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戦後野球マンガ史: 手塚治虫のいない風景 (平凡社新書 154) 新書 – 2002/9/1
米沢 嘉博
(著)
- 本の長さ230ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2002/9/1
- ISBN-104582851541
- ISBN-13978-4582851540
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登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2002/9/1)
- 発売日 : 2002/9/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 230ページ
- ISBN-10 : 4582851541
- ISBN-13 : 978-4582851540
- Amazon 売れ筋ランキング: - 869,909位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 891位平凡社新書
- - 1,048位コミック・アニメ研究
- - 16,415位社会学概論
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2003年1月14日に日本でレビュー済み
野球マンガは世界に誇っていい日本の文化である。私自身、幼い頃から夢中になって野球マンガを読んでいた。この本は野球マンガについて書かれた最初の本であろう。ぜひ読んで欲しい。
2008年12月4日に日本でレビュー済み
野球漫画レヴューとしては、かなり細かいトコロを突いてます。戦後〜70年代までは、とくに細かいです。巨人の星の解説は詳細をきわめています。
しかし、80年代後半以降の作品、及び、その受け入れられ方に関しては、リサーチ不足を感じます。『かっとばせ!キヨハラくん』『ミラクルジャイアンツ・童夢くん』が完全スルーってどういうこと??この二つは、当時の小学生男子児童なら誰でも知ってた人気作。とくに前者は、プロ野球情報の入手手段の一つでした。
また、90年代以降の野球の、サッカーとの対比論がありきたりすぎます。
良くも悪くも、50代以上の野球ファンの考え方がよく出てます。
しかし、80年代後半以降の作品、及び、その受け入れられ方に関しては、リサーチ不足を感じます。『かっとばせ!キヨハラくん』『ミラクルジャイアンツ・童夢くん』が完全スルーってどういうこと??この二つは、当時の小学生男子児童なら誰でも知ってた人気作。とくに前者は、プロ野球情報の入手手段の一つでした。
また、90年代以降の野球の、サッカーとの対比論がありきたりすぎます。
良くも悪くも、50代以上の野球ファンの考え方がよく出てます。
2011年1月15日に日本でレビュー済み
「戦後まもなくから、今に至るまで少年たちを魅了し続けてきた野球マンガ、その歴史を
たどる試みは、少年と野球、少年とマンガの関係を探り、整理することでもあった。……
週刊誌以前の作品、貸本マンガ、少年マンガ、青年マンガまで目配りした上で、それでも
野球マンガが「少年」のマンガであったことを確認したかったといってもよい」。
単に野球マンガの歴史を知るということについて言えば、多少の違和感を覚える読者の
方もあるいはあるかもしれない。というのも、筆者が多分に念頭に置いていたのは、
野球、あるいは野球マンガの向こうに見える戦後日本史の叙述だったに違いないから。
戦前からの日本における野球事情から、GHQ下における占領政策との関連への言及に
してもそう、長嶋の到来によるプロ野球人気の向上とマンガとの連動にしてもそう、
江口寿史 が表現していた「『今』であり続けようとするライフスタイルと、従来の野球
マンガの間にあるギャップ」にしてもそう、もはや国民的なヒーローが成立し得ない
時代と各マンガのストーリー展開の変化にしてもそう。
要は、ニューアカ、サブカル系の手法の典型といったところか。
ただしそれゆえにこそ、筆者の主観的な議論の誘導には疑問を抱いてしまう。
確かに80-90年代は『 キャプテン翼 』や『 SLAM DUNK 』といったメガヒット・マンガを
有したとはいえ、「子供たちの間でスポーツといえば、サッカーとバスケットボールが
定番になりつつあった」ことなど、競技者人口のデータを見る限りは観察されないし、
「野球のマイナースポーツ化」というよりは情報化社会が、あらゆるジャンルにおいて、
「メジャー」たり得るコンテンツを不可能にしたとの分析の方が妥当だと思う。
「巨人・大鵬・卵焼き」なんて、情報弱者ゆえの画一性の最たるもの。
ただ、野球マンガにおけるストーリー文法の展開とその成熟=飽和を辿る議論の運びに
関してはかなりの部分で説得力を感じたし、50-70年代の野球マンガ史描写において
少なくとも私は類書を知らない。
引っかかる点は数知れずではあるが、一応の完成度にはある一冊。
たどる試みは、少年と野球、少年とマンガの関係を探り、整理することでもあった。……
週刊誌以前の作品、貸本マンガ、少年マンガ、青年マンガまで目配りした上で、それでも
野球マンガが「少年」のマンガであったことを確認したかったといってもよい」。
単に野球マンガの歴史を知るということについて言えば、多少の違和感を覚える読者の
方もあるいはあるかもしれない。というのも、筆者が多分に念頭に置いていたのは、
野球、あるいは野球マンガの向こうに見える戦後日本史の叙述だったに違いないから。
戦前からの日本における野球事情から、GHQ下における占領政策との関連への言及に
してもそう、長嶋の到来によるプロ野球人気の向上とマンガとの連動にしてもそう、
江口寿史 が表現していた「『今』であり続けようとするライフスタイルと、従来の野球
マンガの間にあるギャップ」にしてもそう、もはや国民的なヒーローが成立し得ない
時代と各マンガのストーリー展開の変化にしてもそう。
要は、ニューアカ、サブカル系の手法の典型といったところか。
ただしそれゆえにこそ、筆者の主観的な議論の誘導には疑問を抱いてしまう。
確かに80-90年代は『 キャプテン翼 』や『 SLAM DUNK 』といったメガヒット・マンガを
有したとはいえ、「子供たちの間でスポーツといえば、サッカーとバスケットボールが
定番になりつつあった」ことなど、競技者人口のデータを見る限りは観察されないし、
「野球のマイナースポーツ化」というよりは情報化社会が、あらゆるジャンルにおいて、
「メジャー」たり得るコンテンツを不可能にしたとの分析の方が妥当だと思う。
「巨人・大鵬・卵焼き」なんて、情報弱者ゆえの画一性の最たるもの。
ただ、野球マンガにおけるストーリー文法の展開とその成熟=飽和を辿る議論の運びに
関してはかなりの部分で説得力を感じたし、50-70年代の野球マンガ史描写において
少なくとも私は類書を知らない。
引っかかる点は数知れずではあるが、一応の完成度にはある一冊。