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禁煙ファシズムと戦う (ベスト新書 99) 新書 – 2005/9/1

3.2 5つ星のうち3.2 35個の評価

分煙さえ認めず、全面禁煙を主張する昨今の禁煙運動は、まさにファシズムの様相を呈してきた。単に「たばこを吸わせろ」というような問題ではない。禁煙運動がひた隠す秘密と危険に迫り、徹底抗戦を宣言する問題の書!
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商品の説明

著者について

小谷野 敦(こやの あつし)
1962年、茨城県生まれ。東京大学大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了。学術博士。現在、国際日本文化研究センター客員助教授、東京大学非常勤講師。著書に『もてない男』(ちくま新書)、『聖母のいない国』(青土社、サントリー学芸賞)、『恋愛の昭和史』(文藝春秋)ほか多数。

斎藤貴男(さいとう たかお)
1958年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。英国バーミンガム大学修士(国際学MA)。「日本工業新聞」記者、「プレジデント」編集部、「週刊文春」記者を経て、フリージャーナリスト。著書に『機会不平等』(文春文庫)、『安心のファシズム』(岩波新書)、『不屈のために』(ちくま文庫)ほか多数。

栗原裕一郎(くりはら ゆういちろう)
1965年、神奈川県生まれ。東京大学理科一類除籍。文筆業。主な寄稿誌は『ユリイカ』『ミュージック・マガジン』『文藝』『別冊宝島』など。太田出版から単行本を近刊予定。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ベストセラーズ (2005/9/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/9/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 303ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4584120994
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4584120996
  • カスタマーレビュー:
    3.2 5つ星のうち3.2 35個の評価

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星5つ中3.2つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2019年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 昨今の禁煙運動は禁煙者差別であり、特定の集団を差別したいという心理が暴走しているとして、三人の著者がそれぞれ禁煙運動の矛盾を突いていく。小谷野の言い分は明快で、この世には体に悪いものなどいくらでもあり(自動車、過重労働、酒、ファーストフードなど)、車など排気ガスをまき散らして人もはねる。「車になるべく乗るのはやめましょう」というキャンペーンなど行われないのに(車会社が日本経済の中心でメディアのスポンサーになっているからだろう)、喫煙者が狙い撃ちにされているという実態を指摘する。また「ヒステリックな嫌煙家というのは、どうも元は喫煙者だったものが多い」(p91)というが、確かに小池百合子も元喫煙者である。一方で斎藤貴男は煙草を吸わないジャーナリストである。健康のために何かを予防していくとなると、ケガの原因となるスポーツ・目を悪くする読書、人間のありとあらゆる営みを制限することができ、何のために生きているのか分からなくなると主張する。また、禁煙運動は高所得者が低所得者や肉体労働者を制限する構図になっていることや、受動喫煙の害の証明が疑わしいことなどが冷静に書いてある。
 もっとも、三人の著者で共通しているのは、ファシズム的なやり方でなければ煙草がなくなることを否定している訳ではない、ということである。あくまでその禁煙運動のやり方が恐ろしいと言っているのである。ただそれにはこのストレス社会をどうにかした方がいいし、煙草に代わるストレス発散方を教えてくれと喫煙者は言うだろう。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
煙草は大人の嗜みですが、感想はタイトルの通り。例えば、公共交通機関で全面禁煙になるとすぐ差別と断じますが、別に各社は、差別ではなく私的行為を制限しているだけなのですけどね。公の場で私的行為を制限するのは当然で、他の私的行為(例えば飲食)を制限している公共の場はいくらでもあるのですが、これを差別というのは、程度の差こそあれ飲酒運転を認めないのは憲法14条違反だとの主張と本質的に同じで実にみっともない。

それに、公共交通であっても民間企業なのだから、コストばかり掛かって利益を生み出さない喫煙所設置などそれこそ企業判断でよいわけで、現に小田急などは利用者アンケートで2/3の賛同を得、HPで公開した上で全面禁煙にしたのですが、こういったプロセスを知っているのかどうか。

