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古塔の地下牢―怪盗ルパン全集 (ポプラ文庫クラシックる 1-4 怪盗ルパン全集) 文庫 – 2009/12/1

モーリスルブラン (著), 南洋一郎 (著), Maurice Leblanc (著),

4.3 20個の評価

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ルパンの部下ジルベールは、ある別荘から、何の変哲もないガラス栓を盗み出した。しかしその別荘で殺人があり、彼は強盗殺人の容疑で死刑判決を受けることに。部下を救おうとするルパンの前に立ちはだかる代議士ドーブレック。ガラス栓にかくされた秘密とはいったい! ?
【解説/中村航】

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本の長さ

307ページ
言語

日本語
出版社

ポプラ社
発売日

2009/12/1
寸法

10.7 x 1.8 x 15.2 cm
ISBN-10

4591114996
ISBN-13

978-4591114995
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登録情報

出版社 ‏ : ‎ ポプラ社 (2009/12/1)
発売日 ‏ : ‎ 2009/12/1
言語 ‏ : ‎ 日本語
文庫 ‏ : ‎ 307ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4591114996
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4591114995
寸法 ‏ : ‎ 10.7 x 1.8 x 15.2 cm

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モーリス・ル・ブラン
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あああ

表紙の剽窃疑惑について

2022年8月16日に日本でレビュー済み

表紙について、これは明らかにTale of Two Cities(二都物語)というモノクロ映画のワンシーンからの剽窃(トレース)ではないか。レビューが反映されないため画像は添付できないが、「Oxford Bookworms Library 4 Tale of Two Cities 3/E」とネットで検索して確認すれば、この表紙の女性の顔や服装が、二都物語のそれに完全に一致していることが分かるはずである。

3人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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コンちゃん

良い

2022年7月24日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

単純に面白かった

2010年3月21日に日本でレビュー済み

正直、子供の頃はこの作品についてはいまいち覚えていませんでした。
ちょっと難しかったのでしょうか？奇岩城や怪盗紳士、ルパン対ホームズは
非常によく覚えているのですが。

ですが、ルパン作品としてはこの作品、一般には「水晶の栓」と出されている
この作品、名著です。

僕はおもいきって、これを読んでからハヤカワ文庫版を読もうと思っています。
見比べる意味でも。

特に、今作の敵はかなりの強敵です。知恵比べ、冒険、ハラハラドキドキが
全て盛り込まれています。

子供向けというので題名を変えたのでしょうが、この「水晶の栓」
どんでんがえしが沢山ありますが、最後に大人になってからこそ、
「あ、それで水晶の栓か」と気付きました。

そして、クラシック版のあとがきは他の作品は酷評が多いですが
この作品のあとがきは、かなりうけます。「そ、それは○○！」と
つっこんでしまいます。

4人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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はまちょび

ハラハラ、ドキドキの展開。名作だと思う。

2010年5月23日に日本でレビュー済み

文庫シリーズ、第4巻。クラリスという女性が登場する。クラリスと聞くとルパンファンの自分は、ルパン三世のカリオストロの城を思い出すが、もちろん別人。
今回は、ルパンが何かを盗むというよりは、警察に捕まった部下が死刑になりそうなのを助けるために、その部下の母親（これがクラリス）とともに、悪い代議士から、秘密文書を盗み出そうとする。死刑執行までに時間がなく、その悪い代議士も類稀な悪漢で、ルパンも一筋縄ではいかず、ハラハラ、ドキドキさせる展開で、アクション・スリラーとしても、とっても面白い。
また、相変わらず、ルパンは怪盗ながら正義の味方で、クラリスならずとも惚れてしまいそうないい男として描かれている。最後のルパンの去り際がまた見事。

4人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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メアリーマグダレン

微妙な言い回し、そして挿絵が違うのが残念

2022年9月2日に日本でレビュー済み

昨日この文庫本を見て、余程買おうか迷いました。後書きもなかなか良いものでしたし、最後まで迷いました。けれど、南洋一郎さんの単行本で育った私にとっては、昔の単行本がやはり良いです。理由は板前さまが書いておられた通りです。挿し絵が違います。たかが挿絵くらいで、と思われるかもしれませんが、単行本の挿絵はなんとも言えず気品があります。
それにやはり訳が微妙に違うのです。一番違和感があったのが私にとっては、ジルベールの弟のジャックが忍び込んでルパンに捕まり、母のクラリスが迎えに来た時、単行本では「ぼうや、ママがおむかえに来たらしいよ」文庫本では「ぼうや、ママちゃんがおむかえにきたらしいよ」とママ→ママちゃんになっていました。たったこれだけで、ルパンの言葉が下品になった気が致します。何故当時そのままの挿絵、訳で文庫本にして頂けなかったのでしょうか？

今までの単行本が文庫版になった例でも、今は差別用語で使えなくなった言葉はたくさんございます。私もそれは時代とともに仕方のないことなのだなと感じていましたが、やはり懐かしさゆえだと言われますでしょうか？せっかく表紙絵を同じにして出してくださったのに、私にはとても残念です。かつて私も新しい挿絵のルパン全集を買い求めましたが、なにか馴染めなくて売ってしまいました。この単行本の全集はネットで今１０万以上で売られております。

もともと大人向けの本ですので、単なるノスタルジーかもしれませんが、私も昔買った単行本が捨てられません。また「水晶の栓」というタイトルで大人向けのルパンは発売されているのもここで教えて頂きました。
未だに大人向けのルパンを読む気にならないのは私の中でいつまでもアルセーヌ・ルパンは怪盗紳士ルパンであって欲しいという願いでしょうか。まとまりませんが書かせて頂きました。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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かに

南洋一郎版「水晶の栓」

2010年1月3日に日本でレビュー済み

原作は「水晶の栓（Le Bouchon de cristal)」です。

2人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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板前

単行本版からの変更点に注意してください

2021年3月10日に日本でレビュー済み

この文庫版を読んでいて違和感を感じたので所有している同じタイトルの単行本版（昭和61年の第83刷）と交互に読み比べてみたのですが、翻訳や挿絵が変更されていました。
印象深い挿絵や南洋一郎さんオリジナルの特徴ある軽妙な言い回しの表現などと違う所があるので、昔読んだものと同じと思っているとがっかりするかもしれません。少なくとも私はとてもがっかりしました。
南洋一郎さん訳の怪盗ルパンシリーズは不朽の名作なので変な変更をせずにそのまま文庫本化して欲しかったです。

3人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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ビン・ラーディン

何ゆえこの題名になったのか？

2011年3月17日に日本でレビュー済み

　ご存知の通り、本書の原題は「水晶の栓」であり、物語も連判状の隠し場所とされる水晶（硬質ガラス）の栓をめぐっての三つ巴〜四つ巴の丁々発止の攻防戦を描いたもので、まさに適切且つ詩的で美しい原題だと思う。

　ところが、この「古塔の地下牢」。確かに古城にある地下牢は途中で舞台とはなるが、決して全編を通じてのモチーフではない。また物語中でも、「古城」という表現は使われていたものの「古塔」という表現は使われなかったと思う。まことに不可解な題名変更である。

　ストーリー的には、いつもの南洋一郎節満開のドキドキハラハラ物語だが、前半がややご都合主義的過ぎて、ルパンがやたらと部下を何人も使う点がファンには不満が残りそうだ。『奇岩城』、『８１３』、『虎の牙』といったＡ級作品よりやや劣る出来と思う。

　ただし、中村航氏による「あとがき」は絶品。

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