この本で述べられていることは、著者のこれまでの膨大知識と経験、情報分析からなる、生きる上での【個人の哲学】だといえます。
本の内容に対し、「アレは違うコレはおかしい証拠をだせ」というレビューはそもそも筋違いです。著者は自分の考え方を読者に贈り物として届けようとしています。贈り物を受け取った我々読者は、良いと思うところだけ知恵を借りればいいのです。これが、何がの事件や事象について真実を言及する本ならばエビデンスが必要ですが、本書の目的からは外れます。
それを踏まえ、私は共感することが多かったので最高の評価をしたいと思います。

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見下すことからはじめよう 単行本 – 2016/4/26
山田 玲司
(著)
現代日本は、ある特定の「世代」しか知らないコンテンツであふれている。
各世代は「壁」によって分断され、その世代の中でも、気に入らない人種や理解できない人種との間には「壁」が生まれている……。
特に年上世代は、若者たちを理解しようとさえせずに「当たり前」や「昔の常識」を押し付け、「同調圧力」で若者たちの人生を奪おうとしている。
こんな時代をどう生き延びていけばいいのだろうか?
まずは、これまで信じて「従わされてきたモノ」を一度ブロックして、すべてを「見下す」ことからはじめてみよう。
考えずに従っていても大丈夫だった時代は終わろうとしているのだ。
第1章 壁を知る
・0年代 友達や恋人、身近な他者をブロックした時代
・10年代 経済成長絶対主義をブロックした時代
・60年代 アメリカと科学に依存し、戦争をブロックした時代
・70年代 挫折をきっかけに社会問題をブロックした時代
・80年代 最強の「ランド」に住んで、大人をブロックした時代
・90年代 過酷な現実の前に、敗者をブロックした時代
第2章 壁を作る
第3章 壁の外に出る
第4章 壁を壊す
各世代は「壁」によって分断され、その世代の中でも、気に入らない人種や理解できない人種との間には「壁」が生まれている……。
特に年上世代は、若者たちを理解しようとさえせずに「当たり前」や「昔の常識」を押し付け、「同調圧力」で若者たちの人生を奪おうとしている。
こんな時代をどう生き延びていけばいいのだろうか?
まずは、これまで信じて「従わされてきたモノ」を一度ブロックして、すべてを「見下す」ことからはじめてみよう。
考えずに従っていても大丈夫だった時代は終わろうとしているのだ。
第1章 壁を知る
・0年代 友達や恋人、身近な他者をブロックした時代
・10年代 経済成長絶対主義をブロックした時代
・60年代 アメリカと科学に依存し、戦争をブロックした時代
・70年代 挫折をきっかけに社会問題をブロックした時代
・80年代 最強の「ランド」に住んで、大人をブロックした時代
・90年代 過酷な現実の前に、敗者をブロックした時代
第2章 壁を作る
第3章 壁の外に出る
第4章 壁を壊す
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社ベストセラーズ
- 発売日2016/4/26
- ISBN-104584137242
- ISBN-13978-4584137246
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商品の説明
著者について
山田 玲司 (やまだ れいじ)
マンガ家。1966年東京都生まれ。小学生の頃から手塚治虫に私淑し、20歳でマンガ家デビュー。オタクがモテるまでの道のりを描いた『Bバージン』(小学館)で一気にブレイク。
女性のための恋愛コミックエッセイ『モテない女は罪である』(大和書房)や『AM』での恋愛コラム『山田玲司の男子更衣室へようこそ』などを手がける。
著名人へのインタビューマンガ『絶望に効くクスリ』シリーズや、『非属の才能』(光文社新書)といった新書でも知られる。どの作品にも、「どこにも属せない感覚」を持った若者たちへのメッセージが込められている。
ニコニコチャンネル「山田玲司のヤングサンデー」を毎週水曜日に放送中。
公式サイト http://yamada-reiji.com/
マンガ家。1966年東京都生まれ。小学生の頃から手塚治虫に私淑し、20歳でマンガ家デビュー。オタクがモテるまでの道のりを描いた『Bバージン』(小学館)で一気にブレイク。
女性のための恋愛コミックエッセイ『モテない女は罪である』(大和書房)や『AM』での恋愛コラム『山田玲司の男子更衣室へようこそ』などを手がける。