他にも煙草を吸う男と付き合いたくない女性を批判したり(昔から煙草を吸う女性を嫌う男は多いのに)、煙草での火傷体験を交通事故に比べれば大した事ないと断じたりまさに子供。

厚生労働省による健康管理など確かに背中が寒くなり、斉藤氏の主張には説得力もあるのですが、小谷野氏の論理ですべて台無し。喫煙派の主張がこれでは嫌煙派はかえって勢いづくのでは、そんな気がします。
236人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分は吸わないし、なんか害になるみたいだから賛成かな。
こんな感じでどんどん禁煙が進んでいったのだなぁと考えさせられる
1冊でした。
今回は煙草の禁煙ですが、よく日本を見てみますと東京都の性表現に
対する規制や、臓器移植問題などはこの本に書かれていることに似て
いると思います。
作者はかなり強い言い方で書いているので、合う合わないはかなりあ
ると思います。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
(本書の主なトピック)
発がん性:病理学的には証明されていない。疫学的には喫煙とがんとの関連が「発見」されているが、実際には多様な因子が関係するはずで、「嫌煙」の根拠とするには限界がある。
受動喫煙:上記と同様。受動喫煙については平山論文っていう疫学研究が通説のもとになっているが、今では否定されている。
禁煙への圧力:禁煙しろと言われても精神的な依存性があるたばこはそう簡単にやめられない。精神科医はよく分かっている事実である。「禁煙医師連盟」には精神科医は参加していない。
有害なもの:酒も車の排気ガスも健康には有害。タバコだけが主に外圧を背景としてバッシングの標的となっている。排気ガスの方がはるかに有害。だいたい「趣味はドライブ」とか言って排気ガス撒き散らしている人が「タバコの煙って嫌ですね」みたいなことを言っているのはおかしいのでは。
嫌煙運動の全体主義的傾向:日本のマスコミは嫌煙一色で、最近は反論者の意見を載せることすらしない。どのメディアも、国家が健康を管理するのを歓迎しているように見える。これが本書の論者が最も強く反対しているところ。斉藤貴男と小谷野敦が異色のタッグを組んでいるのも、この点で意見が一致しているからである。この論点は大いに賛成。だいたいどんなものにでもいいところと悪いところがある。タバコ、酒、車。麻薬だってそうだ。アニメみたいに「いいもの」「わるもの」の区別は明確でないのだ。支持派、反対派、両方の意見を表明して工夫しないと世の中よくならないでしょ。
31人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年8月1日に日本でレビュー済み
著名な大学の先生3人が世間の禁煙への行き過ぎた風潮に警鐘を鳴らす本。好戦的な帯が付いているが、喫煙を擁護するための古くさい詭弁が延々と述べてあるだけで新規性は何もない。車の排気ガスとの比較についてネットには反論がすぐに見つかる。車の排気ガスはオーナー負担で触媒というフィルターを取り付け周囲への煙を無害化しているが、タバコは吸っている本人だけフィルターを介した少しはきれいな煙を吸い周囲の副流煙は知らんぷり。これでは比較するのは論外。(これは私が書いたもの)
ナチズムとの類似性については
健康帝国ナチス でも読めば明確な間違いにすぐ気づく。ヒトラーに身心を捧げる頑強な兵士を育成するため理詰めで禁煙を推進したのがナチであり、現代において禁煙への流れがナチのような全体国家への志向に繋がりはしない。そもそも成人男性の喫煙行為はナチ時代も現在でも収容所送りの迫害はおろか禁止すらされていない。ヒトラーの最期を看取ったゲッペルスの妻も喫煙者だったことは 女と独裁者―愛欲と権力の世界史 で後で知る。こんな調子で誤った誇張が延々と続く。歩きタバコで子供が火傷をしたとしても注意して歩かない子供側に責任があるとまで述べてある最後まで我慢して読んだが、あまりの偏執と妄想ぶりに頭痛がしてきた。
貴重な喫煙擁護派の本であり、ある年齢に達した子供に
まだ、タバコですか? (講談社現代新書) などの禁煙派の本と読み比べさせて偏見なく喫煙を判断させる教育材料には使えると思う。そのため、星は2つです。ま、どちらが冷静でまともかは明確ですが。
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
たいへんな好著。小谷野氏の毒舌はすでに禁煙ファシズムに溺れている連中にはカチンとくるだろうことが想像できるが、内容は至極真っ当。当たり前の前提を声高に主張しなければならなくなってしまった現代日本が、如何にファシズムに毒されているかということを痛感できる。

