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ふしぎ盆栽ホンノンボ 単行本 – 2007/3/1
宮田 珠己
(著)
- 本の長さ227ページ
- 言語日本語
- 出版社ポプラ社
- 発売日2007/3/1
- ISBN-104591097021
- ISBN-13978-4591097021
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登録情報
- 出版社 : ポプラ社 (2007/3/1)
- 発売日 : 2007/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 227ページ
- ISBN-10 : 4591097021
- ISBN-13 : 978-4591097021
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,056,020位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1964年 兵庫県明石市生まれ。主に紀行ものを手がけるエッセイスト。大阪大学工学部卒業後、10年近く勤めた会社を退社し、会社勤めをしながら出かけた海外旅行の顛末を書いた『旅の理不尽 アジア悶絶篇』でデビュー。自費出版で版を重ね、雑誌『旅行人』から第2作『東南アジア四次元日記』を出版し、第3回酒飲み書店員大賞を受賞。以後、紀行エッセイを中心に、日常エッセイ、書評なども執筆。2017年度から2年間朝日新聞の書評委員を勤めた。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年9月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一気に読みました。ベトナムには2回ほど行っていたのですが、盆栽には全く気付きませんでした。テレビの番組で見て気になっていたのですが。今年から、市民講座の「ガーデニング」を受講していて、講師の先生のお宅にお邪魔した時に、テレビ番組で見たのと同じ盆栽を見つけ、さっそく取り寄せました。今は、同じガーデニング講座の方のお宅で読まれています。また、ベトナムに行きたくなりました。
2013年8月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ホンノンボ、というベトナムの盆栽に、たまたまハノイのホテルで魅せられた著者が、ベトナム国内を出たとこ勝負でたずね歩き、さらに香港、中国へも足をのばし、またベトナムに戻り・・・というたまらなく楽しい紀行本。
特に盆栽に興味はなかったのですが、口絵から始まり、豊富にのせられているホンノンボ写真のかずかず、そして思い切りこだわったミニチュア目線に、これは昔日本で金魚鉢の中に創っていた世界だな、と思い、なつかしく読みはじめました。
ホンノンボとは、水盤や池の中に設置される島のジオラマで、高低差の激しい山をいただき、そこに植物を適当に植え、ミニチュアを置きまくる、という、子ども心の横溢する「盆栽」です。眺めたところは、シャングリラか蓬莱山か。涼しそうだ。
なんで山?
なんで西遊記のミニチュア?
どうやって作るの?
なにをあらわしているの?
著者はこれらの問いに、特に決定的な答えを出そうとするのではなく、旅で見たベトナム独自の「理想的な高低差」の山水とか、ホンノンボ屋の、突然サインを始めるおじさんとか、省略しまくる通訳さんの意見とかを心中でまぜあわせ、自分なりのユニークな感想をもらします。その文章が独特で、ゆるゆるなのに、すごく本質をつかんでいて、いたるところでうなずいてしまいました。
これ一冊読めば「マヌケでナイス」なホンノンボの魅力にとりつかれること必至です。
また盆栽、ということを超えて、ミニチュアの楽しさにも著者はしっかりと目を向けています。
囲碁を打つ老人ふたり、とか,書を読む老人とか、船頭とか、定番モノが、作られ方によっては、すさまじい劣化とデフォルメをとげているのを、ここぞと多数の写真に収めていて、キャプションもおかしく、このミニチュアだけでも集めてみたくなります。
日本の盆栽や、実際に行って見てきた中国の盆景にも触れているのですが、それに比べてやっぱりホンノンボのいいかげんでキッチュな楽しさ。植物主体の日本の盆栽、石主体でミニチュアがわずかな中国、ミニチュアの氾濫するベトナム。これらの関連や起源はどうなっているのだろう。
(これに理屈はあまりいらないような気もするのですが、ホンノンボ関連書として、本書で唯一あげられていたロルフ・スタンの『盆栽の宇宙誌』を読んでみたくなりました。)
特に盆栽に興味はなかったのですが、口絵から始まり、豊富にのせられているホンノンボ写真のかずかず、そして思い切りこだわったミニチュア目線に、これは昔日本で金魚鉢の中に創っていた世界だな、と思い、なつかしく読みはじめました。
ホンノンボとは、水盤や池の中に設置される島のジオラマで、高低差の激しい山をいただき、そこに植物を適当に植え、ミニチュアを置きまくる、という、子ども心の横溢する「盆栽」です。眺めたところは、シャングリラか蓬莱山か。涼しそうだ。
なんで山?
