高校生たちの瑞々しい青春ものとも、推理ものとも、ホラーものとも言えない、なんか中途半端な感じだった。
たぶん青春ものを狙っていたのだと思うのだが、それなら岡崎&伊藤の関係とか、片里名を巡る純愛とかをもっと細かく書いて欲しかった。
最後にすべて種あかし、はいいとしても「お互いの気持ちまで本当はこうでした、終わり」みたいにさらりと書かれているので、物足りなかった。伊藤のツンデレぶりとか、主人公の純愛とか、女の友情みたいなものを掘り下げていったら、ユーモア&推理が混じった質の良い青春小説になったと思う。
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ラットレース 単行本 – 2007/10/1
方波見 大志
(著)
- 本の長さ299ページ
- 言語日本語
- 出版社ポプラ社
- 発売日2007/10/1
- ISBN-104591099563
- ISBN-13978-4591099568
登録情報
- 出版社 : ポプラ社 (2007/10/1)
- 発売日 : 2007/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 299ページ
- ISBN-10 : 4591099563
- ISBN-13 : 978-4591099568
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上位レビュー、対象国: 日本
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2007年11月3日に日本でレビュー済み
ポプラ社小説大賞を受賞した方波見氏の第2作。
前作よりこちらの方が面白かった。
プロローグがいったいどう本編に絡んで行くのかと思ったら
そういうカラクリだったのか、って
まぁ、よくあるパターンではあるけれど。
何しろ登場人物の変さ加減が凄くいい。
岡部や伊藤という一見正反対に見えるこの二人の
存在がこの物語を面白くさせているように思える。
事件の顛末は、
あまりにも安易かな?とは思うけれど、
これはあくまでも謎解きの物語ではなく、
高校生たちのひと夏の体験譚だと思って読めば
わりと清々しく読めるかも。
前作よりこちらの方が面白かった。
プロローグがいったいどう本編に絡んで行くのかと思ったら
そういうカラクリだったのか、って
まぁ、よくあるパターンではあるけれど。
何しろ登場人物の変さ加減が凄くいい。
岡部や伊藤という一見正反対に見えるこの二人の
存在がこの物語を面白くさせているように思える。
事件の顛末は、
あまりにも安易かな?とは思うけれど、
これはあくまでも謎解きの物語ではなく、
高校生たちのひと夏の体験譚だと思って読めば
わりと清々しく読めるかも。
2007年12月29日に日本でレビュー済み
地の文は一人称なのに動作の記述になると三人称で書かれている章があったので、「この作者ヘタかも・・・」と違和感を感じながらも読み続けていましたが、後半で理由があることが判明し納得。トッリッキーな書き方も出来て、デビューし立てで若いですが作家の地力はじゅうぶん備わっていると思いました。
一言いえば、教えても良さそうのことを伏線にして引っ張るのはデビュー作と変わらず、特長と捉えてよいのか微妙ですが、今回も楽しんで読めましたけど。
ただユーモアがいまいち面白味が足りません。「蒲団がふっとんだ!」なんてギャグは外すのが狙いであったとしても使って貰いたくありませんでした。商業作家を自認するなら文章の一文字までもこだわりを持って欲しいものです。
一言いえば、教えても良さそうのことを伏線にして引っ張るのはデビュー作と変わらず、特長と捉えてよいのか微妙ですが、今回も楽しんで読めましたけど。
ただユーモアがいまいち面白味が足りません。「蒲団がふっとんだ!」なんてギャグは外すのが狙いであったとしても使って貰いたくありませんでした。商業作家を自認するなら文章の一文字までもこだわりを持って欲しいものです。