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すべての男は消耗品である。 Vol.10 大不況とパンデミック 単行本 – 2009/6/20
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- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社ベストセラーズ
- 発売日2009/6/20
- ISBN-104584131651
- ISBN-13978-4584131657
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商品の説明
出版社からのコメント
何を最優先に生きるのか? 希望なき未来の希望とは?
消耗品に残された自由とは? 自由を希望に変える戦略とは?
ゆるがぬ視点で時代を見据える作家・村上龍の脱出へのメッセージ。
いまを生き抜く人たちにおくります。
連載25年を超えたロングランの人気エッセイ、遂に第10弾刊行!
07~09年連載分に書下ろし2編を加えて単行本化しました。
ブックデザイン=鈴木成一デザイン室
撮影=近藤篤
【目次】
1 ●韓国ドラマ『砂時計』とイ・ジョンジェ
2 ●パキスタンとタリバン
3 ●セミのシャワーと朝青龍
4 ●社会的信頼と安倍晋三
5 ●官能と広東料理
6 ●ミシュランの星とサルコジ大統領
7 ●置き去りにされる人とショットガン
8 ●ねじれ国会と医療危機
9 ●イージス艦とNYフィル平壌公演
10 ●日本のゆっくりした衰退と大手既成メディア
11 ●笑顔とトッポギ
12 ●ヒューマニズムと貧困層
13 ●苦闘する勤務医とオタクの街の通り魔事件
14 ●巨悪の不在とタクシー運転手の缶ビール
15 ●北京オリンピックとプーチン
16 ●麻生新政権と北島康介
17 ●世界的大不況と投資銀行
18 ●救急患者のたらい回しと病院の受け入れ不能
19 ●派遣切りと外国人ホームレス
20 ●高度成長と猟奇的殺人事件
21 ●セックスと発泡酒
22 ●北朝鮮の飛翔体と日本の離島
23 ●人妻と機会費用(書き下ろし)
24 ●現在の消耗品と未来の消耗品(書き下ろし)
●あとがき
【抜粋】
バブル崩壊後、中高年の自殺が急増し、うつ病などの精神疾患が蔓延するようになったのは、経済的苦境だけが原因ではない。会社が倒産したり、リストラされたり、配置換えで子会社に出向になったり、減給されたりした男は、自信と誇りと精神の安定までも失った。『すべての男は消耗品である』というタイトルが、悪い意味でベタな現実となって、シャレにならなくなってしまった。
----本文「セックスと発泡酒」より
【プロフィール】村上 龍
1952年長崎県生まれ。76年『限りなく透明に近いブルー』で第75回芥川賞受賞。『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞を受賞。仕事の百科全書『13歳のハローワーク』は130万部を突破するベストセラーズに。2005年『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞、芥川賞選考委員も務める。TV番組「カンブリア宮殿」の司会役としても活躍中。金融と経済のメールマガジン「JMM」とインターネットによる映像配信「RVR」を主宰。
登録情報
- 出版社 : ベストセラーズ (2009/6/20)
- 発売日 : 2009/6/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 208ページ
- ISBN-10 : 4584131651
- ISBN-13 : 978-4584131657
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,360,193位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1952年長崎県生まれ。
