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結婚 単行本(ソフトカバー) – 2017/5/26
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★内容紹介
楽しいけどしんどい、ツラいけどおもしろい。
恋愛、不倫、金銭、性欲、エゴ、離婚、再婚……
『自殺』で読者にやさしく寄り添った末井昭が、
「結婚」をめぐる男と女の生き方を、
誤魔化すことも正当化することもなく、
自身の体験をもとに真正面から語ります。
独身でも既婚でも、悩んでいる人必読!!
作家・高橋源一郎さん、写真家・植本一子さんとのスペシャル対談付き。
西原理恵子さん推薦!!
「末井さんのいろんな嘘と嘘のない結婚の話」
●目次
妻のもとから家出するまで
結婚の欺瞞
おぞましい性欲
新しい不安定な生活
嘘と自己嫌悪
自分しか愛せない
奥さんのところに帰ったら?
対談 恋愛と結婚と家族 植本一子さん
結婚と経済
カメレオンマン
不妊治療
結婚と恋愛
表現者同士の夫婦
自意識の束縛からの解放
女は男を愛せない
結婚の意味
対談 他者と虚無のとなりで 高橋源一郎さん
★著者について
末井昭 すえい・あきら
一九四八年、岡山県生まれ。
工員、キャバレーの看板描き、イラストレーターなどを経て、セルフ出版(現・白夜書房)
の設立に参加。『写真時代』『パチンコ必勝ガイド』などの雑誌を創刊する。二〇一二年年、
白夜書房を退社。主な著書に『素敵なダイナマイトスキャンダル』『絶対毎日スエイ日記』
『純粋力』『自殺』『末井昭のダイナマイト人生相談』などがある。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2017/5/26
- ISBN-10458283759X
- ISBN-13978-4582837599
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
結婚
女装姿でテレビCMに出たこともある名物編集者の著者が、「結婚」を柱に半生を振り返ってゆくエッセイ集だ。W不倫の末に、写真家の神藏美子さんと再婚する際、一つだけ約束させられたことがある。「嘘をつかない」。前の結婚では複数の女性と関係をもち、前妻に対して嘘に嘘を重ね、自身も心の負荷に耐え切れずにいたからだ。
現在の妻から「恋愛したい」と告白される場面がある。戸惑い、受け入れようとする夫。とても不思議だが、隠し事がないのが夫婦の秘訣らしい。小さな喧嘩は頻繁らしいが。
前妻のことから性欲のことまで包み隠さない。淡々と哀歓のある筆致で、立体的に場面が浮かびあがる。特に「子供が欲しい」という妻に寄り添って始めた不妊治療を、やめようと二人で決断をするシーンが胸に迫る。
評者:朝山実
(週刊朝日 掲載)著者について
登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2017/5/26)
- 発売日 : 2017/5/26
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 240ページ
- ISBN-10 : 458283759X
- ISBN-13 : 978-4582837599
- Amazon 売れ筋ランキング: - 646,586位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 19,142位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
これでもかというほど、さらけだし語っている、そこには街にあふ
れてる人生指南書とは違い読み手にとっては魅力あるものである、
現在のパートナーと結婚して「このごろ平凡な日常が楽しいと思え
ることが、どんなことにも増して幸せなことだとつくづく思うよう
になりました」という作者の言葉に同じ世代として共感するものが
あった。
であったわけだが、今回、その当事者の一人である末井が書いた本書を読んで理解が深まったところだ。
「理解が深まった」と言ったが、一体どのような「理解」なのか。写真集を読んだ際には、とにかく濃厚な
人間関係を「豚骨スープ」と感じたが、今回、そのスープの中にキリスト教という隠し味があったということを
理解したということである。
勿論キリスト教といっても、「イエスの方舟」という、一時期世間を騒がせた新興宗教である点は一筋縄
ではいかない末井夫婦ではある。但し、本作を読む限り、「イエスの方舟」から末井夫妻が汲み上げているものは
案外と素直なものであることも確かだ。末井がキリスト教や愛を語る部分は、やや読んでいて気恥ずかしい感も
