古今東西のキノコに関わる物語を
その深さのレベルまで親切に付けて
披露してくれるオムニバス短編集。
キノコという存在からして既に神秘的だが、
めいめいの物語はもっと幻想的であり、
目を通しているだけで
毒キノコでも食べたようなめまいを覚えた。
私自身キノコが特段好きなわけではないが、
それを差し引いても一読の価値はあり。
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きのこ文学大全 (平凡社新書 447) 新書 – 2008/12/1
飯沢 耕太郎
(著)
- 本の長さ319ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2008/12/1
- ISBN-104582854478
- ISBN-13978-4582854473
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登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2008/12/1)
- 発売日 : 2008/12/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 319ページ
- ISBN-10 : 4582854478
- ISBN-13 : 978-4582854473
- Amazon 売れ筋ランキング: - 279,630位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔からきのこ好きだった私にぴったりの本でした。ツボです。気が向いたところから読めるのも良いです。
2019年4月4日に日本でレビュー済み
キノコについての文学、エッセイ、漫画、音楽、映画などを集めて紹介したものである。
古今東西ありとあらゆるところから集められており、圧巻。
とりあげられているのは、赤瀬川原平「赤坂のマツタケ」、H・G・ウェルズ「赤むらさきのキノコ」、坂田靖子「キノコのベターライフ」、ブライアン・オールディス『地球の長い午後』に登場する未来のアミガサタケ、南木佳士「神かくし」のキノコ狩りのシーン、チェコの現代音楽のハレクの「きのこの歌」、映画『マタンゴ』、南方熊楠の菌類図譜など百点以上。
キノコ好きにはたまらない。
古今東西ありとあらゆるところから集められており、圧巻。
とりあげられているのは、赤瀬川原平「赤坂のマツタケ」、H・G・ウェルズ「赤むらさきのキノコ」、坂田靖子「キノコのベターライフ」、ブライアン・オールディス『地球の長い午後』に登場する未来のアミガサタケ、南木佳士「神かくし」のキノコ狩りのシーン、チェコの現代音楽のハレクの「きのこの歌」、映画『マタンゴ』、南方熊楠の菌類図譜など百点以上。
キノコ好きにはたまらない。
2009年3月22日に日本でレビュー済み
小説や随筆はもちろん、俳句、演劇、漫画から音楽や映画にいたるまで、有名無名を問わず古今東西から集められたキノコ文学目録。あいうえお順にならべられた作品の数は100をゆうに越え、まさしく物好きの仕業と言ってよい。
キノコの特質はその「中間性」にあると著者は言う。植物ではなく動物でもない、生態系で生と死を仲立ちする、さらには生(性)と死を象徴する等等……分類も時代も洋の東西もゴチャゴチャになったこの一大目録は、その中間性をおおいに体現しているように感じる。
奥深い森の中でひとりでキノコ狩りするような微妙な感触……なんだかクラクラしてくんな、この本読んでっと。毒にでも当たったか……
キノコの特質はその「中間性」にあると著者は言う。植物ではなく動物でもない、生態系で生と死を仲立ちする、さらには生(性)と死を象徴する等等……分類も時代も洋の東西もゴチャゴチャになったこの一大目録は、その中間性をおおいに体現しているように感じる。
奥深い森の中でひとりでキノコ狩りするような微妙な感触……なんだかクラクラしてくんな、この本読んでっと。毒にでも当たったか……
2010年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
きのこが出てくる小説、漫画などを抜粋したユニークなアンソロジー本。きのこが出てくる物語は、不思議とというか、やっぱり、幻想的なものが多く、好きな小説を、改めて「きのこ」を意識して読む楽しみもあります。
「きのこ」をテーマにこれだけ、しっかり活字物を集めた本ってないと思います。
「きのこ」をテーマにこれだけ、しっかり活字物を集めた本ってないと思います。
2010年11月18日に日本でレビュー済み
あと、
きのこのほん [単行本(ソフトカバー)]
鈴木安一郎(すずき やすいちろう) (著)
も、いいです。
森林の樹木は同じ種も違う種も全てが菌根を通じて、菌類の菌糸でつながっている、という話など。
きのこのほん [単行本(ソフトカバー)]
鈴木安一郎(すずき やすいちろう) (著)
も、いいです。
森林の樹木は同じ種も違う種も全てが菌根を通じて、菌類の菌糸でつながっている、という話など。