ご主人と築かれた温かい家庭が彷彿と浮かんできました。生まれつきとても安定した、穏やかで賢い精神を持った方で、そういう人は自分も周りも幸せにする一生を送られるのだという一つの見本のように思います。貧しかった生家を助けるため、『在籍10年・玉の輿には乗らない』と決めて、決して好みではない芸能界ー松竹少女歌劇で精いっぱいの舞台を務められます。(この辺りは、ずっと後の生まれで不可能とはいえ、絶賛された優雅な舞を見たかったなぁと残念です。)運命に導かれ、よき伴侶・早稲田で活躍されていた天才バッター小島利男さんと結婚、計画通り引退されます。山あり川ありながら、ご主人との強い絆、立派に育った子孫、持ち前の懸命で賢明な心で内助の功を発揮され、盤石のファミリーを築かれました。もう一度結婚するなら同じ夫を選ぶといわれています。この辺もブレませんね。比較的短かった結婚生活の後は静かな晩年、短歌等趣味に没頭され、優れた作品を残されています。特に亡夫を偲ぶものには、思わず胸をつかれます。
今世は失敗でしたが(自分のことです)、来世は著者のようなレベルの人間に生まれ、間違いのない一生を送りたいものと、そういう意味でとても良いよすがになった本でした。
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小島利男と私: 都の西北と松竹少女歌劇 単行本 – 1994/10/1
小島 千鶴子
(著)
- 本の長さ190ページ
- 言語日本語
- 出版社ベースボール・マガジン社
- 発売日1994/10/1
- ISBN-104583031513
- ISBN-13978-4583031514
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
草創期のタイガースで四番打者の小島利男と、松竹少女歌劇団を代表する小倉みね子が恋に落ち結婚。妻の回想による名選手の夢と現実、そして妻の10年間の舞台生活の思い出。2人の真摯な生き方に胸を衝かれる感動の書。
登録情報
- 出版社 : ベースボール・マガジン社 (1994/10/1)
- 発売日 : 1994/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 190ページ
- ISBN-10 : 4583031513
- ISBN-13 : 978-4583031514
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,950,002位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,258位ノンフィクションのスポーツ
- - 39,724位スポーツ (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年9月24日に日本でレビュー済み
戦前の松竹歌劇団のスター女優で男装の麗人と言われた水の江滝子の相手役も勤めたことのある小倉みね子こと、結婚後の小島千鶴子さんが、当時の時代背景と当時の出来事の真実、そして、夫、小島利男さんの引退の本当の理由と華やかに見えたスター生活の裏側を正直であるが、下品にならない文体で書かれた、とてもいい本だと言えます。
彼女は結婚を機に引退され、以降は表舞台には出ることをされなかったようです。
時代を語るうえで有名な人ばかりに目が行きがちですが、退いた方の心境が見ることができる本だと思います。
彼女は結婚を機に引退され、以降は表舞台には出ることをされなかったようです。
時代を語るうえで有名な人ばかりに目が行きがちですが、退いた方の心境が見ることができる本だと思います。