読んでいて楽しい鉄道エッセイ。
「駅」を中心にということだが、それにあまりこだわっているふうでもなく、ごく普通の紀行文と言っていいだろう(特に後半は)。
文章自体も多少辛口のところがあったりもするが、奇をてらうわけでもなく、ごく王道のつくりだ。
ただし、内容に一貫性や網羅性があるわけでもないので、
「本当にユニークな駅のことを知りたい!」
と言う人には物足りないだろう。
また、出てくるネタ自体はそれほどのマニアでなくても知っているものばかりだし、取り上げられる地域の選択基準もいまいちわからない。
本文には、「自分の前の作品ではこれも取り上げている」というような記述が目立ち、著者の一連の著作の続きモノとして位置づけられているようだった。
でも、できれば本書は「駅」にこだわった作品として、一冊で一貫性を持たせた内容にしてほしかった気がする。
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新書374駅を楽しむ! テツ道の旅 (平凡社新書 374) 新書 – 2007/5/10
野田 隆
(著)
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ごめん駅でごめん。とっても寒い駅わっさむ。
鬼太郎駅にねずみ男駅。
JR最南端の西大山からさいはての駅稚内まで......。
「テツ」目線で駅を観察すれば、
鉄道旅行がますます楽しい!
にっぽん全国、列車に乗って「駅」めぐり!
あなたの知っている駅はいくつある?
※本書の内容は2007年4月1日時点のデータに基づいています。
鬼太郎駅にねずみ男駅。
JR最南端の西大山からさいはての駅稚内まで......。
「テツ」目線で駅を観察すれば、
鉄道旅行がますます楽しい!
にっぽん全国、列車に乗って「駅」めぐり!
あなたの知っている駅はいくつある?
※本書の内容は2007年4月1日時点のデータに基づいています。
- 本の長さ237ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2007/5/10
- ISBN-104582853749
- ISBN-13978-4582853742
登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2007/5/10)
- 発売日 : 2007/5/10
- 言語 : 日本語
- 新書 : 237ページ
- ISBN-10 : 4582853749
- ISBN-13 : 978-4582853742
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上位レビュー、対象国: 日本
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2007年7月22日に日本でレビュー済み
2008年9月29日に日本でレビュー済み
野田氏が平凡社新書で書き継いでいるシリーズ第4弾。
今回は、日本の鉄道の「駅」に焦点を当てている。
前半は特徴ある駅を訪ねてまわるというもの。新橋、東京、上野という東京のターミナル駅、日本最古の駅、トンネルの中にある駅、映画に登場する駅、各地の終着駅など。純粋に面白く読むことが出来た。
後半は鉄道の旅。一畑電車・境港線、ごめん・なはり線、銚子電鉄など。各路線の特色が手際よく紹介されており、訪れてみたくなる。
どの本もそうなのだが、野田氏は文章がいまいちなのが残念。読んでいて味気ない。
今回は、日本の鉄道の「駅」に焦点を当てている。
前半は特徴ある駅を訪ねてまわるというもの。新橋、東京、上野という東京のターミナル駅、日本最古の駅、トンネルの中にある駅、映画に登場する駅、各地の終着駅など。純粋に面白く読むことが出来た。
後半は鉄道の旅。一畑電車・境港線、ごめん・なはり線、銚子電鉄など。各路線の特色が手際よく紹介されており、訪れてみたくなる。
どの本もそうなのだが、野田氏は文章がいまいちなのが残念。読んでいて味気ない。
2007年5月26日に日本でレビュー済み
「日本で最も●の駅」にどれだけの人が興味を持っているかわからない。ターミナル、終着駅にどれだけの人が興味があるかもわからない。映画やテレビに出た駅なら少しは興味があるかも。この本はとにかくそんなちょっと変わった駅へひたすら旅して回るという、一風変わった企画。最●端や鉄道が好きな自分には、つぼにはまる本だった。本書の発行で、自分と同じ関心を持つ人って意外といるんだなというのも実感。本書を読むと、最南端とか、終着駅は、普通の駅とは違うんだあ、というのを感じる。印象に残ったのは、京成金町と和田岬。京成金町は、2階建てのビルでnovaとampmに挟まれ、つつましく同居している写真を見ると、かわいそうに思えた。そして、兵庫和田岬は日中8時間も電車が来ない。終着駅はどこも、どんづまりの哀感に溢れている、そう思った。
ほかに、東京のターミナルめぐり(西洋っぽく、行き止まりのホームがずらっと並んでる方が風格があるそうだ。そういう意味で、上野駅、浅草駅、東急東横渋谷駅を高く評価。これには同感)、やなせたかしキャラで埋め尽くされたごめん・なはり線めぐり、銚子電鉄めぐりは旅情溢れていた。また、枕崎指宿線はJR最南端を持つ路線だが、この搭乗記も各駅の実感を感じさせた。
記述は随筆チックで読みやすい。2時間もかからず読めてしまえる。ただ、写真が少ないのが残念。和田岬の写真なんかは見たかったな。あと、定番ながら、鶴見線もやってほしかったな〜。でも、本書で駅の最南端最北端を読めたのは大きな収穫だった。
なお、p134で、日本一長い駅名だった一畑電鉄の「ルイス・C・ティファニー庭園美術館前」駅の記述で、同美術館が閉館したことに触れ、「日本一長い駅名をそう簡単に返上するのも癪なのか、一畑電鉄は当分そのままの駅名を使用すると発表した」としているが、これは誤りで、同駅は2007年5月21日に「松江イングリッシュガーデン駅」に改称し、日本一長い駅名を返上している。改称は、あとがき執筆の時点ですでに決まっていたことだが、なぜ訂正しなかったのかわからない。鉄道ファンはうるさい。正確さが求められたという点でちょっと減点。
ほかに、東京のターミナルめぐり(西洋っぽく、行き止まりのホームがずらっと並んでる方が風格があるそうだ。そういう意味で、上野駅、浅草駅、東急東横渋谷駅を高く評価。これには同感)、やなせたかしキャラで埋め尽くされたごめん・なはり線めぐり、銚子電鉄めぐりは旅情溢れていた。また、枕崎指宿線はJR最南端を持つ路線だが、この搭乗記も各駅の実感を感じさせた。
記述は随筆チックで読みやすい。2時間もかからず読めてしまえる。ただ、写真が少ないのが残念。和田岬の写真なんかは見たかったな。あと、定番ながら、鶴見線もやってほしかったな〜。でも、本書で駅の最南端最北端を読めたのは大きな収穫だった。
なお、p134で、日本一長い駅名だった一畑電鉄の「ルイス・C・ティファニー庭園美術館前」駅の記述で、同美術館が閉館したことに触れ、「日本一長い駅名をそう簡単に返上するのも癪なのか、一畑電鉄は当分そのままの駅名を使用すると発表した」としているが、これは誤りで、同駅は2007年5月21日に「松江イングリッシュガーデン駅」に改称し、日本一長い駅名を返上している。改称は、あとがき執筆の時点ですでに決まっていたことだが、なぜ訂正しなかったのかわからない。鉄道ファンはうるさい。正確さが求められたという点でちょっと減点。