小さなピスケの2冊目の絵本ですが、私はまだ最初の本は見つけられていません。けれど、この本がとても素晴らしかったので、是非読みたいと思っています。
この本では、初めての友達がメインテーマですが、ストーリー的にはそれほど重要ではないように感じました。
それよりも、多分最初のお話で、両親から自立するように言われて自分の住処を見つけたピスケが自立していく様子が、とても丁寧に描かれています。
ピスケは、両親のしつけが良かったのでしょう。いろんな木の実を拾って、それを干したりと手を加え、商品として買い取ってもらって、自分の生活を立てます。
一人暮らしを始めた女の子らしく「あれを窓にはめたらきっと素敵!」とガラスのきれいな商品を買い取りたいと頑張って木の実を集めますが、なかなか買い取るまでには余裕がありません。
とうとう「あれを買いたい人がいるんだが」と言われてしまいます。「もう少しだけ待って」と約束の日まで本当に頑張りますが、当日も困った人を見かけると見捨てておけないピスケは…見ていて可哀想なくらい辛い展開です。
子供の絵本なんだから、ここはきっと、なんとかなるのだろう、助けた人が譲ってくれたりするのかな…。などと思って読み進めましたが、考えが甘かったです。
生きていくって、本当に情け容赦なく大変なことです。それを、子供たちがこの絵本から読み取れたら、とても素晴らしいと思います。
挿絵も本当に素敵です。私の好みとは少し違うように感じましたが、さすがにジブリアニメの原画を描いてらした方だけあって、実際に自分の目で見たり出来そうもないポーズでも、とても自然に描かれています。
カラスの子供がピスケを友達と思っているかどうかは怪しいものですが、友情が育っていく続編が是非読みたいと思いました。
なんでも周りの人にやってもらって当然。そういう人、大人でも増えていると思いませんか?ピスケを見ていると自分でも反省!です。
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小さなピスケのはじめてのともだち (えほんはともだち 51) 大型本 – 1998/3/1
二木 真希子
(著)
ある夜、ピスケは巣から落ちたカラスの赤ちゃんをみつけました。「はじめてのたび」に続いて美しい自然の中で展開するピスケのお話。
- 本の長さ47ページ
- 言語日本語
- 出版社ポプラ社
- 発売日1998/3/1
- ISBN-104591055663
- ISBN-13978-4591055663
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
ある日、ピスケは家の近くの茂みの下で、巣から落ちたカラスの子が鳴いているのを見つけました。「夜は冷えるわ。私の家にいらっしゃい」 一緒にいるだけで幸せ。小さなピスケの2番目のお話。
登録情報
- 出版社 : ポプラ社 (1998/3/1)
- 発売日 : 1998/3/1
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 47ページ
- ISBN-10 : 4591055663
- ISBN-13 : 978-4591055663
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,391,149位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 92,752位絵本・児童書 (本)
- - 343,126位文学・評論 (本)
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