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兵学と朱子学・蘭学・国学 (平凡社選書 225) 単行本 – 2006/3/14
前田 勉
(著)
- 本の長さ280ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2006/3/14
- ISBN-104582842259
- ISBN-13978-4582842258
登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2006/3/14)
- 発売日 : 2006/3/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 280ページ
- ISBN-10 : 4582842259
- ISBN-13 : 978-4582842258
- Amazon 売れ筋ランキング: - 740,569位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 408位日本思想史
- - 986位東洋哲学入門
- - 1,015位日本の思想(一般)関連書籍
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年10月17日に日本でレビュー済み
なかなか面白い内容だったが、前著『近世日本の儒学と兵学』の方が良かったと感じた。
2017年6月19日に日本でレビュー済み
幕末から維新(正確には御一新)を勉強していますが、その関連で本書を読みました。表紙に「近世の支配思想は兵学である」とありますが、読後確かに感じました。儒学や朱子学などの影響は読んでいましたし、水戸学も読みましたが兵学は残念ながら、でした。その意味で本書は正しく維新(幕末から)研究には欠かせない一冊だと思います。特に附論の「古賀恫庵の海防論」は勉強になりました。皆様にお勧めします。何故星5つにならない?様々な研究者が出てきますが、相互の関連、何がどうなって、誰と結びついているのか、が分かれば5つでした。
2007年2月27日に日本でレビュー済み
「太平の江戸は兵学を支配原理とした兵営国家によって守られていた」一見斬新に思われるこの発想も、江戸時代当時からすでに儒学者たちから指摘されていたというから二重に驚きだ。一方でその時代の支配思想だと思われていながら、実は批判理論として兵学に対峙した朱子学、個人の自立を発揚した蘭学、敗者のルサンチマンによるナショナル・アイデンティティを包摂した国学と、それぞれの思想の真相をあばくという意味で新鮮な驚きを与えてくれた。
しかし私たちの発想は、この時代からどこまで進歩しているだろうか?現代の社会における政治理論は、どこまで兵学的要素から脱却できているのだろうか?「愛国心」をしきりに強調する現在の国家意識は、国学の発想を乗り越えられているのだろうか?これらの要素は明治の政治制度にも引き継がれたであろうし、かつての日本軍の蛮行にもつながっていったのではないだろうか。現代の社会状況にも符合する部分が多いという点に、日本の抱えている問題の根深さを感じる。
しかし私たちの発想は、この時代からどこまで進歩しているだろうか?現代の社会における政治理論は、どこまで兵学的要素から脱却できているのだろうか?「愛国心」をしきりに強調する現在の国家意識は、国学の発想を乗り越えられているのだろうか?これらの要素は明治の政治制度にも引き継がれたであろうし、かつての日本軍の蛮行にもつながっていったのではないだろうか。現代の社会状況にも符合する部分が多いという点に、日本の抱えている問題の根深さを感じる。