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死体とご遺体 夫婦湯灌師と4000体の出会い (平凡社新書 319) 新書 – 2006/4/11

4.1 5つ星のうち4.1 20個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 平凡社 (2006/4/11)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/4/11
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 192ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4582853196
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4582853193
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 20個の評価

著者について

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熊田 紺也
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2013年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実際にご遺体をみてきた人にしか書けないものですね。家族の気持ちも考えてのお仕事。大変ですがとても大切な仕事だと思います。家族を亡くした者にとって遺体を丁寧に扱ってもらうことは本当にありがたいことです。救われる気がします。
2016年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
☆☆☆☆
ちょっとの空き時間に読み始めたのだけれど、面白くて一気読み終えてしまいました。でも、この“面白さ”は、内容にだけあるのではなくて、この経験を本にしようとした著者の姿にあるように感じています。
あきらかに、文筆家ではない、だから惹かれたのかもしれません。
経営していたCMプロダクションが倒産し、多額の借金を背負った後、シルバー入浴サービスを経験し、その後に湯灌ビジネスを立ち上げ、その仕事のなかで、様々な経験を積みながら、湯灌師としての奥深さを極めていきます。
そのあまり知られていない“湯灌”という仕事の世界の描写がこの本の音白さの主役だとしたら、この本の著者 熊田紺也氏の人間味がでている記述項目やその視点が、それをより盛り立てています。

それは、第5章の文章の自分の家族や友人、そして自分自身の行く末を語る文章によく表れています。
『CM政策の時代に自分がしゃべっていた言葉は、本当に本物の本音だったのだろうかと考えることがある。』
『十年間の湯灌サービスの経験は、私の腕に、腰に、背骨に、ずっしりとした手応えを残している。その手応えは、私を素直にものを言う人間にした。いま私が口にしている言葉は、昔に比べ、てらいというものがまったくない。』
『どう表現すればいいのだろうか、おれは底の底から、地べたから見ているんだ、その上でしゃべっているんだ。そんな実感があるのだ。』
★『そうして、近頃の私は、街の雑踏を歩いていたりして、「いまのおれは掛け値なしの人間なんだぜ、どうだ、ざまあみろ」などと不意に思ったりする』

こういう言葉が湧きでてくる人がした体験だから湯灌という仕事を極められ、この本も読み物として成立するんだなぁと感じた本です。(素晴らしい料理も、その器がその良さを伝えてくれるのと同じ。)
2016/07/21
2013年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すべての人が行きつく姿が死体です。
それは怖いものでも、忌み嫌うものでもないはず。
人間の最後の姿を美しく整える仕事に携わってきた作者の言葉は鮮烈でやさしい。
自分も当たりまえのように死体というものに恐れをもっていたが、この本を読んだことで恐れが消えました。
生と死をリアルに感じることができる作品です。
ただ、ご遺体に対する表現に、職業的な心遣いが強すぎて、いくぶんの物足りなさが残ります。
2009年3月6日に日本でレビュー済み
まだ映画「おくりびと」を見ていないのに、
これで関連書籍3冊目。

もっくんが、インタビューなどで、
『納棺夫日記』とならび、
この本を読んで、その世界にはまることに
なったという。

最初に読んだ、さそうあきら『おくりびと』が、
映画のマンガ化だとしたら、
『納棺夫日記』は原作、
この『死体とご遺体』は、
映画にとっては原作を補う、
といった位置づけになるだろうか。

わけあって、
実入りのよい仕事をしなければならなくなった
著者が、たまたま選んだ仕事が「湯灌師」。
とにかく、亡くなった方を、
丁寧に弔うことが、そのまま、
生きている人間に対して丁寧に接することだ、
ということが、リアルに感じられてよかった。

軽めの筆致ながら、
残るものは、ずしんとしたものだ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前、ご遺体を処置する仕事をしていました。
淡々と内容が語られていて、多くがウンウンと頷けるものでした。私たちは別の業者さんとお顔を合わせる機会はほとんどありませんので、どんな風に感じ、どんなことを考えているのかを覗かせてもらえた気持ちです。この仕事に誇りを持ち、ご遺体にたいして真面目に取り組むご様子や考え方に尊敬の気持ちを抱きました。この方のもとで、また働いてみたいな…というのが正直な感想です。他の方のレビューのように「おもしろいか」と問われると「うーん……」という感じでしょうか
2010年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
納棺師 湯灌やさんの仕事を拝見したことがある私です、それは身内の葬儀です、で
一事素晴らしい仕事、いや感動をさせられました。この本の著者は長年の自分の苦労を話されているが、内容的には・・・ただこの湯灌という感動は広めてほしい。
2006年6月21日に日本でレビュー済み
大手でも湯灌サービスの仕事を募集してもなかなか就く人が居ないと、

著者が本の最期で書かれているが、

この仕事をこなすにはお金だけでは出来ないとこの本を読むと思わせる。

それは相手が死体だからではなく、一番難しいのは遺族が相手だからだ。

遺族の前で、遺族の心が納得して満足できる湯灌に導くことは

中途半端な気持ちでは、遺族の神経を逆なでして旨く出来ないと思う。

もちろん変死体にもプロとしての根性が必要だと思うし

その技術習得も技を必要とするのもこの本で知れる。

ただ、このご夫婦が信用を築いていけたのは、大切な家族を失った遺族を

この湯灌で慰める才能があったように感じてしまう。

このご夫婦はもちろん、これからの湯灌サービスを目指す人にも

社会からの偏見を拭うことも先決に思った。

この仕事がいかに大切な仕事かをより多くの人に知ってもらうためにも

沢山の人に読んでもらいたい。
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
普段読むジャンルの本ではないのだが、日経ビジネスの書評欄で取り上げられていたので読んでみた。現役の湯灌師が自らの湯灌家業と、湯灌家業を続けながら考える死生観を書いている。「湯灌」とは、人が亡くなったときに最後に洗い清め、葬式に向けて身支度をする行事のことであるが、僕自身が湯灌という慣習とは縁なく来ているためか、葬儀屋のほかに湯灌師という職業があることすら知らなかった。この本を読んで、いわば人間の静脈産業たる職業について初めてきちんとした理解を得ることができた。現代資本主義においては何でもそうだが、誕生するときは尊いものとして扱われる一方で、死ぬときはなるべく人目に触れぬようにひっそりと処理される。一昔前までは生死とも同等の価値を持つものとして扱われきたはずで、それが変質したのはいつ頃からなのだろうか。昨今の子供による殺人事件の多発などを見るに、「死」という事象が軽薄化してしまっているのは、このような死の儀式すらマニュアルに沿って処理されるようになっていることと無縁ではあるまい。残念ながら、ではどうすればよいかというよい処方箋が思いつくわけではないが、せめて自分が死んだときには、筆者のような湯灌師によって心を込めて最後の身支度をしてもらいたいと思った。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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