この本を初めて読んだのは小学生の頃だったか。
よくズッコケ三人組の本を図書館で借りて読んでいたけれど、その中でもこの家で大旅行がお気に入りだった。
大人になってから読むと、当時の感覚を思い出す。
今は忙しなく毎日が過ぎていき、仕事への責任や不安を抱えながら生きている。
お金に困ることは無くなったけど、時間は無くなった。
この本を読んでいる時だけは小学生の頃に、明日は何をしようかと考えていたあの頃に戻れるような気がする。
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ズッコケ家出大旅行 (ポプラ社文庫 Z 42 ズッコケ文庫) 新書 – 2005/3/1
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- 本の長さ218ページ
- 言語日本語
- 出版社ポプラ社
- 発売日2005/3/1
- ISBN-104591085708
- ISBN-13978-4591085707
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登録情報
- 出版社 : ポプラ社 (2005/3/1)
- 発売日 : 2005/3/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 218ページ
- ISBN-10 : 4591085708
- ISBN-13 : 978-4591085707
- Amazon 売れ筋ランキング: - 175,202位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年2月6日に日本でレビュー済み
現在17歳です、母が図書館から借りてきたのを読みました。
はじめは懐かしいな〜と思いながら、軽い気持ちで読みましたが、後半からは面白くてノンストップで読みました。
経子が出てきたあたりからは、本当に続きが気になります。
読み終わった後は、経子はあれからどんな人生を歩んでいったのかな〜などと考えてしまい、この世界観が終わると思うと、少し切ない感覚が残ります。
ワンピースとか近頃売れてる漫画なんかよりも、これ一巻でよっぽど満足感が残ります。
なんでレビューが1しかないのか本当に疑問です。
自分のような年でも十二分に楽しめました。
はじめは懐かしいな〜と思いながら、軽い気持ちで読みましたが、後半からは面白くてノンストップで読みました。
経子が出てきたあたりからは、本当に続きが気になります。
読み終わった後は、経子はあれからどんな人生を歩んでいったのかな〜などと考えてしまい、この世界観が終わると思うと、少し切ない感覚が残ります。
ワンピースとか近頃売れてる漫画なんかよりも、これ一巻でよっぽど満足感が残ります。
なんでレビューが1しかないのか本当に疑問です。
自分のような年でも十二分に楽しめました。
2022年1月1日に日本でレビュー済み
自分はこれをたしか高1のときに読みました。
小学生向けのものだから、仕方ないのかもしれないけど、
ズッコケシリーズの最終期という感じの作品ではあります。
自分が初めて読んだときに、ズッコケならではの
ファンタジー的な設定でありながら、信じられないほど
暗い話であり、かつ、日本のタブーに直接触れていると
感じました。
今考えれば、ズッコケは児童文学のタブーに切り込む
作品であったという系譜の流れを汲む、または
作者がそれを重視した作品といえなくはないかもしれません。
小学生向けの児童文学に、大〇の〇〇に実在する(していた)
ホームレスの集団を登場させること、
これがタブーでなくて何がタブーかという設定です。
この話は、大人であれば、大〇の〇〇または〇〇〇〇地区という
実在の場所をモデルにしているであろうことは、容易に想像できます。
恥ずかしながら、私自身が高一生だった時は、まったくそれらの場所の
ことを知らず、ただただ、ファンタジー(架空?)の話なのかな、くらいに
しか思いませんでした。
正直言えば、小学生のころからのズッコケシリーズの愛読者だった自分も
さすがにこの作品はただひたすら暗く、深刻で暗澹たる印象で
「面白さ」は感じませんでした。
そもそも、「ある種の希望をもって勇気をもって家出をした純粋な小学生」が
「ホームレスに取り込まれてしまう」という設定は
普通に考えたら、トラウマレベルではないでしょうか。
(もちろん それだけではないが、
そこのインパクトが強くてそこだけが頭に残ってしまう(しまった))
もし、現実に起こったら、それこそ事件レベルの悲惨な経験になるような気がします。
その意味で、普通の小学生にすすめられる作品ではないのかもしれません。
ただ、一方で、この作品は、あまりにタブー的な設定であることを軽視してはならないと
