農林水産業を親から継ぐのではなく,新たに自分の意思で選び取る人の成功例が語られています。
要点は「都市で追求されているビジネスの手法(マーケティング・生産管理)を活かして,人口密度が低く人間関係の濃厚な「田舎」でも,いきいきと仕事をしましょう。根性使って,盲点を突いて。」ということにつきます。
人を元気にさせる本だと思います。
「田舎」に関わる役人の人は,発想の転換にいい本でしょう。
田舎礼賛でも田舎蔑視でもない視線が,いいなと感じます。
ただ一点。
起業という言葉はうまくいけばお金ががっぽりという印象ですが,
田舎でどかんとお金儲けはできない事実が一部の読者の期待に背いてしまうかもしれません。
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田舎で起業! (平凡社新書) 新書 – 2004/2/19
田中 淳夫
(著)
- 本の長さ206ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2004/2/19
- ISBN-104582852157
- ISBN-13978-4582852158
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登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2004/2/19)
- 発売日 : 2004/2/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 206ページ
- ISBN-10 : 4582852157
- ISBN-13 : 978-4582852158
- Amazon 売れ筋ランキング: - 640,320位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 499位転職よみもの
- - 643位平凡社新書
- - 39,601位投資・金融・会社経営 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2010年11月30日に日本でレビュー済み
初っぱなから厳しい話が続く。うまくいかない例が続く。
田舎というと素人が最初に思い浮かべるであろう、無農薬有機野菜栽培の難しさが論理的に説明される。
次に産地直送の通信販売の難しさが綴られる。
山の仕事も大変だそうだ。「工房を作って!」と思いをはせる人にも冷や水を浴びせる。
うーーーん。厳しい現実。
と、この書評をここまで読んだ人には、「なんだ、それでは『田舎で起業!』じゃないじゃないか!」と思うだろう。
しかしそうではないのだ。そうでないことは読んでみれば分かるのだ。
著者である田中淳夫さんは森林ジャーナリストだそうだが、それを越えて、田舎で起業した人や田舎を愛しているのだ。
だから厳しいことを言っていても、ちっともいやな気分にならない。
ならないどころか、当たり前のこととして受け容れられる。
そうだ、そんなかんたんに起業が成功するはずがないのだから。
(一般的に起業の成功率は2割。つまり8割の人は失敗するのだから)
なまなかな気持ちでは起業してはいけない。
でも、田舎で起業するのは楽しい。
そういうことがよく分かる本だ。ぼくもUターンしたくなった!
田舎というと素人が最初に思い浮かべるであろう、無農薬有機野菜栽培の難しさが論理的に説明される。
次に産地直送の通信販売の難しさが綴られる。
山の仕事も大変だそうだ。「工房を作って!」と思いをはせる人にも冷や水を浴びせる。
うーーーん。厳しい現実。
と、この書評をここまで読んだ人には、「なんだ、それでは『田舎で起業!』じゃないじゃないか!」と思うだろう。
しかしそうではないのだ。そうでないことは読んでみれば分かるのだ。
著者である田中淳夫さんは森林ジャーナリストだそうだが、それを越えて、田舎で起業した人や田舎を愛しているのだ。
だから厳しいことを言っていても、ちっともいやな気分にならない。
ならないどころか、当たり前のこととして受け容れられる。
そうだ、そんなかんたんに起業が成功するはずがないのだから。
(一般的に起業の成功率は2割。つまり8割の人は失敗するのだから)
なまなかな気持ちでは起業してはいけない。
でも、田舎で起業するのは楽しい。
そういうことがよく分かる本だ。ぼくもUターンしたくなった!
2004年3月20日に日本でレビュー済み
田舎暮らしやスローライフが注目されており、Uターン・Iターンや帰農する人が増えている。 本書では、田舎において新たなビジネスを立ち上げたり、成功させたりしている方々への取材を通じて、田舎での起業の成功要因や失敗要因を明らかにしているとともに、田舎で暮らそうとする場合の基本的な姿勢や迎える側の田舎の人の気持ちなども書かれている。
田舎で起業することの「可能性」と「ハードル」の両方について、どちらにも偏ることなく書かれている点が非常に信頼できると感じました。
田舎で起業を考えている人だけでなく、Uターン・Iターンをお考えの方、帰農をお考えの方、漠然とスローライフに憧れる方にもオススメします。 むしろ「田舎の人」にもオススメします。
田舎で起業することの「可能性」と「ハードル」の両方について、どちらにも偏ることなく書かれている点が非常に信頼できると感じました。
田舎で起業を考えている人だけでなく、Uターン・Iターンをお考えの方、帰農をお考えの方、漠然とスローライフに憧れる方にもオススメします。 むしろ「田舎の人」にもオススメします。
2005年5月7日に日本でレビュー済み
田舎で何かやろうとする方には、是非、これまでに足りなかったもの
を供給してほしい。
農業をやろうとか、地場産業をやろうとかいう方には
特に消費地である大都市での顧客マーケティングの概念を
正しく伝えてほしい。
これまで田舎は全て「勘ピューター」を使っていて
「コンピューター」を使っていなかった。
だが、これでは勝負にならないことは明白だ。
本書はそうした点も間接的に伝えてくれているが、
個人的にはもっと強烈にアピールしてほしい。
を供給してほしい。
農業をやろうとか、地場産業をやろうとかいう方には
特に消費地である大都市での顧客マーケティングの概念を
正しく伝えてほしい。
これまで田舎は全て「勘ピューター」を使っていて
「コンピューター」を使っていなかった。
だが、これでは勝負にならないことは明白だ。
本書はそうした点も間接的に伝えてくれているが、
個人的にはもっと強烈にアピールしてほしい。
2004年3月21日に日本でレビュー済み
田舎で起業。というタイトルですが、田舎といわず都市部以外の地方で、
町おこし、村おこし、ふるさと作りなどを考えている人には
とても有効な本です。
町おこし、村おこし、ふるさと作りなどを考えている人には
とても有効な本です。