以前から疑問に思っていた「稲荷信仰でなぜ狐を祀るのか?」という疑問を陰陽五行説から解き明かした本。
以前読んだ稲荷信仰の説とは異なるが、陰陽五行説を起源とする本著者の説の方が納得できるものだと思う。
地元で有名な豊川稲荷が実は「豊川閣妙厳寺」というお寺であったことをつい最近知ったが、この本で「空海が狐神奉斎に力を入れた」ことを初めて知り、稲荷信仰や狐は身近なところにありながら、実はほとんど知らないと実感している。
多くの民話の中にある狐にまつわる話を読むにつけ、「いま、狐はどこに行ってしまったのだろうか。」という著者の最後の言葉をひしひしと感じる。
しかし、五行説から狐に関する民話が生まれているのだとすると、狐にまつわる話は現代で言う「都市伝説」みたいなものなのであろうか?

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狐: 陰陽五行と稲荷信仰 (ものと人間の文化史 39) 単行本 – 1980/6/1
吉野 裕子
(著)
その伝承と文献を渉猟しつつ,中国古代哲学=陰陽五行の原理の応用という独自の視点から,謎とされてきた稲荷信仰と狐との密接な結びつきを明快に解き明かす。
- 本の長さ209ページ
- 言語日本語
- 出版社法政大学出版局
- 発売日1980/6/1
- ISBN-104588203916
- ISBN-13978-4588203916
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登録情報
- 出版社 : 法政大学出版局 (1980/6/1)
- 発売日 : 1980/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 209ページ
- ISBN-10 : 4588203916
- ISBN-13 : 978-4588203916
- Amazon 売れ筋ランキング: - 497,498位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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