感じます。つまり、作者は、この作品では、ホームレスなど、児童文学ではあり得ない対象に
切り込み、描いています。
「うんちくを語っている」という意見があり、「ホームレス社会」に入り込んでしまっている
という意味では、同様のがっかり感を私自身も感じました。
ただ、そういう作品を作者がわざわざ作ったことを軽視もタブー視もせず、
ズッコケシリーズは 3人組がリアルホームレスになったこともある、という風に
評価しなけけばならないとレビュアーば感じます。
恐怖体験なんかよりも、はるかにリアルで気持ち悪くて暗い話です。
でも、それを小学生の時に一度は読むことの価値を作者が考えさせてくれたことに
純粋に感謝します。
楽しい話ではありません。
しかし、決して駄作ではなく、
小学生のうちに読んでおきたい本
小学生向けのものだから、仕方ないのかもしれないけど、
ズッコケシリーズの最終期という感じの作品ではあります。
自分が初めて読んだときに、ズッコケならではの
ファンタジー的な設定でありながら、信じられないほど
暗い話であり、かつ、日本のタブーに直接触れていると
感じました。
今考えれば、ズッコケは児童文学のタブーに切り込む
作品であったという系譜の流れを汲む、または
作者がそれを重視した作品といえなくはないかもしれません。
小学生向けの児童文学に、大〇の〇〇に実在する(していた)
ホームレスの集団を登場させること、
これがタブーでなくて何がタブーかという設定です。
この話は、大人であれば、大〇の〇〇または〇〇〇〇地区という
実在の場所をモデルにしているであろうことは、容易に想像できます。
恥ずかしながら、私自身が高一生だった時は、まったくそれらの場所の
ことを知らず、ただただ、ファンタジー(架空?)の話なのかな、くらいに
しか思いませんでした。
正直言えば、小学生のころからのズッコケシリーズの愛読者だった自分も
さすがにこの作品はただひたすら暗く、深刻で暗澹たる印象で
「面白さ」は感じませんでした。
そもそも、「ある種の希望をもって勇気をもって家出をした純粋な小学生」が
「ホームレスに取り込まれてしまう」という設定は
普通に考えたら、トラウマレベルではないでしょうか。
(もちろん それだけではないが、
そこのインパクトが強くてそこだけが頭に残ってしまう(しまった))
もし、現実に起こったら、それこそ事件レベルの悲惨な経験になるような気がします。
その意味で、普通の小学生にすすめられる作品ではないのかもしれません。
ただ、一方で、この作品は、あまりにタブー的な設定であることを軽視してはならないと
感じます。つまり、作者は、この作品では、ホームレスなど、児童文学ではあり得ない対象に
切り込み、描いています。
「うんちくを語っている」という意見があり、「ホームレス社会」に入り込んでしまっている
という意味では、同様のがっかり感を私自身も感じました。
ただ、そういう作品を作者がわざわざ作ったことを軽視もタブー視もせず、
ズッコケシリーズは 3人組がリアルホームレスになったこともある、という風に
評価しなけけばならないとレビュアーば感じます。
恐怖体験なんかよりも、はるかにリアルで気持ち悪くて暗い話です。
でも、それを小学生の時に一度は読むことの価値を作者が考えさせてくれたことに
純粋に感謝します。
楽しい話ではありません。
しかし、決して駄作ではなく、
小学生のうちに読んでおきたい本
2004年3月5日に日本でレビュー済み
家に不満を持っている小学生にお薦め!
ズッコケ3人組が家出を決行。
いったいどうなってしまうんだ、と思いながら読みました。
ズッコケ3人組が家出を決行。
いったいどうなってしまうんだ、と思いながら読みました。
2016年4月2日に日本でレビュー済み
三人組が親に抗議するために家出。
神社に一泊するくだりはいかにも「小学生の家出」っぽくて、ここからどう話が展開するのか…
と思いきや、後半は単なる「作者によるホームレスの実態ウンチク並べるだけコーナー」になってしまった。
いい加減に「作者が勉強した事を並べ立てるだけ」の作品はやめてほしい。
元々「お江戸の百太郎」シリーズなどでも、ウンチクでページ数を稼ぐ事は多かったが、それでも主人公達には活躍させていた。
どうでもいいけど食堂の詮索好きのおっさんがウザい。無視しろよ、三人組も。
神社に一泊するくだりはいかにも「小学生の家出」っぽくて、ここからどう話が展開するのか…
と思いきや、後半は単なる「作者によるホームレスの実態ウンチク並べるだけコーナー」になってしまった。
いい加減に「作者が勉強した事を並べ立てるだけ」の作品はやめてほしい。
元々「お江戸の百太郎」シリーズなどでも、ウンチクでページ数を稼ぐ事は多かったが、それでも主人公達には活躍させていた。
どうでもいいけど食堂の詮索好きのおっさんがウザい。無視しろよ、三人組も。