七六年『限りなく透明に近いブルー』で第七五回芥川賞受賞。『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、『半島を出よ』では野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。『トパーズ』『KYOKO』で映画監督も務めた。最新作は『新 13歳のハローワーク』『13歳の進路』。日本の金融・政治経済の問題を考える メールマガジン『JMM』を主宰し、経済トーク番組『カンブリア宮殿』(テレビ東京)のホストも務める。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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考えさせるエッセイですよ。
一円で買いました(*^^*)
でも、そこが好き。
日本全体がゆっくりと衰退しているのは、事実だろうし、
しかし、既成のメディアは口がさけてもそんなことは、言わない。
麻生さん、最後に本音でハッキリ言ったらよいのに。
「日本は私が首相になってから、ゆっくりと衰退しはじめています」
「もう日本国民全員が高度成長期のように、全体の生活レベルがよくなることは、ありません」
日本政府や大手既成メデイアを批判してきてるが、本書では医療現場での勤務医
が苦闘してる姿を国民がほとんど知らない、救急受入れ拒否に対しメデイアは「た
らい回し」という言葉を使うが「受入れ不能」と呼ぶべきだと医療者たちは反論
してることに筆者は触れてるが同感である。情報を仲介するのがメデイアの役割で
あることは間違いない。
TV番組も楽しんでいます。
これからも長編に期待します。
今、日本はこうなっているということを示してもらえるのは良いことだ。
みんなが求めている。
「日本」のジャーナリストみたいな感じ。
「じゃあ、どうすればいいの?」
迷い子は、現実に気づくだけで、朽ち果てるのみか。
ここからが長い道のりだと思う。
言葉の限界にぶちあたっているようにも思える。が、これだけのことが出来るのも村上龍しかいないかもしれない。
私たち人類が自由に生きてきた歴史というのは、つまるところパンデミックを容易に引き起こしやすい世界を創り出してしまったということなのだろう。
しかし、それでも私たちは自由なのだ。
今起こっていることに不安になるのもそうでないのも、つまるところ私たちのささやかなつつましやかな自由が選択しうることなのだ。
考えて見れば村上龍氏のあらゆる著作は「その自由からはじめよう」というところで一本力強い芯が通っているかに思えてならない。
すべての男が、あるいは今回の書き下ろしでは、すべての女さえも、つまり「すべての人間が」消耗品になっている現在や未来があるであろうと村上龍氏は指摘している。
金融恐慌以降、世界はニュー・ディーラーばかりになり、オバマ大統領から派遣切りにあった若者まで「全ての人間は今、消耗品になっている。政府はなんとかするべきだ」と主張しているが、村上龍氏のスゴイところは「すべての人間は消耗品だ」に、「だから自由だ」とつなげてしまうところではないか。ここに彼の真骨頂がある。
今や「新自由主義」なんてものが悪の代名詞になり「自由」というワードの神通力が地に落ちたこの時代、国や政府や会社やなにか大きいものについ頼りたくなるような不安が世を覆っているこの時代に、「だけどわたしは自由だ。あなたも多分自由だ。そこからはじめよう」というメッセージを抱え続け発信し続けている村上龍氏は、ある意味で確かに、今日の、自由の希少な擁護者ともいえる位置にある。
名曲といわれた、初代のカップヌードルのCFソング
「ハッピーじゃないか」笠井紀美子、デューク・エイセス (作詞 阿久悠 作曲 小林亜星)の詞はこんなものだ。
> 常識ってやつと おさらばしたときに
> 自由という名の 切符が手に入る
> OH ハッピーじゃないか MY カップヌードル
> 古ぼけた頭には 曇りが来てるから
> 不自由という名の 眼鏡に困ってる
> OH ハッピーじゃないか MY カップヌードル
この歌詞に見られる、3分間でものが食べられる自由!ここから希望が湧いてくる! というような、「自由」と「希望」のリンクが自明であると信じる精神を、現代の人間はきれいさっぱり捨てているように見える。
村上龍氏はそのようなものを大事にかくまい育てて、希望の無いように見える未来に希望を見出す闘いのための、反転攻勢の武器にしようとしているのではないか?とも読める。
ドライな辛口の語り口の中に希望を信じる優しさと強さを隠して伝えようとする一冊。
しかし最近の彼の文章には何のエネルギーも宿っていない。「カンブリア宮殿」のせいなのだろうか?それとも「社会全体が疲弊している」からこんな文章にしかなりようがないのだろうか?俺はもっと無責任で勘違いなタヌキのエッセイを読みたい!こんな薄気味悪い優しさを纏った村上龍のエッセイなんて、誰も読みたくない!