著名人へのインタビューマンガ『絶望に効くクスリ』シリーズや、『非属の才能』(光文社新書)といった新書でも知られる。どの作品にも、「どこにも属せない感覚」を持った若者たちへのメッセージが込められている。
ニコニコチャンネル「山田玲司のヤングサンデー」を毎週水曜日に放送中。
公式サイト http://yamada-reiji.com/
登録情報
- 出版社 : ベストセラーズ (2016/4/26)
- 発売日 : 2016/4/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4584137242
- ISBN-13 : 978-4584137246
- Amazon 売れ筋ランキング: - 362,467位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年5月5日に日本でレビュー済み
著者や著者の他作品を知らない人は、この本を読んで初っ端、面喰らうかもしれません。
本書は1960〜2010年代までを、その時代ごとに一斉を風靡したコンテンツから分析してゆくような内容になっています。しかも「コンテンツから時代を読む」というシンプルな言葉からは想像できない程に深く、例えば「『進撃の巨人』の“壁”や“巨人”は、その時代における何のモチーフとして現れたか?」というような深度の深い読みと分析が続きます。このような時代の読み方は、最初の頃こそ「考えすぎじゃ?」「強引では…」と思うかもしれませんが一度その世界に慣れてしまうととても刺激的な体験となります。
もともと著者である山田玲司氏は漫画家として30年以上現役活動をしており、宮藤官九郎脚本、哀川翔主演の映画「ゼブラーマン」の漫画化で原作と全く異なった重いテーマを持つ漫画版・ゼブラーマンを作り出すなど、かなり骨太なクリエイターです。
つまり山田氏の生業は「世界を創造/構築する」というものですから、彼自身が歩んできた時代を「創造されたもの」として解体し、自らの視点で再構築するプロセスが目の当たりにできるこの本が冒険的なのは当然とも言えるのです。
他のレビューにもありましたが、著者は「山田玲司のヤングサンデー」というニコニコ生放送の公式番組も持っており、『ワンパンマン』の作者や『タラレバ娘』の東村アキコ先生などをゲストに迎えて本書のような話を番組内で繰り広げています。
そういった番組ファンにはもちろん(特に巻末付録の年表は必見)、時代を色んな角度から見てみたい人、世の中で遊んでみたい人には心からお薦めできる本です。
本書は1960〜2010年代までを、その時代ごとに一斉を風靡したコンテンツから分析してゆくような内容になっています。しかも「コンテンツから時代を読む」というシンプルな言葉からは想像できない程に深く、例えば「『進撃の巨人』の“壁”や“巨人”は、その時代における何のモチーフとして現れたか?」というような深度の深い読みと分析が続きます。このような時代の読み方は、最初の頃こそ「考えすぎじゃ?」「強引では…」と思うかもしれませんが一度その世界に慣れてしまうととても刺激的な体験となります。
もともと著者である山田玲司氏は漫画家として30年以上現役活動をしており、宮藤官九郎脚本、哀川翔主演の映画「ゼブラーマン」の漫画化で原作と全く異なった重いテーマを持つ漫画版・ゼブラーマンを作り出すなど、かなり骨太なクリエイターです。
つまり山田氏の生業は「世界を創造/構築する」というものですから、彼自身が歩んできた時代を「創造されたもの」として解体し、自らの視点で再構築するプロセスが目の当たりにできるこの本が冒険的なのは当然とも言えるのです。
他のレビューにもありましたが、著者は「山田玲司のヤングサンデー」というニコニコ生放送の公式番組も持っており、『ワンパンマン』の作者や『タラレバ娘』の東村アキコ先生などをゲストに迎えて本書のような話を番組内で繰り広げています。
そういった番組ファンにはもちろん(特に巻末付録の年表は必見)、時代を色んな角度から見てみたい人、世の中で遊んでみたい人には心からお薦めできる本です。
2017年8月21日に日本でレビュー済み
私なりに感じた問題点としましては、
1.第1章の「壁を知る」では、各時代のトレンドや、キーワードや、人気のあった番組・映画・アニメなどが詳しく分析されており、それなりに面白く読めますが、これ以降の章の内容と密接に関係しているとは言えず、ここだけが独立しているような印象を受けました。
