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考古学崩壊 前期旧石器捏造事件の深層 単行本 – 2014/9/18

3.4 5つ星のうち3.4 10個の評価

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告発者が語る世紀の大失態とその日本的「解決」。そして考古学の現在
2000年11月に発覚した「神の手」藤村新一による旧石器捏造事件から14年、発覚に重要な役割を果たした「告発者」が当時の体験と膨大な資料から、事件の全貌を明らかにする。
なぜ学界は20年間にもわたってひとりの「超能力者」を信じてオカルト的説を論じたのか、その理由を岩宿遺跡発掘以来の旧石器時代研究史と当時の社会状況から解き明かす。
そして、今、再び、考古学協会による検証作業と考古学の現状を問う。
考古学関係者・ファン必読の書!
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著者について

竹岡俊樹(たけおか・としき)
1950年京都府生まれ。明治大学史学地理学科卒業、東京教育大学日本史学科修士課程卒業、筑波大学歴史人類学研究科博士課程単位取得退学、パリ第6大学(ピエールとマリーキューリー大学)第4紀地質学博士課程修了。パリ第6大学博士。
現職共立女子大学非常勤講師。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 勉誠出版; A5判版 (2014/9/18)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2014/9/18
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 296ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4585220917
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4585220916
  • カスタマーレビュー:
    3.4 5つ星のうち3.4 10個の評価

著者について

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竹岡 俊樹
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上位レビュー、対象国: 日本

2021年1月22日に日本でレビュー済み
著者は、日本考古学会の大学体質を批判してます。
指摘のとおりなのですが、考古学界というよりアカデミズム界の日本的な反応でしょう。

著者は、捏造事件以前から学会と距離を置く立ち位置の人ですね。
だから、事件発覚後は、自由に発言できたんです。
当時、この人の名前をよく見かけました。

共立女子大学で、民俗学のコマを持つ非常勤講師。
これだけでは食っていけないと思うんですが、裕福な家なのかな?
たいして働かなくても、大丈夫な。

私は学生時代に、発掘調査のアルバイトをしていて、少しだけ、ナンチャッテな考古学の勉強をしてました。
まー、アルバイト学生が自前で勉強しただけなんで大したことないですが、、、。古墳時代の論文を読んでいただけですし。

この事件がおきた時の最初の印象は、旧石器研究には型式学がないのか?というものでした。
石しか出土しないのに?
後期旧石器には、型式研究がありますが、日本考古学には、前期旧石器を対象とした石器の型式研究が皆無なんだ、と本書を読んで理解しました。
実際、前期旧石器の石器は、人為か自然かわからない。原人の骨格では器用に作れない、とのこと。
なるほどね。

しかし、日本の前期旧石器に型式研究が皆無だといっても、芹沢一派の反応は、お粗末の極地。
なぜ、疑わない?カジリまであって、なぜ、気が付かない?
土層重視にも、程がある。
石しか出土しない時代の研究なのに、石自体をしっかり観察しないなんて、あり得ない。
旧石器の発掘調査で、建物跡なんてわかるはずがない。
ましてや、土が柔らかいなんて、ありえない。
なぜ、疑わない?

本書は、著者を無視し続けたアカデミズムに対する著者の怨念本なので、指摘は正しいですが、終始、怨念に満ち満ちた言い回しです。
これをアカデミズムの腐敗を指摘したと絶賛する読者は、まー、正義の人なんでしょう。
どこにでもいる与党批判者みたいな人だろう。
怨念本を絶賛?
あきれます。

前期旧石器事件の真相・深層をみたいなら、別書【発掘狂騒史】をお薦めします。

前期旧石器の石器が、人為か自然か見分けが困難という特殊なブツの研究ゆえに、土層重視になり、さらには、芹沢vs杉原・戸沢という芹沢の怨念が、前期旧石器の実在を自らの夢に盲目にさせ、相澤忠洋の亡霊が芹沢に取り付き、「人が良い」と評判の神の手の藤村がマッチングする。
稀代の詐欺師といえる藤村。

前期旧石器捏造事件が起きた遠因は、岩宿発見にまでさかのぼるもので、いつか、役者が揃ったら、必ず起きた事件だったと確信しました。

結局、先に亡くなった杉原荘介の方が賢明だった。

捏造事件は、芹沢の怨念・執念が最大の原因。
そこに、前期旧石器の石器の研究の限界があり、さらに、芹沢の存命中に、稀代の詐欺師・藤村という役者が参加したことで、舞台の最終章が始まり、そして、幕を下ろした。

