海月書林というネット古書店(最近まで実店舗も経営)を経営する市川慎子さんの2冊目の本です。
女作家を国語便覧風に紹介していくスタイルで、色んな女子向け古書店で取り上げられている作家だけど、古臭そうでどうだろうと思われている人には、すごくとっつきやすくてよいです。恋愛ネタ(城夏子が友人の夫を略奪していたのは知りませんでした)などもあって、まずは興味本位から作家の作品に接近していくのもありですね。まずは宇野千代と中里恒子から読みたいと思います。明治編とあるので大正、昭和編もあるのでしょうか、あるのだったら楽しみです。
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