福田康夫と衛藤征士郎の対談を、明石散人が仕切った、という体裁の対談。
外交、経済、改革などのテーマについて語っている。
二人とも自民党だし、議論というほどにはならず、まあ無難といえば無難。
あれだけ小泉批判をしていた肝腎の明石散人も、
その官房長官経験者である福田氏にはそれほど過激な発言をしないので、
期待していたほど面白くはなかった。
なかには鋭いというか皮肉っぽい質問はあるにはあるのだが…。
せっかく明石散人が司会なのだから、
「朝まで生テレビ」のようなもっとバトルっぽいものを期待したのだが…。
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一国は一人を以って興り、一人を以って亡ぶ 単行本 – 2005/4/1
- 本の長さ189ページ
- 言語日本語
- 出版社ベストセラーズ
- 発売日2005/4/1
- ISBN-104584188602
- ISBN-13978-4584188606
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登録情報
- 出版社 : ベストセラーズ (2005/4/1)
- 発売日 : 2005/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 189ページ
- ISBN-10 : 4584188602
- ISBN-13 : 978-4584188606
- Amazon 売れ筋ランキング: - 863,516位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5,458位政治入門
- - 81,027位ビジネス・経済 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年6月30日に日本でレビュー済み
一国は一人を以って興り、一人を以って亡ぶ、まさにこの一人は福田ですね。
もちろん後者のほうです。
ことごとく外交で譲歩する福田によって日本は滅ぶでしょう。
たとえ秋に首相が交代したとしても、与野党逆転があったとしても、もはや手遅れ。
福田首相就任以来、洞爺湖サミットまでの日本が結んだ約束、外交姿勢が生んだ世界における日本の評価(もちろん最低です)を巻き返すことは、いかなる名君でも難しい。
まさに歴史に残る首相になりました。
もちろん後者のほうです。
ことごとく外交で譲歩する福田によって日本は滅ぶでしょう。
たとえ秋に首相が交代したとしても、与野党逆転があったとしても、もはや手遅れ。
福田首相就任以来、洞爺湖サミットまでの日本が結んだ約束、外交姿勢が生んだ世界における日本の評価(もちろん最低です)を巻き返すことは、いかなる名君でも難しい。
まさに歴史に残る首相になりました。
2008年2月9日に日本でレビュー済み
本書は,福田康夫氏が総理になる前に上梓された書です。麻生氏との総
裁選挙の際も、福田氏の根底にある思想が何か量りかねましたが、本書
を読んでもそれがクリアになることはありませんでした。個人的結論では
福田氏には政治家としては、他人意思で、ご自身として為すべき目的意
識というか、気概はは持っていらっしゃらないと映りました。一方で、自民
党の設立理念であった自主憲法制定には、否定的で、現行憲法は改憲
せず維持すべきという強い意思を持っていることは分かりました。総理に
なられた今こを、「一国は一人を以って興り、一人を以って亡ぶ」ことをあ
らためてご自覚いただきたいと思います。
裁選挙の際も、福田氏の根底にある思想が何か量りかねましたが、本書
を読んでもそれがクリアになることはありませんでした。個人的結論では
福田氏には政治家としては、他人意思で、ご自身として為すべき目的意
識というか、気概はは持っていらっしゃらないと映りました。一方で、自民
党の設立理念であった自主憲法制定には、否定的で、現行憲法は改憲
せず維持すべきという強い意思を持っていることは分かりました。総理に
なられた今こを、「一国は一人を以って興り、一人を以って亡ぶ」ことをあ
らためてご自覚いただきたいと思います。
2008年2月14日に日本でレビュー済み
本書は福田康夫が首相になる前に出されたが、対談相手の衛藤征士郎が福田親衛隊として福田首相実現に尽力し、自民党外交部会朝鮮問題小委員会の委員長に任命されただけに、懸案の対北朝鮮外交で何をしようとしているのか、その政治姿勢を測る上で貴重である。
司会がかの明石散人だけに、踏み込んだものがほしかったという物足らなさは残るが、軽佻浮薄を地で行った前任者の安倍と異なり、「政治家の言葉は重い」と、一言一言そつなく答える福田の言葉から、自ずとその政治的スタンスが伝わってくる。
現行憲法による平和外交を評価し、バランス感覚があり、意外と柔軟性もある。人の話に真摯に耳を傾ける点も好感が持てる。
対米追随などと批判され、アジアと必要以上に摩擦を起こした小泉=安倍時代に歪んだ外交の基軸を立て直すには、こうした地味だが堅実な政治姿勢が求められているのかもしれない。
やや衛藤が出すぎのような感がないでもないが、朝鮮問題小委員会の委員長としてそれなりの結果を出せば、「一国は一人を以って興り、一人を以って亡ぶ」とのタイトルとあわせ、先見の明があったと再評価されよう。
司会がかの明石散人だけに、踏み込んだものがほしかったという物足らなさは残るが、軽佻浮薄を地で行った前任者の安倍と異なり、「政治家の言葉は重い」と、一言一言そつなく答える福田の言葉から、自ずとその政治的スタンスが伝わってくる。
現行憲法による平和外交を評価し、バランス感覚があり、意外と柔軟性もある。人の話に真摯に耳を傾ける点も好感が持てる。
対米追随などと批判され、アジアと必要以上に摩擦を起こした小泉=安倍時代に歪んだ外交の基軸を立て直すには、こうした地味だが堅実な政治姿勢が求められているのかもしれない。
やや衛藤が出すぎのような感がないでもないが、朝鮮問題小委員会の委員長としてそれなりの結果を出せば、「一国は一人を以って興り、一人を以って亡ぶ」とのタイトルとあわせ、先見の明があったと再評価されよう。
2007年5月16日に日本でレビュー済み
あの「明石散人」が「福田康夫」にインタビューしている(あと一名は略)というので、読んでみました。
うーん、期待はずれか、予想通りか?
