国際関係を学んでいる大学生です。
とても分かりやすく体系的に書かれているので、高校生でも難なく読めるかと思います。
ただこのフィールドは移り変わりが激しく、本著が書かれてから新たに様々な動きがあったので、
最新の環境政治、というよりは、出発点/基礎を学ぶ、といったスタンスで読まれるといいかと思います。
改訂版が出ることを切実にねがって!
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環境政治入門 (平凡社新書 42) 新書 – 2000/5/1
松下 和夫
(著)
組織の透明性や産業界とのかかわり、国民性のちがいなどから日米の環境運動史を比較。環境外交に携わってきた著者が、地球の未来を守る政治のあり方を提言する。
- 本の長さ218ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2000/5/1
- ISBN-104582850421
- ISBN-13978-4582850420
商品の説明
メディア掲載レビューほか
環境政治入門
今日の環境問題は政治、経済、国際社会と強く結び付いているという問題意識のもと、日米両国の環境運動の変遷と政策を体系的に解説。米国と比較しつつ、日本の環境政治のあり方を提唱する。
今日の環境問題は政治、経済、国際社会と強く結び付いているという問題意識のもと、日米両国の環境運動の変遷と政策を体系的に解説。米国と比較しつつ、日本の環境政治のあり方を提唱する。
(日経エコロジー 2000/08/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2000/5/1)
- 発売日 : 2000/5/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 218ページ
- ISBN-10 : 4582850421
- ISBN-13 : 978-4582850420
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,116,176位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,122位平凡社新書
- - 1,850位環境・エコロジー (本)
- - 1,937位都市開発・都市問題 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年12月30日に日本でレビュー済み
環境保全が叫ばれる時代、政治は何をすべきかの提言も兼ねた概説書。
著者の経歴の関係からか、アメリカのエピソードが多い。
大学の教授が入門書として推薦していたのだが、既に内容が古くなってきている感がある。
著者の経歴の関係からか、アメリカのエピソードが多い。
大学の教授が入門書として推薦していたのだが、既に内容が古くなってきている感がある。
2009年5月20日に日本でレビュー済み
1948年に生まれ、米国留学、環境庁入庁、OECD勤務などの経験を持つ人物が、2000年に刊行した本。高度成長期の「特定地域で特定企業が出す廃棄物による産業公害を、国家が規制する」という環境問題のあり方は、最近「都市公害、自然保護、環境ホルモン、地球温暖化などの多様化・複雑化した問題(被害者と原因者の未分化、問題の広域化など)に関する意思決定に、国家、地方公共団体、企業、NGO、学会、国際機関、マスコミなどの多様な主体が、互いの役割を分担しつつ参加する」というあり方に変わりつつあり、それを著者は環境政治と呼ぶ。そのあり方の検討のために、著者はまず日米の環境政治史の流れを検討し、米国では環境政治民主化の制度インフラは整っているものの、自らのライフスタイルを見直す意識が乏しく、必ずしも環境改善実績が上がっていないこと、日本では省エネ技術は進んでいるが、情報公開や市民参加の遅れや、NGO活動を推進する社会的システムの未整備、経済的手段の活用不足が目立つこと等が、指摘されている。また地球規模での環境対策のためには、発展途上国の貧困対策との関連付けを考慮に入れる必要があり、そのためにもクリーン開発メカニズムなどを活用しつつ、環境安全保障システムを構築していく必要があるという。著者は最後に、ゼロ・エミッション構想、環境効率性、ライフサイクル・アセスメント、環境マネジメントシステムなどの、循環・共生型経済社会を目指す考え方を紹介し、筆をおく。このように本書では、著者の長年の経験に基づく具体的な提言が、歴史的に意義づけられつつ提示されている。環境問題にかかわる多様な主体の利害調整のための論点が整理されており、入門書としてお勧めできる。
2005年5月19日に日本でレビュー済み
是非第2版を出して欲しいとの期待も込めて、星1個減点します。
これから環境に関わろうとする行政、政治、NGO、企業の方にとって、歴史を振り返り、今後の課題を探るための必読書です。
環境庁立ち上げ時から政策立案の最前線に居られた著者は、法律、政治、経済など多角的な切り口で、環境政治の実像を見せてくれます。
日米の環境政治の違いを社会・文化の差から分析した第4章は必見です。どちらが良いというわけではなく、それぞれに長短があります。
本書が出てからも、環境教育、化学物質対策、地球温暖化対策、自然保護、循環型社会の関係で多くの新法が出ています。
国際政治の分野でも、本書で「開催予定」とされていた「リオ+10」は既に閉幕し、京都議定書も発効しました。
これらの動きも是非、著者の総合力で分析し、幅広く紹介してもらいたいものです。
これから環境に関わろうとする行政、政治、NGO、企業の方にとって、歴史を振り返り、今後の課題を探るための必読書です。
環境庁立ち上げ時から政策立案の最前線に居られた著者は、法律、政治、経済など多角的な切り口で、環境政治の実像を見せてくれます。
日米の環境政治の違いを社会・文化の差から分析した第4章は必見です。どちらが良いというわけではなく、それぞれに長短があります。
本書が出てからも、環境教育、化学物質対策、地球温暖化対策、自然保護、循環型社会の関係で多くの新法が出ています。
国際政治の分野でも、本書で「開催予定」とされていた「リオ+10」は既に閉幕し、京都議定書も発効しました。
これらの動きも是非、著者の総合力で分析し、幅広く紹介してもらいたいものです。
2004年4月25日に日本でレビュー済み
著者はNPOの研究で有名なジョンズ・ホプキンズ大学を卒業し、できたての環境庁に入庁。OECDや地球サミットな事務局などを経験するなど環境政治の裏も表も知り尽くしている筆者が、環境問題と政治、経済のかかわり、NPOとのパートナーシップなどを手がかりに、日米の環境問題とその取り組みの比較を行った野心的な著作。
環境問題は政治や経済の問題と切り離して考えることはできない、環境保護活動家にとって、活動のありかたを考える上で大事な発見がたくさんあることだろう。
環境問題は政治や経済の問題と切り離して考えることはできない、環境保護活動家にとって、活動のありかたを考える上で大事な発見がたくさんあることだろう。