2.第2章では、周囲を見下すことや壁を作ることをやってもよいと確かに書かれていますが、第3章以降では、それでは世の中は渡っていけないからこうこうしなさいという内容になっており、結局は普通の処世術が書かれています。ですから、普通と違った生き方で世の中を渡ってゆく方法が書かれていると期待しますと、期待はずれということになるかもしれません。
ですが、著者の言っていること自体に、間違った点はないのではないかと思いますし、社会で生きてゆくうえで役に立つことも多数書かれていますので、読んで決して損はないと思います。
1.第1章の「壁を知る」では、各時代のトレンドや、キーワードや、人気のあった番組・映画・アニメなどが詳しく分析されており、それなりに面白く読めますが、これ以降の章の内容と密接に関係しているとは言えず、ここだけが独立しているような印象を受けました。
2.第2章では、周囲を見下すことや壁を作ることをやってもよいと確かに書かれていますが、第3章以降では、それでは世の中は渡っていけないからこうこうしなさいという内容になっており、結局は普通の処世術が書かれています。ですから、普通と違った生き方で世の中を渡ってゆく方法が書かれていると期待しますと、期待はずれということになるかもしれません。
ですが、著者の言っていること自体に、間違った点はないのではないかと思いますし、社会で生きてゆくうえで役に立つことも多数書かれていますので、読んで決して損はないと思います。
2016年5月4日に日本でレビュー済み
この本はニコ生の山田玲司のヤングサンデーを見てる人にとってはとてもいい本です。
手元に置いておきたい一冊です。
手元に置いておきたい一冊です。
2017年11月8日に日本でレビュー済み
だと思うし、
”コンテンツ”といいつつ”男性向けコンテンツ”に特化した(という自覚すらなさそうなくらいナチュラルな書きようですが)論であることには疑問があります。
なんども繰り返し出てくるSWやガンダムは後続の男性クリエイターには凄まじく大きな影響を与えていると思いますが、著名な女性クリエイターでSWについて熱く言及している人を私は見たことがない。
ささいな点をあげれば(フィクションではありますが本書の表現で言えば星一徹的)
戦争トラウマを負った元男性兵士と銃後の妻で完全に男女が分断された世代や
その子供たちでもある団塊ジュニアや続く初期ファミコン世代(地方住まいだからかもしれませんが
私の周りではお兄ちゃんがいる子以外テレビゲームをする女子はいませんでしたし、中学にも(!)なってするものは男でも”オタク”と今とは比較にならないほど蔑視されていたし、本人もその評価を内面化していたように記憶しています。私は数回転校していますがどの学校もそのようであったと思います)などでは男女の遊びや価値観は今ほど共有されていなかったことなどいろいろ気になる点がある・・・
とぶつくさいうものの、
なんのかんのいって
絶薬 Bバージンと時折手に取ってしまうんだよねぇ。
ヤマダマジック。
いつもバッドレビューでゴメンなさい。
まぁ新刊書店実店舗で探して購入したんで許してください。
そして
ネット発見→優しいネット仲間にかこまれる→急速に書くものがつまらなくなるの栗本薫現象がおきないことを祈ります。
”コンテンツ”といいつつ”男性向けコンテンツ”に特化した(という自覚すらなさそうなくらいナチュラルな書きようですが)論であることには疑問があります。
なんども繰り返し出てくるSWやガンダムは後続の男性クリエイターには凄まじく大きな影響を与えていると思いますが、著名な女性クリエイターでSWについて熱く言及している人を私は見たことがない。
ささいな点をあげれば(フィクションではありますが本書の表現で言えば星一徹的)
戦争トラウマを負った元男性兵士と銃後の妻で完全に男女が分断された世代や
その子供たちでもある団塊ジュニアや続く初期ファミコン世代(地方住まいだからかもしれませんが
私の周りではお兄ちゃんがいる子以外テレビゲームをする女子はいませんでしたし、中学にも(!)なってするものは男でも”オタク”と今とは比較にならないほど蔑視されていたし、本人もその評価を内面化していたように記憶しています。私は数回転校していますがどの学校もそのようであったと思います)などでは男女の遊びや価値観は今ほど共有されていなかったことなどいろいろ気になる点がある・・・
とぶつくさいうものの、
なんのかんのいって
絶薬 Bバージンと時折手に取ってしまうんだよねぇ。
ヤマダマジック。
いつもバッドレビューでゴメンなさい。
まぁ新刊書店実店舗で探して購入したんで許してください。
そして
ネット発見→優しいネット仲間にかこまれる→急速に書くものがつまらなくなるの栗本薫現象がおきないことを祈ります。