なんで西遊記のミニチュア?
どうやって作るの?
なにをあらわしているの?
著者はこれらの問いに、特に決定的な答えを出そうとするのではなく、旅で見たベトナム独自の「理想的な高低差」の山水とか、ホンノンボ屋の、突然サインを始めるおじさんとか、省略しまくる通訳さんの意見とかを心中でまぜあわせ、自分なりのユニークな感想をもらします。その文章が独特で、ゆるゆるなのに、すごく本質をつかんでいて、いたるところでうなずいてしまいました。
これ一冊読めば「マヌケでナイス」なホンノンボの魅力にとりつかれること必至です。
また盆栽、ということを超えて、ミニチュアの楽しさにも著者はしっかりと目を向けています。
囲碁を打つ老人ふたり、とか,書を読む老人とか、船頭とか、定番モノが、作られ方によっては、すさまじい劣化とデフォルメをとげているのを、ここぞと多数の写真に収めていて、キャプションもおかしく、このミニチュアだけでも集めてみたくなります。
日本の盆栽や、実際に行って見てきた中国の盆景にも触れているのですが、それに比べてやっぱりホンノンボのいいかげんでキッチュな楽しさ。植物主体の日本の盆栽、石主体でミニチュアがわずかな中国、ミニチュアの氾濫するベトナム。これらの関連や起源はどうなっているのだろう。
(これに理屈はあまりいらないような気もするのですが、ホンノンボ関連書として、本書で唯一あげられていたロルフ・スタンの『盆栽の宇宙誌』を読んでみたくなりました。)
2017年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どうせ、他の国のことなんか、ちょっとやそっとではわからないので、変なものに焦点があたってる本書は正解⭕写真も多くて楽しい👍
2013年12月21日に日本でレビュー済み
ポプラ社から2007年に出た単行本の文庫化。
ホンノンボとは、ベトナムの盆栽というか盆石のようなもの。
ふとしたきっかけでホンノンボにのめりこんだ宮田さんが、繰り返しベトナムへ渡り、取材した記録が本書である。
ホンノンボとは、水をたたえた盆の上に岩を配置し、植物を植え、陶製人形を置いたもの。道教の神仙思想に基づいているらしいが、とぼけた味わいで、芸術性などは志向しておらず、日本の盆栽とはまったく方向性が違う。いかにも東南アジアっぽい。
著者は各地のホンノンボを見て歩き、作成者にも取材し、ホンノンボとはいったい何かを追求していく。その過程が楽しい。
多数のカラー写真が収められており、ホンノンボの実態がよく分かる。
いつもの宮田さんの著作に比べると、かなり真面目な内容だった。
ホンノンボとは、ベトナムの盆栽というか盆石のようなもの。
ふとしたきっかけでホンノンボにのめりこんだ宮田さんが、繰り返しベトナムへ渡り、取材した記録が本書である。
ホンノンボとは、水をたたえた盆の上に岩を配置し、植物を植え、陶製人形を置いたもの。道教の神仙思想に基づいているらしいが、とぼけた味わいで、芸術性などは志向しておらず、日本の盆栽とはまったく方向性が違う。いかにも東南アジアっぽい。
著者は各地のホンノンボを見て歩き、作成者にも取材し、ホンノンボとはいったい何かを追求していく。その過程が楽しい。
多数のカラー写真が収められており、ホンノンボの実態がよく分かる。
いつもの宮田さんの著作に比べると、かなり真面目な内容だった。
2007年10月8日に日本でレビュー済み
宮田珠己さんに紹介いただけるのは、
今回は、ホンノンボ!
