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昭和史戦後篇 (平凡社ライブラリー) 文庫 – 2009/6/10

4.4 5つ星のうち4.4 1,002個の評価

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焼跡からの復興、講和条約、高度経済成長、そしてバブル崩壊の予兆を詳細に辿る、「昭和史」シリーズ完結篇。現代日本のルーツを知り、世界の中の日本の未来を考えるために必読の1冊。
巻末に講演録『昭和天皇・マッカーサー会談秘話』(39ページ)を増補。
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出版社より

現代日本のルーツを知る――”半藤昭和史シリーズ”

半藤昭和史シリーズ
昭和史 1926-1945 昭和史 戦後篇 1945-1989 9784582768787 世界史のなかの昭和史
昭和史 1926-1945 昭和史 戦後篇 1945-1989 B面昭和史 1926-1945 世界史のなかの昭和史
カスタマーレビュー
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5つ星のうち4.2
240
価格 ¥990 ¥990 ¥1,100 ¥1,100
概要 日本人はなぜ戦争をするのか? 昭和史の第一人者が年代を追って語り下ろした決定版。「底なしの無責任」がひき起こした数々の悲惨、テロが吹き荒れた時代……今こそこの教訓を生かす時! 焼跡からの復興、講和条約、高度経済成長、そしてバブル崩壊の予兆を詳細に辿る、「昭和史」シリーズ完結篇。現代日本のルーツを知り、世界の中の日本の未来を考えるために必読の一冊。 国民からの視点で「あの時代とは何だったのか」、自身の体験も盛り込んで昭和戦前史を詳細に綴った大作、待望のライブラリー化。巻末に澤地久枝氏との対談「“B面”で語る昭和史」を付す。 昭和史を世界視点で見ると何がわかるのか? ヒトラーやスターリンがかき回した世界史における戦前日本の盲点が浮き彫りに。日本人必読の“半藤昭和史"完結編、待望の文庫化!

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 平凡社 (2009/6/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/6/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 614ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4582766722
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4582766721
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.3 x 2.9 x 16.2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 1,002個の評価

著者について

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半藤 一利
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1930年、東京・向島生まれ。

東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。松本清張、司馬遼太郎らの担当編集者をつとめる。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などをへて作家。「歴史探偵」を名乗り、おもに近現代史に関する著作を発表。

著書は『日本の一番長い日』、『漱石先生ぞな、もし』(正続、新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞)、『幕末史』など多数。『昭和史 1926-1945』『昭和史 戦後篇 1945-1989』で毎日出版文化賞特別賞を受賞。

カスタマーレビュー

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1,002グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年11月28日に日本でレビュー済み
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義務教育で素通りするところですが歴史で一番重要なところです。偏り過ぎていない記述は必読書でしょう。
商品状態は説明通りでとても良かったです。
2024年2月20日に日本でレビュー済み
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ずいぶん前、それもこの本が出るより前に、にテレビ朝日のニュース番組で朝日新聞社の記者が「憲法九条の戦争放棄は米国の押し付けではなく、幣原喜重郎の方から言いだした。」というような主張をしていた。
しかし本書のp.191で半藤氏は「どうも今の憲法九条は、幣原さんの提案と言うより、やはりマッカーサーが断固とした信念を通したと思えないでもありません。」と述べている。
その根拠として半藤氏は①天皇は国家元首、②戦争廃止。③封建制度廃止をうたった「マッカーサー三原則(p.173)」を提示しており、さらに幣原氏の「軍備を持たない国は戦争なぞやれるものではない、またやらないにきまっている。のみならず、開戦の如きすべて議会においてキメルのであるから殊更に明文化しなくとも、連合国司令部を安心せしむる方法はイクラでもあると思う。・・・」という発言を提示している。
やはり九条は米国からの押し付けであったのかと改めて思わざるを得ない。
また、憲法改正について、半藤氏はp.558で普通の国は軍隊をもつと認めながらも日本は平和憲法のままでよいと書いている。彼は2021年の1月に他界しているから、ウクライナ戦争は知らないのであるが、ロシアがウクライナを一方的に侵略したことを知っていても改憲に反対しただろうか?
戦前はアジアの盟主たらんと欲して軍隊を強化したと書いているが、軍隊には戦争を始めるためだけではなく、戦争を起こさせない働きもあることを忘れてはいないだろうかと思う。
2023年9月21日に日本でレビュー済み
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小生、団塊世代のジジイですが、大変わかりやすい解説文章で、勉強になりました。改めて、昭和の歴史を再認識した次第です。ここに書かれている出来事は、中学・高校の社会勉強の中で、うっすらと記憶している程度でしたが、試験のために、何年に何が起きたか程度しか記憶しておらず、その出来事の背景までは知らないことがたくさんあり、本当に勉強になりました。平易な口語体で書かれているので、実に理解しやすいと感じました。600ペーにも及ぶ大作ですが、頑張って読み切りました。この本は歴史本として秀作だと思いますので、手元に保管しておきます。
2022年3月5日に日本でレビュー済み
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マッカーサー・戦後高度成長・ウクライナ侵攻と憲法問題

