江戸時代の後半の庶民の学習に寄与した人々の集団がいた。庶民の学習が江戸時代「経典余師」と言われる教師の集団が当たったことを解説していく。聞きなれない職業だが当時の私塾の教師が世の道徳、実学を説き読み書きを教授していったことを明らかにする。
また、地方の本屋特に信州の例での書籍の流通状況から当時の学問、学習書の普及が庶民の間に広まっていく様子を述べて行く。
「実語教」、「四書」の普及状況を「余師」たちの力で読み解かれ封建社会の末端の庶民の間にも四書の教養が伝播していく様子を書肆の出版状況、書籍流通の面から迫ったユニークな江戸時代の教育法。私塾と書籍、教材と学習に介在する「余師」の力に光を当てた初めての書。
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江戸の読書熱: 自学する読者と書籍流通 (平凡社選書 227) 単行本 – 2007/2/1
鈴木 俊幸
(著)
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- 本の長さ249ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2007/2/1
- ISBN-104582842275
- ISBN-13978-4582842272
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登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2007/2/1)
- 発売日 : 2007/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 249ページ
- ISBN-10 : 4582842275
- ISBN-13 : 978-4582842272
- Amazon 売れ筋ランキング: - 92,559位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2012年4月13日に日本でレビュー済み
近世の文学は門外漢なので、蔦屋重三郎、山東京伝などのメジャーなプレーヤー以外の話は、名前や年号が複雑(?)なこともあり、あまりなじめませんでした。しかしこれはあくまでも私が門外漢だからであって、それなりの知識がある方は「地方の本屋さん」(第二章)「経典余師」(第三章)などの話が楽しめると思います。
筆者の主張が一番簡潔にまとめられているのは、「あとがき」においてです。明治の「立身出世」という理想が向学心を大いに刺激したのは知られていますし、また証明しやすいかと思いますが、鈴木氏は江戸の庶民が「自分の分を知りながら、なおかつその分をまっとうするための向学心を持っていた」という主張をなさいます。これはこれで面白いし、「江戸の識字率は高かった」と、証拠も無く繰り返しながらその空論に基づいて話をすすめるパターンよりよっぽど魅力のある議論だと思いました。
3,000円弱なので買うのに勇気が要りますが、近世の文学や書物の流通などに興味がある方、または素地のある方は楽しめる内容だと思います。
筆者の主張が一番簡潔にまとめられているのは、「あとがき」においてです。明治の「立身出世」という理想が向学心を大いに刺激したのは知られていますし、また証明しやすいかと思いますが、鈴木氏は江戸の庶民が「自分の分を知りながら、なおかつその分をまっとうするための向学心を持っていた」という主張をなさいます。これはこれで面白いし、「江戸の識字率は高かった」と、証拠も無く繰り返しながらその空論に基づいて話をすすめるパターンよりよっぽど魅力のある議論だと思いました。
3,000円弱なので買うのに勇気が要りますが、近世の文学や書物の流通などに興味がある方、または素地のある方は楽しめる内容だと思います。
2010年6月19日に日本でレビュー済み
江戸時代の読書について書かれた本です。といっても、学者などの読書ではなく、いわゆる庶民などの読書について、流通やその中身・読者層まで調べ、考察されたものです。
何よりも驚いたのが、自習用儒教経典というものがあり、それが爆発的に流行したこと。滑稽話や洒落本だけではなく、こういった本までも、多数の読書を獲得していたということです。幕末や明治時代、日本人が外国人の危機に対してとった対応(例えば、幕末のロシア船ディアナ号沈没時、明治のエルトゥール号遭難事件)は、こういった読書傾向と無縁ではなかったような気がします。また、読書熱の高まりが地方ごとにその地域の文化度を上げたことも指摘されています。
“読書離れ”が叫ばれる現在の日本ですが、本書は読書の役割を考え直すきっかけを与えてくれる気がします。
何よりも驚いたのが、自習用儒教経典というものがあり、それが爆発的に流行したこと。滑稽話や洒落本だけではなく、こういった本までも、多数の読書を獲得していたということです。幕末や明治時代、日本人が外国人の危機に対してとった対応(例えば、幕末のロシア船ディアナ号沈没時、明治のエルトゥール号遭難事件)は、こういった読書傾向と無縁ではなかったような気がします。また、読書熱の高まりが地方ごとにその地域の文化度を上げたことも指摘されています。
“読書離れ”が叫ばれる現在の日本ですが、本書は読書の役割を考え直すきっかけを与えてくれる気がします。