・・ウェブマガジンの連載をまとめた本になります。
「ホンノンボ」って何?
ホンノンボとは、
・・・ベトナムの盆栽
・・・道教的宇宙観を表わしたもの
ホンノンボの写真がいくつも紹介されているのですが、
とっても不思議な世界・・世界観です。
そこから、日本の盆栽と、ベトナムのホンノンボの比較文化論?!
にまで展開されるのはご愛嬌。
ときおり爆笑し、幸せな気持ちになりました。
今回は、ホンノンボ!
・・ウェブマガジンの連載をまとめた本になります。
「ホンノンボ」って何?
ホンノンボとは、
・・・ベトナムの盆栽
・・・道教的宇宙観を表わしたもの
ホンノンボの写真がいくつも紹介されているのですが、
とっても不思議な世界・・世界観です。
そこから、日本の盆栽と、ベトナムのホンノンボの比較文化論?!
にまで展開されるのはご愛嬌。
ときおり爆笑し、幸せな気持ちになりました。
2009年2月12日に日本でレビュー済み
テレビの世界不思議発見でベトナムのことを放送していたときに見たホンノンボ。チラッと写っただけなんだけど、ぼくはもう虜になってしまいました。
ネットで調べてみてもいまいちよく分からない。見つかったのはこの本だけだった。ホンノンボについての作者による調査結果を読む。
とても楽しそうだ!
今は、ごつごつした石を手に入れようと思って色々頑張っています。
ネットで調べてみてもいまいちよく分からない。見つかったのはこの本だけだった。ホンノンボについての作者による調査結果を読む。
とても楽しそうだ!
今は、ごつごつした石を手に入れようと思って色々頑張っています。
2007年4月23日に日本でレビュー済み
宮田珠己の旅行記はいつもすごく面白い。余計な力が抜けていて、変なモノを求めて、妙なことに感心している。
今回は、「ホンノンボ」という盆栽を求めてベトナムへ。日本でほとんど無名の「ホンノンボ」に関する本は無いに等しいらしい。だからこの本は、オンリーワンな超一級資料かもしれない。
宮田氏が惹かれるモノは「凹凸した地形」。ホンノンボはこの琴線に触れるらしい。水の上に岩で山を作り、木を植え、人や建物や動物のミニチュアを置くとホンノンボになる。好きなモノを追いかけている人は楽しそうだ。ミニチュアがかわいい。
なんの当てもなく、現地でいろいろ模索し、たくさんの人に出会う。ホンノンボ探しにつきあわされたタクシー運転手のトゥアン君は、すっかりハマッてしまったようだ。最初は興味なかったのに。「彼の人生を変えてしまったかも」と宮田氏は心配している。
ベトナムのニンビン、タムコック、バチャン。もの凄く行きたい。大量に売られているミニチュアを見て回りたい。
今回は、「ホンノンボ」という盆栽を求めてベトナムへ。日本でほとんど無名の「ホンノンボ」に関する本は無いに等しいらしい。だからこの本は、オンリーワンな超一級資料かもしれない。
宮田氏が惹かれるモノは「凹凸した地形」。ホンノンボはこの琴線に触れるらしい。水の上に岩で山を作り、木を植え、人や建物や動物のミニチュアを置くとホンノンボになる。好きなモノを追いかけている人は楽しそうだ。ミニチュアがかわいい。
なんの当てもなく、現地でいろいろ模索し、たくさんの人に出会う。ホンノンボ探しにつきあわされたタクシー運転手のトゥアン君は、すっかりハマッてしまったようだ。最初は興味なかったのに。「彼の人生を変えてしまったかも」と宮田氏は心配している。
ベトナムのニンビン、タムコック、バチャン。もの凄く行きたい。大量に売られているミニチュアを見て回りたい。