ぜひ【発掘狂騒史】も読まれることをお薦めします。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年4月3日に日本でレビュー済み
著者はフランスで考古学を学んだ人です。留学して初めてそれまでの15年間に石器の見方を全く学んで来なかったことに気付いたそうです。著者は見ることと観察したことを記述する方法を区別していますが、学問とは本来客観的なものです。客観的に記述が出来ないなら学問とは言えません。日本の大学の文学部は学問の方法を知らないのです。

著者の言う通り、文学部という世界から孤立した価値観の支配するギルドが捏造事件を生み出したのです。仲間内とりわけ「権威」に対しては本気で批判しない。著者はそれを「甘噛み」と表現します。しかし文学部のギルドの明らかな「敵」である著者に対しては一斉に牙を剥きます。

この本の残念な点は、
1 多数の登場人物の関係がつかみにくいこと。ロシアの長編小説のしおりに登場人物の一覧がよくあります。そちらは名前や苗字や愛称の区別が日本人に区別が付きにくいことですが、それと同じような登場人物一覧表を付けてほしかった。著者は長年、業界いや学界に生きてきたので誰が誰と区別が付くでしょうが、一般人には難しい。
2 引用がやたら多いのですが、字下げが一文字だと時々本文と区別が付きにくい。二文字にして欲しかった。あるいは文字を小さくして欲しかった。また引用のそれぞれに著者と出典を示して欲しかった。
3 捏造を行なったとされる人物が多重人格らしいと医師が判断したのだそうですが、それについて素人的な観点からの批判は謹んで欲しかった。文学部の教員に共通することですが、専門外のことに素人判断を持ち込む人が多い。残念ながら著者も他の文学部教員とその点は同じに感じます。

この本は、石器捏造事件を通じて、日本の文学部と日本の考古学の、学問の方法とギルド的体質を批判する資料として有用です。批判された面々は、文学部のギルドの得意技の「黙殺」で応じるのでしょうね。文学部は一度解体して、人を入れ替えない限り、危機的状況を抜け出せないでしょう。文学部の教員たちの言う「文学部の危機」は「文学部の教員の失業の危機」であり、文学部の本当の危機を作っているのは彼ら教員たちだと感じます。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サンテレビのカツヤ マサヒコ SHOW で、竹岡俊樹さんが出ていたので、竹岡俊樹が、書いた本です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年11月16日に日本でレビュー済み
学問の神髄は、真理の探究である。真理とは、答えの出るものである。
読める文字はともかく、しょせん当て推量の域を出ない「考古学」など
「経済学」と同様に学問ではない。人の暮らしが続いているのだから、
埋蔵物があるのは当前で、発掘場所の所有者が諸々の負担を強いら
れる制度も問題。調べたければ、他人の金にたからずに吉村作治氏の
ようにテレビ出演で稼ぐなどして「考古趣味」を全うしてもらいたい。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年6月6日に日本でレビュー済み
レビュアーは、全くの門外漢なので、専門家が本書をどう評価するのか、皆目見当がつかない。定価も高価であることから、一般読者を強くは意識していないのかもしれない。レビュアーにとって興味があるのは、近年の論文捏造事件とも関連する旧石器遺跡捏造(いわゆる藤村事件)なのであるが、本書はこの問題に多くの紙幅を割いていながら、著者が独自に追跡調査したと思われるところは少なく、大半は他書からの引用である。したがって、藤村事件をスクープした毎日新聞社の『古代史捏造』のような臨場感も緊迫感も感じない。考古学研究者としての著者の力量とアカデミズムにおける評価は知るすべもないが、少なくともストーリーテラーとしての力量においてジャーナリスト諸氏にはるかに及ばない。「考古学崩壊」というセンセーショナルなタイトルに惹かれて本書を手にした一般読者は興ざめ感を覚えるだろう。