あったが、それは末井自身と「イエスの方舟」の素直な部分であると理解しておきたい。
とはいっても、引き続き濃厚である。真面目に人生に向き合うと、このように煮詰まってしまうのかもしれない。
そう思う僕の人生はいささかさっぱりしている。これは真面目に人生に向き合っていないからかも
しれないと少し反省した。但し、豚骨スープ人生を送るほど、人生においても「甲斐性」も無いことも確かで、
それはそれでほっとしたのが本音である。
ウェブ媒体「ウェブ平凡」に一年三ヶ月ほど連載したものをまとめ、
加筆修正、新たに植本一子さん、高橋源一郎さんとの対談を収録したものだ。
タイトルの「結婚」というテーマは、
字面だけを見ると「陽」「明るい」ものを感じさせるけれど、
しかし、著者は名物編集者としてヒット作を出す反面で
自身の躁鬱体験や自殺願望すらあったスエイさんだ。
はたしてどうなるのか……彼の考える結婚観ならばぜひ、読んでみたいと思った。
読み始めてみると、このテーマ自体が平凡社の編集者から依頼されたものであることが
書かれている。そこには、僕が感じるようにスエイさん自身にも、結婚をテーマに書くことに対する戸惑いがあることが早速でてくる。
こうした、日々の出来事、あるいは何もおこらなかったことに対して、
消化されていない感情ごと伝えられるのが、スエイさんの魅力だ。
本作では、二十六年間一緒に暮らした妻とわかれ、写真家である神蔵美子さんと再婚する話を
中心にしている。そして、そのお話しはエピソードに事欠かないというか、なかなかスキャンダラス。
スエイさんも神蔵さんも生半可ではない二人ゆえ(そしてその周囲も)、
離婚から結婚、そして結婚生活までを追っていくだけでグイグイと話題に引っ張られる。
飛んだ話とそこに見えるスエイさんの心情、
エンターテインメントとして読んでいってしまう。
たぶん、そんなに楽しい思い出ではないからこそ、読む人間は惹きつけられるし、
スエイさんも文章にすることで、消化できないような思いを、
どうにかしようとしているのかもしれない。
そしてスエイさん自身は、連載を受けるときに「本を読む人が結婚したくなくなるような本になればいい」という思いがあったとしているが、
読み終わると、結婚相手とよい関係を築くことを考える一冊だった。
結婚しても転職を繰り返し、度々無職になり、不倫を繰り返し、3股までかけ、セックスに明け暮れ、それでも虚しさを感じ、それを埋めるようにギャンブル依存し、3億円の借金をさらにギャンブルで返済しようと試みる…
不倫相手も精神を病んで自殺未遂。
そして20年以上側にいてくれた妻をゴミのようにポイと捨て、新しい女とダブル不倫で再婚します。
もう世の中のゲス不倫なんて、ほんとにかわいいものに思えてきます。筆者は堕落の全てを体験した人だと思います。
両親に恵まれず、小学生の頃の母の死が、ずっと筆者の人生に暗い影を落とし続けます。生きているのが不思議なくらいの精神状態です。
半分を過ぎてから、急に再婚相手との関係で結婚はいいものだという方向に転換していきます。
幸せな家庭や、愛に溢れた家族に縁がなかった筆者が、再婚してようやくそれがどんなものか、つかみ始めるのですが、もとより両親に恵まれてそこそこ幸せに生きてこられた人間にとっては、ただただ苦しさを見せられているような感覚です。
メンタルに重い不安を感じている人が、結婚について考えるときには色々と参考になることもあるかもしれませんが、ヘルシーな人は読むとかえって引きずられて良くないかもしれません。
また、途中から筆者が宗教団体の教祖に影響を受けて何度も教えを乞うのですが、宗教団体と聞くと良いイメージが湧かない私のような世代には拒否反応が出ます。
全体的に疲れさせられる本ですね。気楽になんて、読めません。
ただ、女は男を愛せないっていうのは実感としてあり、真実だと思いましたし、筆者の文章の中には1ミクロも自分を良く見せようとか、他人に良く思われたいなどという欲がなく、どこまでも正直にクズな自分を晒しているので、そういう意味では潔さも感じました。
この本を読んで、私は「結婚しよう」と決めました。
好きな人から結婚したという知らせをいきなり受け取りました。
天秤をかけられていたことにこのとき、ようやく気がつきました。
とても悲しくてショックで、腹が立ってとぐちゃぐちゃな中、購入。
イヤなことがあっても、大好きな人と一緒に生きたいと決心する本です。
流し読みのつもりがつい読み耽ってしまいました。
結婚という長く濃密な関わりの中での様々な心の機微。
負の面も嫌というほど見せつけられるも、改めて痛感させられる「絆」の重み。
独居老人さんの切ない所感にもありますが、己に出来なかったこと、
諦めたことを事後的に正当化したくなる気持ちは痛いほど分かります。
だからこそ諦めずに築いた家族に感謝できるのですね(●'ϖ`●)