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日本旅行日記 (1) (東洋文庫 544) 単行本 – 1992/1/1

4.6 5つ星のうち4.6 6個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 平凡社 (1992/1/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1992/1/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 316ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4582805442
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4582805444
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 6個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2006年12月26日に日本でレビュー済み
青年時代を明治維新の激動期の日本で過ごしたアーネスト・サトウ。
その著書「一外交官の見た明治維新」は特に広く知られている。
”佐藤愛之助”の日本名を名乗るなど日本に親しみ、多くの著述を残した彼は、
ジャパノロジーの先駆者と言われる。

この「日本旅行日記」は、彼の膨大な日記の中から日本国内の旅行記を選出し、上下巻二冊に訳出したもの。
主に関東から甲信山岳地帯の紀行で構成されている。
その明晰な頭脳による深い考察もさることながら、並外れた健脚と疲れ知らずの行動力・勇気にも舌を巻く。
忙しい職務の合間を縫って立山のザラ峠越えなど、登山家顔負けの冒険旅行を敢行している点にも驚く。

従者や荷物運びの人夫はほとんど彼について行けず、サトウは作中で頻繁に人夫に対する不満を述べる。
それもそのはず、一日十里を歩くことなど朝飯前といった感じで、あらゆる紀行文の中でも、これほど足の早い作者はなかなか見当たらない。
「あなたについて行くには走らなければならない」という人夫の文句も無理はなく、同情すら感じてしまうほど。
ホーズのように、歴史に名を留める旅行家ですら彼についていけないのだから。

日本語を自在に操り、多くの古籍を読破してきたサトウの観察眼は日本人もカタナシと言った感じである。
それでいて英国人にありがちな軽率な蔑視は見当たらず、日本文化に対する深い理解と愛情を示している。
聡明な頭脳、たゆまぬ努力、旺盛な好奇心と疲れ知らずの体力・気力。
それら全てが相俟って、この天才的な人物が生まれたのだと思う。

(上・下巻通読のレビューです。)
31人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
翻訳された方が、信州での登場人物の名前の漢字が間違っていて残念。ますや旅館 宮原庄右衛門は私の曽祖父。全般に出てくるアーネストサトウの感じ方や体験が、如何にも読者、私が歩いている様に入り込んでしまう。当時の外国人から見える田舎や、捉え方は想像以上のものだっただろう。