「考古学の崩壊」が語られているいるというよりは、考古学がサイエンスとして相変わらず発展途上であることを再確認しただけの著作です。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年11月16日に日本でレビュー済み
この本では石器そのものから捏造と見破った数少ない研究者として書かれた本です。当時確か70万年前どうこう、という話まで出たのを忘れません。文化人類学方面の研究者達は最初から相手にしてなかった気がします。というのは石器堀の名人だのゴッドハンドだの言われていた御仁と その周囲の大学教授達は誰も人類そのものの進化系統樹をご存じなかったのです。100万年前の石器を出せ?と言った先生は「パラントロプス」「ホモ・エルガステル」「ホモ・ハイデルベルゲンシス」「ホモ・エレクトゥス」「ホモ・ネアンデルターレンシス」「ホモ・フローレシエンシス」=トピックでしたよね?彼らが何処でどう見つかり どういう石器を使ったか。それとも無かったのか?発掘された化石や道具は全部公開され世界中の人類学者が激論を戦わせていた事実さえも勉強せず、石器に付着した「ガジリ」にしろ黒土にしろ見る事もせず「層位は型式に優先する」とか寝言を起きたまま叫んでいました。早い話は考古学者にはホモ・サピエンス以外それも有史以前は扱う能力が全く無いのです。勿論彼らは文系ですし解剖学の知識を求めるのは野暮かもしれませんが、知識を得たい方々に解剖学や病理学 組織学の門戸は開いてあります。でも現況「アナザー人類」の解剖学的な手の違いを学びに来た考古学者は誰一人居ません。もう古人類学者に全て任せてGive upしたらいかがですか?と。税金の無駄遣いでしかないです。学閥で師匠連の喧嘩を引き継いでモメてるだけの考古学者に「学問」は出来ません。それから戸沢充則明治大教授が黒塗りだらけの本人の陳述書を配布して読み上げましたが、あの墨塗りの部分は分裂した人格の名前だと説明しています。違うんじゃないのか?そこに文化庁記念物課・岡村道雄主任文化財調査官の名前が書かれていても驚かないよ。バレてからは考古学協会だか学会が捏造を始めたわけだよね。徹底的に自己批判する事無しに反対派を封じこめ、同罪の仲間を庇護した結果どうなった?有為の人材は全て他の学問を志し、入る場所が無い学生しかいなくて定員割れし、発掘さえ「緊急発掘」しか無くなって先細りの誰も行かない学部になっちまった。全てはアレが始まりだったんだな。我々考古学好きの人間は「何だ、考古学者ってあんな連中なんだ」と心に刻み込んだ事件だった。だって専門家と名乗る人間が「サルとヒトの区別が出来ない」んだよ?医者が「男が妊娠した」って言うのと変わらんし、ガソリンと水が区別できないスタンド店員とか牛肉と鶏肉の区別が出来ない肉屋さんのような事件だよ?恥ずかしくて責任を誰も取らなかったのかね?個人的には「日本人が書いた石器時代の本」って一部の著者の本しか手に取らなくなった。そう、あの人達の学閥た子分達の本は全部古本屋に売ったしね。馬鹿馬鹿しくて読んでいられないよ。
53人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年9月19日に日本でレビュー済み
あの「前期旧石器捏造事件」は日本考古学の底の浅さと、考古学そのものに対する考古学研究者の研究方法が厳しく問われた。そして、日本考古学協会は組織的に検証を行った。しかし、その検証方法が「石器であるのか、石器でないのか」と言う課題を石器技術方法論から行うのではなく、前・中期旧石器と言われるものに「石器製作後における最近の傷(これを検証ではガジリと呼んだ)の確認」と、石器に表土が付着しているか(表土=黒ぼく土)、の検証であった。つまり、石器の技術的、型式学的検証と言う考古学的方法のオーソドキシ―を採用していなかった。

これは、筆者である竹岡俊樹が鋭く指摘することである。具体的には石器が読めない、分らない考古学者とは一体何なのか。プロと言う専門家たるべき存在とはどうい研究コンテンツが望まれているのか。これらについてまともに答えられる研究者がいるのか。と言うことである。ねつ造石器が藤村の極めて簡単なトリックに騙され、その結果「その地層から(ねつ造)石器が出土する」と言う「事実関係」と「層位は型式に優先する」と言うドグマがまかり通る。さらには全地球的に人類の進化過程が多少の地域的タイムラグがあるものの、ほぼ同時に進行していることに対して、列島の東北地方の中での小地域だけが「原人‐旧人‐新人」と特化した進化を遂げるという解釈が出来上がり、それについても考古学者から疑問の声が上がらない。

また、大学間の確執や研究者間の確執も検証当時問題とされた。所謂学閥、派閥、人脈である。そういうことが重なり合って「ねつ造事件」の背景として構成されてた。それらを総括する意味で本書が刊行された意義は大きい。加えて、筆者の竹岡俊樹はねつ造事件を見破った当の本人である。その、本人の声に耳を傾けるべきだと思う。
70人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート