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古本通 市場・探索・蔵書の魅力 (平凡社新書 318) 新書 – 2006/4/11
樽見 博
(著)
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2006/4/11
- ISBN-104582853188
- ISBN-13978-4582853186
登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2006/4/11)
- 発売日 : 2006/4/11
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 4582853188
- ISBN-13 : 978-4582853186
- Amazon 売れ筋ランキング: - 439,238位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古書とはなにかという根本的な事柄が非常にわかりやすく書いてあります。
2006年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古本が好きという人間は昨今を問わず存在する。
また古本屋を利用する人間には何種類か存在する。ひとつは本のコレクター。本自体の蒐集かである。
そしてもうひとつはその本を必要としている人。
昨今の新刊本の氾濫。本の短命化などにより、本の流通についても変わりつつあるのかもしれないが、本書を読むと古本市場というものの大切さや面白さが伝わってくる。
古本に今一段と興味が湧いてくる一冊。
また古本屋を利用する人間には何種類か存在する。ひとつは本のコレクター。本自体の蒐集かである。
そしてもうひとつはその本を必要としている人。
昨今の新刊本の氾濫。本の短命化などにより、本の流通についても変わりつつあるのかもしれないが、本書を読むと古本市場というものの大切さや面白さが伝わってくる。
古本に今一段と興味が湧いてくる一冊。
2006年6月4日に日本でレビュー済み
古書業界の裏のウラまで知り尽くした著者。必然的に登場する蔵書家・コレクターもメガトン・ヘヴィー級。ノンポリ・軟弱読書人である小生はひたすら圧倒されるばかり。まだまだ本への愛情が足らないなあ・・・。
ピックアップされている稀こう本もディープな本好きでないと有難みすらわからないかも・・・な古本ワンダー本。
よりイージーに楽しめる古本業界本としては北尾トロさんが書いた「ヘンな本あります」シリーズがオススメ、です。
ピックアップされている稀こう本もディープな本好きでないと有難みすらわからないかも・・・な古本ワンダー本。
よりイージーに楽しめる古本業界本としては北尾トロさんが書いた「ヘンな本あります」シリーズがオススメ、です。
2011年11月12日に日本でレビュー済み
私は古書大好き人間です。部屋の中も、廊下も階段も古本だらけです。したがって平凡社新書の「古本通」という題名の古本をブックオフで見つけたときは即購入しました。しかしながら全くの期待外れでがっかりしました。樽見氏の古本観と自分の古本観はどうも全然違うみたいです。まあまあ興味を持って読めたのは第一章「古書業界の仕組み」と第二章「古書価決定のシステム」ぐらい。後は読むべき価値のない内容でした。第六章P170の「蔵書は売ったり買ったりして徐々に質を高めていくことが大切である」と著者は主張しているが、これは骨董収集のコツです。古本は古本であり、骨董品とは違うと私は思う。新刊本はめちゃ高い。貧乏人はそんな贅沢なことはできない。古本でもいい本はいいのだ。本は新しけりゃいいものではない。安くて面白ければいいのである。そんな古本馬鹿へのオマージュを期待していた私が馬鹿であった。第四章「古本探索の楽しさ」など全く楽しさが伝わってこない文章です。和辻の「古寺巡礼」の写真は入江泰吉らしいですが、初めからではなかったらしいです。そのいきさつなどは煩瑣でわかりづらい内容である。和辻の感性と文章力を問題とするのはいいと思うが和辻が当時の国家権力と妥協したみたいな追求は古本探索と本来何の関係もない事と思う。
2006年6月13日に日本でレビュー済み
店頭かネットかを問わず古本探しの好きな人にとって,古本との付き合いを,より楽しくしてくれる一冊。
仕入れ方法における「店買い」と「宅買い」,それに「市場仕入れ」の違い,さらには,入札方法の実際について,知らない方はぜひ一読を。
また,値の張りそうな古本を安く買い集めて,古本屋に高く売る「セドリ」の存在が,市場の源流となったという話にも納得。全国チェーンの新古本屋の店内で,ネットで高く売れそうな本を携帯サイトをチェックしながら「仕入れる」若者の姿を連想してしまうのは私だけではあるまい。
著者が実際に出会った蔵書家を淡々と紹介する第5章がとくに印象的だったほか,脇村義太郎の『東西書肆街考』(岩波新書)や,奥本大三郎『虫のゐどころ』(新潮文庫)を読み直すきっかけを作ってくれたことにも感謝。
仕入れ方法における「店買い」と「宅買い」,それに「市場仕入れ」の違い,さらには,入札方法の実際について,知らない方はぜひ一読を。
また,値の張りそうな古本を安く買い集めて,古本屋に高く売る「セドリ」の存在が,市場の源流となったという話にも納得。全国チェーンの新古本屋の店内で,ネットで高く売れそうな本を携帯サイトをチェックしながら「仕入れる」若者の姿を連想してしまうのは私だけではあるまい。
著者が実際に出会った蔵書家を淡々と紹介する第5章がとくに印象的だったほか,脇村義太郎の『東西書肆街考』(岩波新書)や,奥本大三郎『虫のゐどころ』(新潮文庫)を読み直すきっかけを作ってくれたことにも感謝。
2016年8月28日に日本でレビュー済み
著者は雑誌『日本古書通信』の編集者。
本書は、古書業界の関係者という立場から、古書にまつわるシステムを紹介したもの。
古書の価格はどのように決まるのか、古書店の仕入れの場である交換会の実態、蔵書家が亡くなったときの買い入れ、古書目録の読み方など、一般人にはうかがいしれない世界が描かれており、たいへん興味深かった。
また、誰もが悩んでいる蔵書の整理や処分についても、いくつかの提案がなされており、私もそろそろ参考に必要を感じているだけに、いろいろ考えさせられた。
本書は、古書業界の関係者という立場から、古書にまつわるシステムを紹介したもの。
古書の価格はどのように決まるのか、古書店の仕入れの場である交換会の実態、蔵書家が亡くなったときの買い入れ、古書目録の読み方など、一般人にはうかがいしれない世界が描かれており、たいへん興味深かった。
また、誰もが悩んでいる蔵書の整理や処分についても、いくつかの提案がなされており、私もそろそろ参考に必要を感じているだけに、いろいろ考えさせられた。
2006年5月31日に日本でレビュー済み
この本の著者も書いているように、今「古本」がブームのようである。古本屋巡りの案内書も数多く出版され、ここが古本屋かと思えるような「おしゃれな」古本屋もできてきた。が、この本はそのような流行を追っているわけではない。あくまでも「古本とは何か」、「古本の価格はどうやって決まるのか」、「古本屋の仕事とはどのようなものか」、「古本を上手に売る方法」などを幅広く紹介してくれる。勿論、ある有名な古本屋の主人についての記述もあり、古本業界の奥深さを感じ畏敬の念にも似た感情を抱く件もある。ただ、あまりにバランスよく書かれているのでマニアックな読者には物足りないかもしれない。