本書は二つの部分に大別される。一つは、マッカーサー元帥と昭和天皇、憲法制定をめぐる政治指導者の議論、東京裁判、米ソ対立と朝鮮戦争、講和条約と「五五体制」までを扱った第一章から十一章。もう一つは、戦後日本の発展と繁栄をあつかった、第13章(60年安保闘争)、第14章(高度経済成長)、第15章(沖縄返還)の三つの章を中心とする部分だ。以上の記述は1972年までで、それ以降昭和の終わりの年(昭和64年=1989年)までは「現代」史であるとして、「むすびの章」で簡単に触れられるに止まる。本書は『昭和史』1926-1945の続編のライブラリー版だ。以下では、三点を中心にレビューする。

1. 昭和天皇とマッカーサーの関係
 このことは本書にもしばしば出てくるが、前著で既に詳しく記されている。両書には 昭和天皇が正直で誠実な人であることがよく描かれている。マッカーサーも同様であるがより政治的だ。彼は、昭和21年1月25日に天皇に戦争責任はないとする手紙をアイゼンハワー参謀総長に送り(pp.163-164)、日本国憲法の骨格(国民主権・象徴天皇・戦争放棄)を支持した。しかし彼は現職の軍人であるため米国政府の指示に逆らえず、米ソ冷戦のもとに変化したアジア情勢のなかで、昭和24年にはいわゆる「GHQの右旋回」と日本人がいう占領政策の大転換を行う(第7章)。 著者半藤氏は、日米の政治動向や昭和天皇の「象徴」受諾や「人間宣言」、東京裁判などのエピソードを織り交ぜながら興味深く昭和史を描いていく。敗戦後の日本が激しく動揺しながらも、高度経済成長というかたちで世界に再浮上していけた背景に、マッカーサーが天皇を戦争犯罪者として訴追しない決断をしたことを本書は示している。「回想録にもあるように、マッカーサーはこの時ひどく驚き、心の底から感動したようです。敗戦に敗けたどこの国の元首が、自ら訪ねてきて「自分に責任があるから身の処置は任せる」などと言うだろうかと。確かに、歴史を見れば、たいていが亡命または命乞い、責任はないと強気に出るくらいで、自分からYou may hung me. と言った例などないでしょう。 マッカーサーは「この人は」と思った、と回想録にあります」(P.42)。著者はマッカーサーの決心に日本人から助命嘆願の膨大な手紙が影響したことを強く示唆し(pp.155-158)ている。やや情緒的な感があるが、「絞首刑の判決が出たりしたら、(略) 日本人は果たしてどういう動きに出るか。憤慨して隠していた武器を取り、とんでもないゲリラ戦が始まるんじゃないか、そんな懸念でマッカーサーが憂い悩んだ」(p.155)という 思いもあったであろう。歴史を俯瞰すれば二人は戦争で戦い生き残った最高指導者である。無念と恨みを懐いてあるいは無意識のうちに死んでいった日米両国の犠牲者が、泉下でどう思うかはわからない。戦後の日本人は、昭和天皇がマッカーサーに身命を賭して言った言葉に多くの日本人は心打たれた。本書は私たちが心救われる事実を教えてくれる。
 ところが著者はマッカーサーのことを、「あいつは軍人のくせにおしゃべりなんです。男の約束を知らない奴なんですが、どうもこの男の話はあてにならないところがありまして、いろいろと誤解を生むことになるんです。」(「こぼればなし」)と罵倒するのであるが、本書で示しているマッカーサー像は、彼が天皇を護ると決めた方針を堅持し続けたこと、つまりあてに出来ることではなかったか。その一方で、昭和天皇に対する著者のまなざしは一貫して温かい。本書は11回に及んだマッカーサーとの会談における天皇の発言を記述している(第1回目は前著に詳説)。 第5回目の会談で、天皇は日本防衛のための米軍基地をどこに置くのかということについての意見をGHQに親書として届けたという。それは沖縄に軍隊を駐留してもらいたいとの内容であった。これが故に天皇は病床にあっても、「沖縄には行かなければならなかった」と何度も言ったというのであるが、こういうかたちで著者は天皇の人柄を称えているといえる。 しかしこのような発言を天皇ができた原因も第一回目の会談でマッカーサーの天皇への信頼と厚意が見られたからではなかったか。マッカーサーの態度が天皇をして自由に異見の述べ得る環境をつくってくれたからではなかったか。

