<2>のニューヨーク1974のレビューを書かれている方と同じく、私も図書館でよくこの本を借りていました。
何故かこの<1>の方が、<2>よりも2年前のころの日記です。
中身は、原稿を書いて、散歩して、古本を買って、アクセサリーのお店をのぞいてといった具合ですが、そこからは昭和の匂いが色濃くします。
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植草甚一コラ-ジュ日記 (1) 単行本 – 2003/10/1
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2003/10/1
- ISBN-104582831869
- ISBN-13978-4582831863
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商品の説明
商品説明
評論家・植草甚一が全集の月報用に書き下ろした日記を単行本化したものである。併せて、作者と親しかった人たちによるコラムやインタヴューも収録している。日記は1976年1月1日から7月31日までの7か月分を「東京編」として再録し、作者がニューヨークへと旅立つところで終わっている。著者の植草は「J・J氏」の愛称で親しまれ、60年~70年代にかけて映画やジャズ、ミステリー小説の評論に健筆をふるった。その洗練された生活スタイルは、当時多くの若者の共感を呼んで支持された。1979年に没したので、この日記は晩年のものである。
ページを開けば即座に分かるが、全編ペンによる植草の手書き文字と、銅版画とイラストによるコラージュがこの日記を大きく特徴づけている。使うペンはその日の気分によって変えていたようで(ときに1日の記述のなかでも)、数種類のペンのいろんな表情の文字を見ることができる。日記の行間には、作者が選んだイラストなどがあちこちに散らばって、さらに見た目を楽しませてくれている。印象的なのはバスに揺れながら線描した「ブルブル絵」だろう。その瞬間著者が生きていたという生々しさが、時間を超えて直截的に伝わってくる。
J・J氏の1日は、日記を読む限り、読書と散歩と執筆に尽きる。ほぼ毎日東京のどこかを歩き、本を探し求めている日常が細やかに記されている。そこには、文化の旗手だとか若者のカリスマだとかといった大仰な評価などどこ吹く風といったような、飄々としたひとりの老人の生活があるだけである。(文月 達)
出版社からのコメント
『植草甚一コラージュ日記』(全2巻)は、映画・ジャズ・ミステリーなど幅広い分野で評論を行なった植草甚一さんの手書き日記を、担当編集者であった瀬戸俊一さんが編んだ日記・エッセイ集です。
植草甚一さんは1908年(明治41)、東京日本橋に生まれ、多岐にわたる評論に健筆をふるい、とくに外国の新しい作品をいちはやく紹介しました。60~70年代には、話しかけてくるような独特の文体で若い世代の心をとらえ、『植草甚一スクラップ・ブック』(全41巻、晶文社刊)をはじめとする多くの著作を刊行し、1979年に死去されています。
本書に収録した手書き日記は、『植草甚一スクラップ・ブック』に挟み込まれた月報用に執筆されたものです。月報の1~20号には「植草甚一日記 1976年1月1日~7月31日」として東京での日常が、21~32号には「植草甚一日記 ニューヨークへはじめて行く 1974年4月1日~6月4日」としてニューヨークでの日々が綴られています。
東京編を第1巻に、ニューヨーク編を第2巻(11月下旬刊行予定)とし、日記の間にはコラムやエッセイ・インタビュー、写真を入れ、巻末に事項索引をつけました。
端正なペン文字で書かれ、銅版画やイラストでコラージュした日記の中には、人と出会い、本を探し、街を歩きまわったJ・J氏の日々が綴られ、また70年代が織り込まれています。日記文学・エッセイとしてだけでなく、ペン文字と図版によるコラージュ作品集としても楽しんでいただけると幸いです。 平凡社 三沢秀次
植草甚一さんは1908年(明治41)、東京日本橋に生まれ、多岐にわたる評論に健筆をふるい、とくに外国の新しい作品をいちはやく紹介しました。60~70年代には、話しかけてくるような独特の文体で若い世代の心をとらえ、『植草甚一スクラップ・ブック』(全41巻、晶文社刊)をはじめとする多くの著作を刊行し、1979年に死去されています。
本書に収録した手書き日記は、『植草甚一スクラップ・ブック』に挟み込まれた月報用に執筆されたものです。月報の1~20号には「植草甚一日記 1976年1月1日~7月31日」として東京での日常が、21~32号には「植草甚一日記 ニューヨークへはじめて行く 1974年4月1日~6月4日」としてニューヨークでの日々が綴られています。
東京編を第1巻に、ニューヨーク編を第2巻(11月下旬刊行予定)とし、日記の間にはコラムやエッセイ・インタビュー、写真を入れ、巻末に事項索引をつけました。
端正なペン文字で書かれ、銅版画やイラストでコラージュした日記の中には、人と出会い、本を探し、街を歩きまわったJ・J氏の日々が綴られ、また70年代が織り込まれています。日記文学・エッセイとしてだけでなく、ペン文字と図版によるコラージュ作品集としても楽しんでいただけると幸いです。 平凡社 三沢秀次
内容(「MARC」データベースより)
「植草甚一スクラップ・ブック」月報の手書き日記「東京編」が一冊に。70年代、若者たちの圧倒的な支持を得た、街の文化の旗手J・J氏。端正なペン字で綴られた日常が鮮やかに蘇る、稀有で楽しい作品集。
著者について
著者:植草甚一 うえくさ じんいち
1908年、東京日本橋生まれ。早稲田大学建築学科中退。東宝勤務を経て、評論・翻訳・執筆を行なう。映画・音楽・ミステリーなど幅広い分野を対象とし、『植草甚一スクラップ・ブック』(全41巻、晶文社刊)をはじめとした多数の著作を刊行。1979年死去。
編者:瀬戸俊一 せと しゅんいち
1947年横浜生まれ。上智大学卒業。71年より80年まで晶文社に勤務。現在、フリーランスの編集者。
1908年、東京日本橋生まれ。早稲田大学建築学科中退。東宝勤務を経て、評論・翻訳・執筆を行なう。映画・音楽・ミステリーなど幅広い分野を対象とし、『植草甚一スクラップ・ブック』(全41巻、晶文社刊)をはじめとした多数の著作を刊行。1979年死去。
編者:瀬戸俊一 せと しゅんいち
1947年横浜生まれ。上智大学卒業。71年より80年まで晶文社に勤務。現在、フリーランスの編集者。
登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2003/10/1)
- 発売日 : 2003/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 222ページ
- ISBN-10 : 4582831869
- ISBN-13 : 978-4582831863
- Amazon 売れ筋ランキング: - 791,614位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,689位日本文学(日記・書簡)
- カスタマーレビュー:
著者について
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