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わたしが正義について語るなら (未来のおとなへ語る) 単行本 – 2009/12/1

4.2 5つ星のうち4.2 14個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ポプラ社 (2009/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 202ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4591112454
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4591112458
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.6 x 2 x 19.6 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 14個の評価

著者について

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やなせ たかし
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カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
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14グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2013年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ここまでの育児で随分助けられていながら、アンパンマンの作者=やなせたかし先生のまとまった文章には、お亡くなりになる前まで接したことがありませんでした。

本書では「おなかがすいている人を助けることこそが本当の正義」であると考えるやなせ先生の「正義」があくまで控えめに語られながら、三越の企業デザイナーとして社会人キャリアを始め、アンパンマンで花開くまで時間のかかった先生の足跡やマンガ・アニメ観も知ることができて興味深いと思います。砲兵隊として従軍、耐え難い苦しみ(=餓え)を経験されたやなせ先生は「戦争は無条件でいけない」との思想を持っておられますが、本書の記述を見る限り、単純な社会的夢想家とは異なるように思えます。先生の考える人間像は、正しい心と悪の心を併せ持つロールパンナちゃんのような複雑な存在です。必ずしも正義が実現するとは限らない現実を『怒るよりも笑いたい』、それでも人の幸せを喜びとするようなアンパンマンのようなお話で『人生なんて夢だけど』『悪夢よりは楽しい夢』を与えたいというやなせ先生の言葉には、ある種のニヒリズムを感じるのですが、同時に「何者にも頼らない」強さ・優しさの表明とも受け取れます。

やなせ先生には、一部でクリスチャン説があるようですが、本書には信徒の必須要件である信仰告白的な記述は見当たりませんでした。二度に渡る20世紀の世界大戦は、それまでにない短期間・大量人命喪失によって「神を殺した」とも言われます。そんな過酷な事態に立ち会ったやなせ先生は「神に帰依する」という思想は持ちにくかったのではないでしょうか。既定の信仰を持たず(正否不詳ですが)して、自己犠牲を旨とするアンパンマン(即ちやなせ先生自身)の境地に至る精神力は並みの強靭さではないでしょう。本書はまた、やなせ先生が90歳の時に記されていながら、最期が遠くない著作者にありがちな悲観的態度とまったく無縁な明るいトーンで貫かれていることも特筆されるべきでしょう。
アンパンマンを絶大に支持している日本の幼児・児童達は、無意識のうちにそうした健全な精神に惹き付けられているのだろう・・・と思えば、日本の将来は暗くないのかも知れません。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アンパンパンに込められた思いを知らない人も
そうでない人にも ・・・作者の心を知ることが
どんなに大切な事か 分かる本です。

正義ってなんでしょうか?
仕事はどうして やっていくものでしょうか?

最近流行りの「野心」なんてものよりも
大切なものがあることが この本には たっぷりと書かれています。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年11月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いい本です。戦争を知っている世代には、共通の雰囲気があります。いろいろな人に読んでもらいたいです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年3月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
たって5分前に受け取り
開封しました。
ほぼ新品と書いてあったのに開いてみると
色鉛筆で線が引かれていたり
塗りつぶされてたり…
お金を払うレベルではありませんでした。
ほぼ新品など信用できないと感じました。
二度と買いたくないです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦争をご経験された著者ならではの『正義』観を学びました。印象に残ったフレーズを著書の中から引用します。「正義のための戦いなんてどこにもないのです。正義はある日突然逆転する。逆転しない正義は献身と愛です。傷つくことなしに正義は行えない。」アンパンマンはまさに献身と愛の『正義のヒーロー』ですね!!また、最後の方にあった「ひとつのものをとにかくやり続けることと同時に、それと並行して他の教養も身につけないといけない。」という文章も印象に残りました。著者のこれまでの歩みも知ることができたのでよかったです。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年11月4日に日本でレビュー済み
正義についても書いてあるのですが
この人の人生観が綴られています。
漫画家なのにヒット作がないことを悩み
アンパンマンにたどりついて、
そこからめげずに続けて世に送り出した、
そこまでが書かれています。
自分の仕事を作りたくて悩んでいる自分には
励みになりました。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年5月27日に日本でレビュー済み
正義というテーマについてはもちろん、その解釈に至った経緯(生い立ち)も語られていて、伝記好きにはとっても読みやすい本でした。

やなせたかしさんと言えば、アンパンマンが有名ですが、絵だけでなくステージやテレビのお仕事など色々なところで活躍されていたそうで。
手塚治虫さんの映画でキャラクターデザインをされていた時の話や三越宣伝部時代のお話も面白かったです。

印象に残ったのは
ーーー
正義のための戦いなんてどこにもないのです。
正義はある日突然逆転する。
逆転しない正義は献身と愛です。
ーーー
という箇所。戦争を経験されたからこその言葉だと思います。

アンパンマン(とその仲間たち)も、出来た背景や込められたメッセージを知ると、深い!これから見る目が変わりそうです。
子どもたちには少々難しいテーマにも触れて欲しいので。説明を求められた時には平易に語れるよう自分の引き出しも増やしていきたいと思います。
2015年5月20日に日本でレビュー済み
『アンパンマンは「ぼくはすごいんだ」とか「ぼくはエラい」とか自慢しない。慎ましいですよ。
正義は勝ったと言って、いばっているやつは嘘くさいんです。』(第3章)
「この最初の絵本でぼくが描きたかったのは、顔を食べさせて顔がなくなってしまったアンパンマンが空を飛ぶところです。顔がないというのは、無名ということです。」(第2章)

やなせたかしさんの、正義に対する思いが、飾らない力強い言葉で迫ってきます。

今、生かされているボクらは、平和を作り出す者になりたいですね。
自分の栄誉や、利益や、つまりは欲に振り回されないように。

とてもいい本だと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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