2.官僚制度が動かす日本
 戦後日本の歩みを一言で言うと次のようになろうか。
<敗戦による価値軸の喪失により、虚脱状態となった戦後日本の大衆。一方、生き残った官僚制度と官僚たちは富国に走った。日本のインテリ指導者たちは、ソ連初のスターリン主導による共産主義のもつ独裁性に目を瞑って共産主義を信仰し、国会において議員のほぼ3分の1の勢力を形成したが、政治は米国に従う保守が主導権をとり続ける>
 著者によると、田中角栄内閣から鈴木善幸内閣まで、官僚統制システムといってもよい同じスタイルで国を運営したという。このシステムがいつ出来たかを含めて以下のように説明してくれている。
「つまり国の経済的上(早く言えば商売人です)を個人の自由なものとせず、すべて官僚が決める方式です。官僚がグランドデザインを描き、アメとムチを駆使して実現していくというやり方で、 これが見事に働いたんですね。」。
 そしてこのやり方は、昭和14年の、軍事大国を目指した国家総動員体制のとき十八番とした政策だという。そのフローは次のようになる。①官僚がグランドデザインと具体的な政策をつくり、それを国会にもっていく。② 与野党に根回しをして国会で法案として成立させる。③それを再び官僚が取り戻して企業にやらせる。ただしそれは上からの強権的なものではない。システムを機能させる方法は以下だ。①「官僚は上手に、必ず自分たちの作った政策が実現できるよう、予算を作っておいて誘導する」。 ②「さらにそれをうまくリードしながら、 国家資金である税金の補助や優遇する税制を用意しておいて企業にやらせる」。 しかも、③「企業がやりたいといってくるのを許可、認可する許認可制も」確立しておく。
 著者はこうした仕組みと方法を、「法的にうまく按配して国家全体の繁栄を官僚たちが考えていくかたちになっていた」と説明し、「このシステムは高度成長時代特に有効に機能し、国家の経済をうんと大きくした原動力であったと言ってもいい」(pp.554-555)とわかりやすく説明している。

3.憲法改正と護憲論議
 本書では日本国憲法の形成過程、特に憲法改正の議論が起こってくる経緯を詳細に描き出している。その上で著者は、「今の日本は、戦後ずっと意思統合してきた「軽武装・経済第一」の吉田ドクトリンの分解が始まっているようです」と、戦後日本の歩みを変える問題提起つまり憲法改正の論議が起こっているとの現状認識(2006年段階か)を示している。
 2022年2月24日に始まったロシアによる一方的なウクライナ侵攻は、世界の安全保障秩序を一変させている。核武装した強大な軍事力をもつ異常な指導者が弱小国に侵攻した場合には、大国アメリカといえども、また軍事同盟を結んだNATO諸国でも直接軍事介入して侵攻を止められないという現実に直面している。直接戦争になれば人類全体が壊滅的な事態に陥る可能性が大だからだ。ところが大きな戦火に見舞われた日本は、不戦を誓った日本国憲法のもとでは自衛の軍備「軽武装」が原則なのだ。
 著者は前著『昭和史1926-1945』で、日本のアジア・太平洋戦争がいかに愚かな戦争であったかの実態を示して「アホな戦争」であったことを反省している。理由はあるにせよ、最初に侵攻する側になったからであろう。現在(2022.5.3)現実に惹起した問題は、日本が侵攻された場合の対応の方法である。もちろん本書にどうするのかについての対策が記されているわけではない、戦争の問題は当事者国家間の政治・軍事両面での攻防の問題である。戦争の時代を丁寧に扱った本書のこの議論から学ぶべきことは多い。

おわりに
 著者は「あとがき」で、 歴史を語ることの難しさ、歴史とは政治的な主題に終始するものだということ、また人間いかに生くべきかを思うことは文学的な命題であること、の三点を指摘している(pp.608-609)。「文学的な命題」についていえば、思うに著者は、政治的な磁場の中で動き動かされる人々の姿を学び、自分がいかに生きるべきかを自ら考えて答えを想像・創造せよというのであろう。歴史家は資料や調査に基づく歴史的事実から一つの判断を下すが、一般人にそのような時間はない。結局本書の価値は、判断の材料となる資料や調査に基づく豊富な歴史的事実が偏り亡く示されているという点にあるといえる。(初稿2022年3月5日,
2022年5月3日加筆訂正)
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年5月21日に日本でレビュー済み
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半藤氏の口から発せられている語句がそのまま活字に置き換わっている為 とても理解しやすい。平成や令和も同様に分析著書として発刊されることを期待したい。令和が記される頃には小生が存在していないだろうが・・・。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年5月9日に日本でレビュー済み
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日本が第二次世界大戦に突入した事態が良く分かった。
2021年2月16日に日本でレビュー済み
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施設に居る母のリクエストで購入しましま。雨の日に届いたのでぬれていて残念でした。
せめて本はビニール等で包んで欲しかったです。
2022年4月28日に日本でレビュー済み
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