福田氏の人間性がこれでわかるか?というと、私には「わからない」と答えるしかないです。
答えが非常に計算されている、というのはわかりました。それで、その答えが本当に福田氏が思っていることなのか、がわかりません。
小泉首相に対する考えも、極めてそつのない発言でした。「で、それ本音?」です。
総裁選に出馬しなかった理由は、さまざまに書かれました。
それでその本当の理由は何?と尋ねたいです。表向きの話ではないモノがあると思います。
それは何ですか?
でもきっとこの本のように「そつのない答え」が返ってくるだけでしょう。
頭はキレル人だと思いますが、なにせあの「総理」の息子だしなぁー。
父親が大蔵大臣の時に発行しはじめた、とんでもない「赤字国債」についての考えを聞きたかったですね。
うーん、期待はずれか、予想通りか?
福田氏の人間性がこれでわかるか?というと、私には「わからない」と答えるしかないです。
答えが非常に計算されている、というのはわかりました。それで、その答えが本当に福田氏が思っていることなのか、がわかりません。
小泉首相に対する考えも、極めてそつのない発言でした。「で、それ本音?」です。
総裁選に出馬しなかった理由は、さまざまに書かれました。
それでその本当の理由は何?と尋ねたいです。表向きの話ではないモノがあると思います。
それは何ですか?
でもきっとこの本のように「そつのない答え」が返ってくるだけでしょう。
頭はキレル人だと思いますが、なにせあの「総理」の息子だしなぁー。
父親が大蔵大臣の時に発行しはじめた、とんでもない「赤字国債」についての考えを聞きたかったですね。
2010年5月16日に日本でレビュー済み
著者の考え方は悪いとは思わないが、著者自身が本に書かれていることを守っていないことは説得力を欠く。
まず、福田氏自身が本に書かれていることを守り、しっかり政治活動に励んでほしいと思う。
まず、福田氏自身が本に書かれていることを守り、しっかり政治活動に励んでほしいと思う。
2006年2月13日に日本でレビュー済み
あまりメディアに登場しない福田康夫さんの政治家像が良く分かる一冊です。
2世議員というと、何かと問題や欠点が多い議員が多いですが、福田さんはサラリーマン歴が長いからなのか、一般人に近い感覚の政治家だと思います。
すべてにおいてバランス感覚があり、外交にしても親米、親中ではなく、あくまで中立、弱者への視線もしっかり備えており、目立たず、人を立てることのできる有能な人だと感じました。
あの飄々とした姿から、居丈高な人かと思われますが、とても柔軟性があり、自分を殺すこともできるので、党内での人望もあるのでしょう。
小泉さんとは正反対のタイプなので、国民人気はないでしょうが、
是非とも総理大臣になってもらいたい人物だと、この本を読んで思いました。
2世議員というと、何かと問題や欠点が多い議員が多いですが、福田さんはサラリーマン歴が長いからなのか、一般人に近い感覚の政治家だと思います。
すべてにおいてバランス感覚があり、外交にしても親米、親中ではなく、あくまで中立、弱者への視線もしっかり備えており、目立たず、人を立てることのできる有能な人だと感じました。
あの飄々とした姿から、居丈高な人かと思われますが、とても柔軟性があり、自分を殺すこともできるので、党内での人望もあるのでしょう。
小泉さんとは正反対のタイプなので、国民人気はないでしょうが、
是非とも総理大臣になってもらいたい人物だと、この本を読んで思いました。
2007年9月18日に日本でレビュー済み
福田康夫のいまのところの唯一の著書。福田親衛隊の衛藤代議士との対談本で聞き手は明石散人。元々、衛藤氏のPR用に作られた本らしいので、正確には福田氏の本ではないだけど、これだけの分量で語っている本はないと思うので、貴重。
政治家はやりたいことをするんではなく、できることをする、ただし、遠くを見つめて、というしごくまっとうな意見の持ち主のように感じる。憲法改正にも慎重だし、言外に改正するにしても、九条よりは、参議院の役割の見直しの方が先であり、国際貢献は今の憲法の範囲内でやればいい、というバランスのとれた意見がかいま見える。『美しい国へ』がどうしようもない浅さを感じさせたのと比べると、例えば《戦前の日英同盟と今日の日米同盟に類似性を見ているようですが、日英同盟は昔の話ですね。現在の日米同盟とは比べようがありません。それは国際情勢や両国が夫々これほど変わっている状況で、簡単に比較してはいけないと思います》(p.43)などのような発言には慎重さと見識を感じる。「政治家の言葉は重い」というひと言にも実感がこもる。
政治家はやりたいことをするんではなく、できることをする、ただし、遠くを見つめて、というしごくまっとうな意見の持ち主のように感じる。憲法改正にも慎重だし、言外に改正するにしても、九条よりは、参議院の役割の見直しの方が先であり、国際貢献は今の憲法の範囲内でやればいい、というバランスのとれた意見がかいま見える。『美しい国へ』がどうしようもない浅さを感じさせたのと比べると、例えば《戦前の日英同盟と今日の日米同盟に類似性を見ているようですが、日英同盟は昔の話ですね。現在の日米同盟とは比べようがありません。それは国際情勢や両国が夫々これほど変わっている状況で、簡単に比較してはいけないと思います》(p.43)などのような発言には慎重さと見識を感じる。「政治家の言葉は重い」というひと言にも実感がこもる。