二章に収録されている斎藤氏(この人は煙草を吸わない人だ)の文章では、行きすぎた禁煙運動の愚かさと恐ろしさを告発、そのほか「副流煙」のインチキ、WHOの偏りにも言及しているあたり、内容はかなり高度だ。

本の中でも書かれているとおり、嫌煙ファシストたちに向けて書かれている本ではないので、文化としてのタバコについて知識や思慮が足りない人間には「煙草おもしろ意外史」など文化について言及しているような本を先に読んでおくほうがいいかもしれない。
61人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年11月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 切り口は良いのですが、編者である小谷野氏の文書作法が問題である。他人の意見を批判するのにも作法や礼儀があると思うのだが、どうも不作法に過ぎる。目下が酒席で自分にタメ口をきいたことを無礼であると憤っているにもかかわらず、自分に対立する他者に対しては目上であろうが関係なく文章上で罵倒しているのである。更に、自分を論述のプロフェッショナルと自負しているにもかかわらず、いわば素人である新聞投稿者に対して、その文章を引用しては口汚く罵倒している。極めてアンフェアである。このような書き方で「嫌煙運動はファシズム」などと訴えても「こいつこそ自分を誤解した社会的不適格者」と思われてしまい、嫌煙家に「喫煙者はいかに自己中心的で独善的であるか」という論拠を与えてしまうのではないだろうか。そして、その結果、本当に問題とするところの「個人が有する権利への一方的な価値観による規制=ファシズム」への警鐘というテーマが限りなく希薄に受け取られ、読者は喫煙権論争という表層にのみ囚われてしまうのではなかろうか。
182人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年8月23日に日本でレビュー済み
本書では、喫煙擁護論として捕らえるのは少々拙速で、喫煙<-->嫌煙を通してとても重要なこ
とを述べています。それは、自由のことです。
我々の行動全てにおいて、国家や体制に我々の自由を簡単に引渡すべきではないってことが
本旨であって、喫煙の有害性についてのレビューは、本書では意味無いかな。
勿論、有名な平山研究に対する批評等はあるが、この内容の不確かさは昔から指摘されてる
ことで、別段新しい論駁ではなく、非科学的なことを根拠に巻き起こる嫌煙権社会思想の異常
さについての読み物と思って読むべき。

実在する人権かのように語られる「嫌煙権」だが、これは筆者が指摘しているとおり、権利で
は無い。”迷惑”を受けてるだけ。喫煙は、自由を享受する権利の一部ではある。この両者は
まともな社会であれば、適切な折り合いを付けていけば良いだけだし、以前はそうしてた。
そして、著者は、これからもそう望むと言っている(だけ)。
今では、国家(WHOや米国の圧力)がこの権利に制限を付け始め、その先兵になり、更なる規制を
強化するのは一般市民であるという構造である。これは、ファシズムそのものである。
現段階では、タバコや他人の健康等一部に及んでいるに過ぎないが、ファシズムに慣れる
と、その浸透は早い。様々な事柄が、権力とその周辺(これが一般市民だから怖い)によって
制限を受ける可能性を本書では指摘しているのだと思われる。

本書は、科学的な論説を欠いているので、どうしても曖昧な位置付けに置かれるに違いないが
自由主義者の僕としては、本書を応援しています。
41人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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