今ではすっかり忘れられてしまった河川水運だが、昭和初期までは物流の主役だった。
ここで取り上げるのは主に関東地方における水運だが、どういった経緯で誕生し、利根川の東遷工事やその後の展開、そこで活躍した問屋などについて詳細に調べて記述されている。
江戸の街を支えた重要な一面なので、博物館などでも取り上げてほしい内容だと思う。
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河岸 (ものと人間の文化史 139) 単行本 – 2007/8/1
川名 登
(著)
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近世初頭、年貢米や商品の大量輸送の目的で各地に水運路が開かれ、川の湊として河岸が設けられた。米河岸、塩河岸、材木河岸、魚河岸など、網の目のように張りめぐされた河岸は物流のターミナルとして賑わい、河岸問屋や船持という稼業を生む一方、船旅や遊郭などの遊興をもたらしてきた。利根川水系を中心に、河岸に生きる人々の暮らしの足跡を辿ってその盛衰を描き、河川水運の未来を展望する。
- 本の長さ282ページ
- 言語日本語
- 出版社法政大学出版局
- 発売日2007/8/1
- ISBN-104588213911
- ISBN-13978-4588213915
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登録情報
- 出版社 : 法政大学出版局 (2007/8/1)
- 発売日 : 2007/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 282ページ
- ISBN-10 : 4588213911
- ISBN-13 : 978-4588213915
- Amazon 売れ筋ランキング: - 194,287位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 141位日本の民俗
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2020年3月13日に日本でレビュー済み
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筆者は銚子市の出身だとか。利根川の歴史・地理・経済etcの観点からとても分かり易く、且つ広範囲の記述は、流石に地元への愛情をすら感じた。よくできた本と思う。
2008年1月7日に日本でレビュー済み
これは、『河岸に生きる人びと』(1982)の焼直しではない
かと言うなかれ。確かに、第5章河岸の構成以下は重なるし、
第3章河岸と湊も、『近世日本水運史の研究』(1984)で同じ
ことを読んだような気がします。しかし、絵図や写真を多用
した上で、かみ砕いた文章で読むと、また味わいが違います。
何より、利根川の流域に住む者にとっては、何度読んでもこ
の中身は面白い。
ふり返ると、川名史学の意義は、この「河岸の発見」にこそ
あったと思います。これにより、近世河川交通の具体的展開
が明らかになったし、高瀬船などの用具と大杉信仰そして周
辺の民俗の研究とのジョイントも可能になりました。
一昨年の12月、さいたま市で著者の講演会を聴き,河川
交通進展の動因として、予想以上に当時の商品経済の発
展を重視しているのを知って驚きました。今になって、どう
して河岸問屋が産業資本に転化できなかったのか、またど
うして自生的な運輸産業が日本に生まれなかったのかを、
その場で尋ねなかったことを悔やんでいます。
かと言うなかれ。確かに、第5章河岸の構成以下は重なるし、
第3章河岸と湊も、『近世日本水運史の研究』(1984)で同じ
ことを読んだような気がします。しかし、絵図や写真を多用
した上で、かみ砕いた文章で読むと、また味わいが違います。
何より、利根川の流域に住む者にとっては、何度読んでもこ
の中身は面白い。
ふり返ると、川名史学の意義は、この「河岸の発見」にこそ
あったと思います。これにより、近世河川交通の具体的展開
が明らかになったし、高瀬船などの用具と大杉信仰そして周
辺の民俗の研究とのジョイントも可能になりました。
一昨年の12月、さいたま市で著者の講演会を聴き,河川
交通進展の動因として、予想以上に当時の商品経済の発
展を重視しているのを知って驚きました。今になって、どう
して河岸問屋が産業資本に転化できなかったのか、またど
うして自生的な運輸産業が日本に生まれなかったのかを、
その場で尋ねなかったことを悔やんでいます。
2012年12月20日に日本でレビュー済み
河岸を「かし」と読むと答えた人は1割という。
機能を川の湊(みなと)と答えた人はその半分。
利根川水系では郷土学習で教えているとのこと。
船の持つ低公害,低燃費,大地震等災害時での強さから,水運の復活を著者は感じている
機能を川の湊(みなと)と答えた人はその半分。
利根川水系では郷土学習で教えているとのこと。
船の持つ低公害,低燃費,大地震等災害時での強さから,水運の復活を著者は感じている