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一ふさのぶどう (ポプラ社文庫 A 100) ペーパーバック – 1981/9/1
有島 武郎
(著)
絵具がほしくて盗みを働き、良心の呵責に悩む少年をすくう、若い女教師の愛情を描いた名作。他に「がいせん」「親子」「おぼれかけた兄妹」「ぼくの帽子のお話」など六編を収録。
- 本の長さ188ページ
- 言語日本語
- 出版社ポプラ社
- 発売日1981/9/1
- ISBN-104591009688
- ISBN-13978-4591009680
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登録情報
- 出版社 : ポプラ社 (1981/9/1)
- 発売日 : 1981/9/1
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 188ページ
- ISBN-10 : 4591009688
- ISBN-13 : 978-4591009680
- Amazon 売れ筋ランキング: - 993,160位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 74,785位絵本・児童書 (本)
- - 270,077位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年9月11日に日本でレビュー済み
筆者の分身モデルと思はれる登場人物の「ぼく」と「わたし」の心理描写と感情表現がとてもリアリティがあって、読む者に強く迫ってくるやうに感じられて参ります。それは、純粋な魂の叫び声に聞こえて来ます。美しさのために盗んでしまった絵具、妹を置いて助からうとした海泳ぎ、我が家の火事に際会してしまった驚きのドラマ等、一度読んだら忘れ難い強い感情表現で印象深い世界をつくってくれます。本書を味はふ事で、有島武郎の文学が少し分かって来ました。
2010年8月24日に日本でレビュー済み
物事の対決、対立について簡易な表現で示している。尖って争えば角が立つ。当たり前だある。正しいか悪いかを白黒はっきりさせることが大切なのか、そしてこどもの将来を案じて、先生がとった行動は正しいのか。仲裁、第三者ということが非常にありがたい。2元対立は必ず悲劇を生む。必ず心の奥底に悪と善と逃げがある。卑怯とするのも、正しい行動をするのも、時として良くないことがある。仲直り、後で下らないことだったとわかる場合がある。価値とは、何か。そんなことを考えました。