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バフチン (平凡社新書) 新書 – 2011/12/16

3.4 5つ星のうち3.4 9個の評価

文学論で著名なバフチンだが、哲学、言語学、記号論等々をまたぐ領域横断的な知のあり方が本領。その巨大な全体像を描く入門書。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 平凡社 (2011/12/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/12/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 255ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4582856187
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4582856187
  • カスタマーレビュー:
    3.4 5つ星のうち3.4 9個の評価

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桑野 隆
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カスタマーレビュー

星5つ中3.4つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2019年3月19日に日本でレビュー済み
大半はバフチンの評伝的な記述で占められ、『ドストエフスキーの創作の問題』や『ドストエフスキーの詩学』で展開したドストエフスキー文学におけるポリフォニー論(多声論)に関する説明は少ない。これを期待する人は著者の別な専門的な論考を参照するしかない。今まであまり知られていなかった若い頃のバフチンと彼を中心とするサークルのメンバーの中には、ロシアの前衛ピアニストイリヤ・ユージナがいた。彼女のCDを聴いたが、アーバンギャルドな演奏である。
この評伝からバフチンの生涯に関する知られざる一面を知り、主要著作を読むことは参考になるに違いない。お勧めの一冊だ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
バフチンの思想を学びたいと思い、新書ということもあり概要が書いてあるものと思いました。
しかし内容はバフチンの生い立ちやバフチンを取り巻いていた社会背景だったのでもともとの
目的は満たされませんでした。そのため勝手ですが星少なめです。ただ、思想以前の社会情勢
やバフチンという人物そのものについて知りたい方にはいいのではないのでしょうか。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年2月28日に日本でレビュー済み
バフチンは活力に満ちあふれ、躍動感がありました。 顔の表情にも驚かされました。 たえず変わっていくのです。 皮肉っぽかったり、 厳しく非難していたり、 親近感をあらわしていたり、 憤慨していたり、 沈思していたり、 腹立てていたり。 バフチンは舞台に立ってるみたいに大声で、はっきりと、感情をこめて話すのが好きやったわ。 何について話してもいつもあらゆることに自説を持っていた。 ドイツ語、英語、ギリシャ語でかなりのパラグラフを楽々と暗唱しとったで。 バフチンの講義は目に見えへん相手との一種の対話みたいに思えるときもあったよ。 「どんな本も誰かに反論しとんのや」と語ったときもあったなあ。 すなわち、本にかかれとることすべてを鵜呑みにするんやないでゆうこっちゃ p166より 引用文のオモロい本はそれだけでも大成功 それにしても1947年生まれは豊作すぎるぜ

猫と犬はまったく異なる生き物である。猫は秘密をかかえているが、犬にはそれがない バフチン1973
約15時間前
返信・詳細

世界には、最終的なことはまだ何ひとつ起こっておらず、世界の最終的な言葉、世界についての最終的な言葉はいまだ語られていない。世界は開かれていて自由である。いっさいはまだこれからや、つねに前方にある バフチン
約30秒前

世界史のドラマのあらゆる動きは、笑う民衆のコロス(コーラス、合唱団)の前で展開した。このコロスを聞かんかったらドラマ全体は理解でけへんで バフチン
約16時間前


心に染み入る言葉、つまり相手の内的対話のなかに自信をもって能動的に介入し、その他者が自分自身の声に気づくのを手伝うことば バフチン
1日前

人間に関して、そいつに対話的に向けられへんまま・他人の口からしゃべられる真実=本人不在の真実は、 もし それがそいつのいっちゃん神聖な部
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年5月26日に日本でレビュー済み
70 歳をこえるころまで鉄のカーテンのむこうにいたバフチンはクリステヴァに発見され西側で知られるようになったという. 著者はロシア内に秘められていたバフチンの若い時代からたどっていく. そして,クリステヴァが注目した 「ポリフォニー」 の概念や,それを論じたドストエフスキー論をはじめとするバフチンの主要な議論を紹介している. 新書というかぎられたスペースのなかで,よく,バフチンそのひとからその思想まで,全体像をみせてくれている.
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年6月15日に日本でレビュー済み
バフチン・サークルとは、20世紀初頭のペテルブルクにおけるごく親しい友人たちによって形成された知識人集団です。

わたしは、マリア・ユージナを中心にした、音楽世界の彩る美しさに魅了されています。

まず音楽が好きです。次に文学です。文学の分析は最後です。そのいずれについても、この人々からは多くを学ぶことができます。

著者は、長年にわたるバフチンを含むロシアの人々の研究を、この新書版の出版物の中に自由に盛り込んでいます。

わたしは、氏の手になる翻訳書でも、研究書でも、読む本どれからもずいぶんと勉強させていただきました。

おしかりを承知で、氏によるバフチンの『ドストエフスキイ論』(1963年)からの引用を孫引きいたします。

「世界には、最終的なことはまだ何ひとつ起こっておらず、世界の最終的な言葉、世界についての最終的な言葉はいまだ語られていない。世界は開かれていて自由である。いっさいはまだこれからであり、つねに前方にある。」

教育行為一般の大きな目標にもなりえる言葉だと思います。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年2月3日に日本でレビュー済み
一冊の新書の中に、人生と研究をバランスよくぱっくしてくれている秀作。
評者は山口昌男氏の議論から、バフチンに興味がわき、たまたま検索で引っかかった本書を手にとった。

本書は、彼のオーソドクスな評伝というよりかは、思想や議論の紹介がメイン。
それでも、随所に挿入される彼の人生航路が非常に効果的。
あぁ、こうした人生が議論の中身にもつうじているんだなぁ、と読者に納得させる構成になっている。

アレント「暗い時代の人びと」も本書に言及されているとおり、多数の者が「一つ」にならず、議論を「つづける」ことの意義に自覚的だったバフチン。

ソ連の強権下で僻地に飛ばされながらも、その後文筆を再開、ラブレーの作品における「笑い」の両価的意義を説きながら当局のワンマンを批判しようとするバフチン。

バランスよい記述で、決して長過ぎない分量ながらも、とにかく熱量の多い一冊に仕上がっている。
これは座右の一冊にいい。きっとそう思える作品。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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