を通して、矢川澄子が探る「不滅の少女」論。解説=高原英理
鴎外の娘
至福の晩年
その微笑ひをこそ
蜜の文学の成立
犀星と茉莉
茉莉さんの常食・茉莉さんの写真
卯歳の娘たち
対談 父と娘の深い恋愛
モイラとアナイス
神としての日記
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「父の娘」たち (平凡社ライブラリー) 単行本(ソフトカバー) – 2006/7/11
矢川 澄子
(著)
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2006/7/11
- ISBN-104582765793
- ISBN-13978-4582765793
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登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2006/7/11)
- 発売日 : 2006/7/11
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 256ページ
- ISBN-10 : 4582765793
- ISBN-13 : 978-4582765793
- Amazon 売れ筋ランキング: - 938,078位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年1月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
祖母を介護ののち亡くし、田舎の家でテレビもおかず
静養していた時に、新刊なった本で、街の書店で注文
して購入しました。
森茉莉がらみで矢川澄子の文章は読んでいましたし、
アナイス・ニンの日記を翻訳しようとしていたことも
知っていました。
矢川澄子の紹介者としての要約者としての才能が
良き特性として結実した本だと言えるのではないでしょうか。
「父の娘」という着眼点も素晴らしく素晴らしいし、
息切れすることなくまとめられていて、面白く読みました。
静養していた時に、新刊なった本で、街の書店で注文
して購入しました。
森茉莉がらみで矢川澄子の文章は読んでいましたし、
アナイス・ニンの日記を翻訳しようとしていたことも
知っていました。
矢川澄子の紹介者としての要約者としての才能が
良き特性として結実した本だと言えるのではないでしょうか。
「父の娘」という着眼点も素晴らしく素晴らしいし、
息切れすることなくまとめられていて、面白く読みました。
2019年7月23日に日本でレビュー済み
読み進むうち、森茉莉さんのお宅に伺って、無聊をお慰めしていた矢川さんご自身のことが気になってしまい、澁澤龍彦さんとの関係や、最期はご自身で命を絶たれたことを知りました。知る人ぞ知る的な作家を懸命に紹介しようとされている矢川さんご自身が、作家たちを語ることを通して、ご自分を語っているように感じられました。
矢川さんがもし、森茉莉さんのように、テレビのことや自分の好き嫌いをああでもないこうでもないと、延々とお話しできる方であれば、もう少し長生きされたかもしれないな、と切なく思いました。澁澤龍彦さんのお書きになるものもそうでしたが、耽美的な世界の追求は、死と紙一重なんですよね…。
取り上げている作家はすべて、痛々しくも繊細な「少女」たちの自立の物語のように読めました。ただ、アナイス・ニンが父親、そして複数の男性と性的関係を持っていたのに反して、日本の女性作家たちのなんと精神的で気高いことか、と私は少し誇らしくもありました。
矢川さんがもし、森茉莉さんのように、テレビのことや自分の好き嫌いをああでもないこうでもないと、延々とお話しできる方であれば、もう少し長生きされたかもしれないな、と切なく思いました。澁澤龍彦さんのお書きになるものもそうでしたが、耽美的な世界の追求は、死と紙一重なんですよね…。
取り上げている作家はすべて、痛々しくも繊細な「少女」たちの自立の物語のように読めました。ただ、アナイス・ニンが父親、そして複数の男性と性的関係を持っていたのに反して、日本の女性作家たちのなんと精神的で気高いことか、と私は少し誇らしくもありました。