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儒教ルサンチマンの宗教 (平凡社新書 7) 新書 – 1999/5/1

3.8 5つ星のうち3.8 18個の評価

孔子という男のみじめな人生が、すべての始まりだった。天子にならんとする妄想と挫折。その怨恨が、ルサンチマンの宗教・儒教を生んだ。従来のイメージを覆す、衝撃の儒教論。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 平凡社 (1999/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1999/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 285ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4582850073
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4582850079
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 18個の評価

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浅野 裕一
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
道徳の規準が聖書などにあるためか、西洋では好んで読まれることはない論語。読むには面白いが、行うには無理がある。
中国を見るといい論語の精神はうわべばかり、そもそも道徳さえなんとも思わない。平気で人の物を自分のものにする。
どれだけ日本の企業は痛手を受けているのだろうか、その損害は計り知れない。日本人はむやみに論語の精神を信じやすい。信じやすい人の心の目を覚ますには良い本だ。孔子の虚像が見えてくる。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年2月3日に日本でレビュー済み
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論語を読み始めた時にこの本を読んだ時は「へーそういう見方もあるのか」と思った。

論語を好きになってまたこの本を読んだら、著者に腹が立った。

もう一回この本を目次から目を通し始めて、
「序」の前頁にG・K・チェスタトン「木曜の男」からの引用文が何故記されているのか?と気になり
「木曜の男」のあらすじを読んだら、著者への怒りが少し収まった。
「木曜の男」の反政府主義団体議長の「日曜」が孔子なのは間違いない。そして体制側の「サイム」は浅野氏なのかな?
なかなか比喩として興味深い。
この引用のあとに「序」の中で、儒教の成り立ちはルサンチマンにある事を中心に述べているので偏ってるよと、あらかじめ断っている。

もう一つ、これだけ儒教と孔子を扱き下ろしてはいるが、この本のほぼ最終ページで著者は中国をより深く理解しようとすれば「論語」を読むべきだ。とする。
ただ、これは私が解釈する論語としての読み方ではない。
中国社会文化の現在に至る成り立ちや中国における儒教の地位確立の歴史の、一つの出発点として論語は重要だと言っているのだろう。

著者は中国哲学の研究者で、一次資料にも直接当たっているだろう。
中国の資料というのは金のための贋作もあれば、時代の王朝や権力闘争の正当性を担保するための牽強附会の説や資料も多いとのこと。
そういう文化の上に成り立つ中国そのものに易癖しながらもこの分野を研究する因果を、この本で浅野氏は吐き出されているのかなあ。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年8月2日に日本でレビュー済み
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いまUHFローカル局で深夜放映中のアニメ「さよなら絶望先生」という作品があるのですが
昔中国にいた孔子先生は、「さよなら絶望先生」にそっくりなので笑ってしまいました。
「世間」とずれていて、すぐ「絶望したー」と叫びまくり、それだけならまだしも、キャラの
立ちまくった生徒たちが世の中引っかき回す。
マンガの世界だけなら良かったのですが、中国ではこれが実際にあったことだったとは。
儒教史の真面目な論文ですが、筆者の「熱い」語りは予備知識の少ない人間にも楽しく読ませ
てくれます。
この本を手に取ったのは、もう一人の「絶望先生」魯迅先生の「狂人日記」を読んだことが
きっかけでした。腐った「礼教」の歴史が楽しく勉強できます。
漢文ファン以外でも「嫌韓流」、「嫌華流」の方ならば楽しく読めるのではと思います。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今までの本と考えが異なり、少しショックでしたが、読んで良かったです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年8月6日に日本でレビュー済み
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高尚な精神をうたいながら、結局は読書人の立身出世をめざした儒教。形式に走り、根拠のすくない古代の儀礼をまぜあわせて体系化した儀式。どんな愚鈍な君主でもまつりあげる権威主義。本書では、儒教のそんな点をこれでもか、これでもか、とこきおろします。表現が断定的すぎ、繊細でせこい心理をあからさまな表現でしめしすぎるきらいがあるのですが、それにはいちいち論語からの引用があり、孔子がいかに世俗的な苦悩(煩悩?)とともに生きていたかを示しています。同じ著者の「古代中国の文明観―儒家・墨家・道家の論争 (岩波新書)」で儒教の形式主義をばっさりやっていたのが衝撃的だったのですが、それを詳細かつ徹底したのが本書です。たしかに儒教は形式重視・建前重視・現世重視の思想体系で、東アジアのメンタリティーに良くも悪くも大きな影響をあたえたわけです。福沢諭吉がいまに生きていたら、やはりこのような儒教のせこさ・いやらしさを批判する著作をものしたかもしれません。儒教理解には、これ一本でなく、複合的な視点のための副読本ということで。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年2月28日に日本でレビュー済み
儒教の本といえば、孔子がどう言い、弟子たちがその後どうやって発展させたかを、肯定的に書くものだと思っていた。

しかし、この本は、匹夫(たとえば、出自が胡散臭く、言行もまともに取り上げてもらえない)である孔子と、孔子の言行の矛盾を取り繕うために、ありとあらゆるペテンを施した弟子が織り成した、裏儒教史というべき書物である。

日本では、何かと社会に不都合が生じると、孔子に帰れ!みたいなことが唱えられる。そんな人でも、この本は、孔子の思想全部を否定しているわけではないので(孔子の出自・言行の矛盾と弟子たちのペテンを描いている)、面白く読めるだろう。

なお、中国を理解するのにも大事な本のようだ(p273)。

もちろん、この本の内容が本当かは、膨大な文献を読まないとだめなのだろうが、絶対視しがちな儒教を相対化させることが出来るいい本なので、星5つ。
27人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年7月14日に日本でレビュー済み
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このような視点、観点で書かれた儒教論、孔子伝は珍しくとても面白く読めました。ただ、あまりにも孔子とその弟子の集団、系譜に繋がる人々を、これでもかこれでもかと非難、攻撃するので、後半だんだんうんざりしてきて、最後は飛ばし読みに近くなってしまいました。著者のルサンチマンも感じざるを得ず、今、どんな風に考えているのか本人に一度インタビューしてみたいです。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年9月15日に日本でレビュー済み
孔子の惨めな生涯と天子にならんとする異様な執着、そしてこれを受け継ぎ二千五百年もの間、孔子を天子として祭り上げようとした儒学者たち。儒教は、その矛盾から生まれた特異な宗教であると説いた本である。ここに書かれた孔子の生涯はたしかに論語に全て書いてある。それでも信者たちは崇拝し、復讐の牙を磨いていたのである。やはり孔子は偉大なる聖人と言うほかない。
なお、個人的には康有為の「孔子改制考」の解説がコンパクトに書かれていることが有用だった。歴史の教科書レベルでは、康有為は単に近代化を推進した人物として取り上げられるだけで、また清末公羊学が近代合理主義的な学問のように書かれることが多く、そんなはずはないだろうという自分の感覚は当たっていたと確信が持てた。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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