角田光代が古本道の師匠・岡崎武志の指令を受けて
神保町、代官山・渋谷、東京駅・銀座、早稲田大学周辺、
青山・田園調布、西荻窪、鎌倉などの古本屋を巡る。
この中でみつける古本は、市場価値や希少価値よりも
“ 角田光代本人が好きなもの ”重視。
「高価な希覯本を安く探す」のではなく、あくまで
「自分の“好き”を大切にして古本の世界を楽しむ」
という姿勢に好感がもてました。
文庫版には単行本未収録の特別編として「海外の古本屋へ」と
「古本道場 実践編」が収録され、実践編は岡崎氏推薦の
入手困難な文庫本のリストになっている。
単行本よりこちらの方が値段も安いので内容量はお買い得かも。
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古本道場 単行本 – 2005/4/1
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社ポプラ社
- 発売日2005/4/1
- ISBN-104591086275
- ISBN-13978-4591086278
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登録情報
- 出版社 : ポプラ社 (2005/4/1)
- 発売日 : 2005/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 221ページ
- ISBN-10 : 4591086275
- ISBN-13 : 978-4591086278
- Amazon 売れ筋ランキング: - 740,270位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、03年『空間庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞を受賞。著者に『三月の招待状』『森に眠る魚』『くまちゃん』など多数。2010年7月には、毎日新聞の連載『ひそやかな花園』も単行本化された。
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トップレビュー
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2005年6月17日に日本でレビュー済み
ポプラビーチに連載時は楽しく読んでいたのですが、単行本化にあたって古本屋における角田光代の写真がほとんど削られてしまったのは残念です。終章のみ書き下ろしですが。
2008年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作家の角田光代が、古本道の師匠として岡崎武志を迎えて、慢心していく一冊。
各地に点在している志高い古本屋を紹介すると共に、
その場所にあわせた本を求め彷徨う様がとても楽しそう。
本が好きで、古本にロマンを求める。
そんな気持ちが良く伝わってくる一冊だ。
各地に点在している志高い古本屋を紹介すると共に、
その場所にあわせた本を求め彷徨う様がとても楽しそう。
本が好きで、古本にロマンを求める。
そんな気持ちが良く伝わってくる一冊だ。
2008年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古本ってすごく興味あるし、読みたい本で絶版の物も多いのですが、古本屋に足をふみいれるということになると、話は別。何か怖いんですよね。つまさきから、頭のてっぺんまで値踏みされているような感覚がする。高級店に入るときのような。でも、この本を読むと、いてもたってもいられなくなる!今すぐいきたくなります。角田さんがどんな本をよむのかなど、情報満載です。
2009年8月2日に日本でレビュー済み
新たに創刊されたポプラ文庫の最初の1冊。
作家の角田光代が古本の専門家?である岡崎武志の指令に従い、神保町や早稲田の古本屋を回る話。
特に面白かったのは、わせだの古本屋街。自分も角田氏と全く同じ時期に早稲田に通っていたので(学部は違うが)、あの界隈を歩いていた。自分の古本屋遍歴は、4むしろ高校時代に通った神保町(特に今は亡き 東京泰文社でペーパーバックを買いまくっていた)が始まりだが、早稲田の古本屋も良く通った。もしかして角田氏とすれ違っていたかもしれない。
そのほか西荻や鎌倉の古本屋の話も興味深い。自分も必ず、どの街に行っても古本屋を探すのだが、最近はBOOKOFFとかが多くて、このように個性的な書店はなかなか見つけられない。と思っていたら、そうではないようだ。勉強不足だな。
この本には取り上げられていないが、最近の谷中、根津も言い本屋が多い。
作家の角田光代が古本の専門家?である岡崎武志の指令に従い、神保町や早稲田の古本屋を回る話。
特に面白かったのは、わせだの古本屋街。自分も角田氏と全く同じ時期に早稲田に通っていたので(学部は違うが)、あの界隈を歩いていた。自分の古本屋遍歴は、4むしろ高校時代に通った神保町(特に今は亡き 東京泰文社でペーパーバックを買いまくっていた)が始まりだが、早稲田の古本屋も良く通った。もしかして角田氏とすれ違っていたかもしれない。
そのほか西荻や鎌倉の古本屋の話も興味深い。自分も必ず、どの街に行っても古本屋を探すのだが、最近はBOOKOFFとかが多くて、このように個性的な書店はなかなか見つけられない。と思っていたら、そうではないようだ。勉強不足だな。
この本には取り上げられていないが、最近の谷中、根津も言い本屋が多い。
2005年5月5日に日本でレビュー済み
岡崎武志さんが出す御題目に則り、角田光代さんが実際に様々な土地の古本屋を巡り、
古本を購入しつつ、古本道を究めるというのがこの本の表のテーマです。
しかし実は「古本屋」が土地柄や記憶といった、大切なものを我々に伝える媒介者でもあるのだ
ということに気づかせてくれる、そんな裏のテーマもしっかりと流れています。
また、古本道を究めていく中での、角田さんの「本」へのまなざしを通して、
「縦横無尽に広がる知識の糸」を純粋に「知識の糸」として求め味わう「贅沢さ」にも気づかせてくれる、
まさに「道場」たるに相応しい本であると思います。
古本を購入しつつ、古本道を究めるというのがこの本の表のテーマです。
しかし実は「古本屋」が土地柄や記憶といった、大切なものを我々に伝える媒介者でもあるのだ
ということに気づかせてくれる、そんな裏のテーマもしっかりと流れています。
また、古本道を究めていく中での、角田さんの「本」へのまなざしを通して、
「縦横無尽に広がる知識の糸」を純粋に「知識の糸」として求め味わう「贅沢さ」にも気づかせてくれる、
まさに「道場」たるに相応しい本であると思います。