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ワーキングプア 日本を蝕む病(ポプラ文庫) (ポプラ文庫 え 3-1) 文庫 – 2010/2/5

3.8 5つ星のうち3.8 38個の評価

グローバリゼーション、リーマンショックが「ワーキングプア」を常態化させつつある中、その原因と対策に深く迫った渾身のノンフィクション。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ポプラ社 (2010/2/5)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/2/5
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 255ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4591115453
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4591115459
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 38個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
38グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2017年7月17日に日本でレビュー済み
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ウィリアムショックレーによる原爆投下の効果計算で最小の被害での終戦。そして半導体産業の興隆による経済成長。しかしアメリカの衰退と共に日本も低成長経済。自分もワーキングプアくらいなのですが、運とかは、めぐるとか来るとかより、ある人ある人が勝手に盗って、都合のいい者同士が遠くでキャッチボールだ。運はめぐって来るものでも何でもない。能力もなく努力もせず人間性も関係せず、用意された人間と不運に見舞われる人間とがいる。
2012年11月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いくら真面目に働いても報われない時代が来る。
「ワーキングプア」。

先進国のはずの日本で日々の生活にも事欠くほどの暮らしの困窮に直面する人々を紹介するノンフィクション。
困窮する理由は様々だが、十分な給与を得られる仕事がない。あっても就けない人が多い。
離婚や病気や会社の倒産等で安定から転がり落ちた人間もいて、最早誰もがそうなっておかしくない。

この本で特に注目すべき点は「他の本ではあまり紹介されていない地方の困窮者」の記述であると思う。
北海道、秋田、岐阜と、疲弊する地方経済は低賃金労働に就かざるを得ない現実。
グローバル化の波に呑まれ、低価格帯の中国製品との競争に晒され、
さらには急増する外国人労働者は「違法な低賃金」で日本人労働者の仕事を奪っていく。

健康で働く意欲があったとしても、年齢や性別で差別されて仕事にあり付けない。
貧困は連鎖し、貧困な親の子供は貧困な大人になる可能性が高いのである。

「問題提起の赤版」がこれ。セットでもうひとつの「青版」で解決策を提示するようなので、
そちらと合わせて読むことが必須である。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年1月15日に日本でレビュー済み
NHKの取材力(取材にかける人と時間の多さ、要は製作費の高さ)を感じる番組、本でした。
日本中から、『生活保護や福祉、親族も援助も受けず』『真面目に働く』『でも生活が苦しい』『何も悪事をしていない善良な人』たちを探し、そんな稀な人を、それが日本人の生活の一つの典型だと訴える。

ドキュメンタリー番組という
感情に訴える実話がもとのドラマ、登場人物は実話を経験した人たちと考えた方がいいかもしれない、ドラマのようによくできた本、番組だと感じました。
2014年3月19日に日本でレビュー済み
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この国を愛する者なら必読!
現実を知らずしてものをかたるべきではない。
国を愛するとは、そこに生きる人々を大切にすること。
国を愛するためにとは「戦争をすること」という極右のまやかしに勝ためには真実を知ること。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ワーキングプアとは単なる貧困ではない。一生懸命働いてきた、そして今も一生懸命働いているのに生活に困窮している人々である。どうしてそういう事態に陥っているのかの直接の原因及びその背景を具体的な取材で明らかにしているのがこの本である。それは単なる「自己責任」や「自助努力」では解決できない突然の不幸と社会の労働環境に大きく依存している実態が提供されている。私は、今から15年くらい前、派遣労働が大きく拡大され、定期昇給なし、ボーナスなし、社会保障もなしと言う層が増えていくと、将来、年金がもらえず、生活保護者が結局増える政策を政府は進めているが、将来のことを政府は考えているのだろうかと大きな疑問を持ったことを覚えている。この本はちょうどその時点あたりで書かれているが、その時点でも非正規労働者が3分の1になっているとある。まさに、現在2020年、新型コロナで店や中小企業が立ちいかなくなり、多くの倒産及び解雇が突然起こっている。まさに、こうして、路上生活者や職が得られても大量のワーキングプアが生まれている。これに対して対応できないのが今の日本であり、もう20年もすると年金なしの大量貧困者が出てくることは確実だと言える。これはもう、政府の政策とは言えない、日本政府の無策ぶりが露呈し始めていると言える。この本の副タイトルは「日本をむしばむ病」」とある。それはかなり深刻な慢性病となっている。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年1月25日に日本でレビュー済み
 貧困が貧困を再生産すると言っても、ワーキングプア層は、子供を産んで次世代を作るすることが、経済的にできないだろう。要するに先細りが目に見えていて、放っておけば、そのうち自浄してくれる。実は、行政はそれを待っているのかもしれない。だったら、それを待てば良い。お互い、ちょっとの辛抱である。

 東大法学部を出た秀才が、そんなことに気付いていないわけがない。おそらく、彼らにしてみれば、数秒間程度であっさり片づいた問題だったのだろうと思う。

 もう一つ言えば、そういう行政の本音に気付いていても、確信犯的に気付かぬふりをしていそうなのが、NHKなのである。

 例えば、

「取材した人たちはいずれも必死で仕事をさがし、家族のことを真剣に考えていた。懸命に努力をしているにもかかわらずワーキングプアから抜け出せない」(P.242)。

 努力すれば報われると思っているところが浅ましいが、それはさておき、この発想は、裏を返せば、努力しなかった者は貧困になっても文句は言えない、と言うに等しい。働かざる者、食うべからず、と。これは実は、その貧困は努力が足りなかったからだ、自業自得だ、という行政の発想でもある。NHKも行政も、同じ土俵で物を考えているのである。報われなかった努力のツケを行政に持ち込むNHKと、自助努力を促して消極的に切り捨てている行政は、実は利害が一致しているのだ。

 NHKは、総務省が管轄する行政組織だったことに、今更ながら気が付いた。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年11月23日に日本でレビュー済み
便利で豊かになった社会や制度の抜け穴、裏側や反動、負の側面や現実を垣間見ることが出来、心中複雑です。全て構造的な出来事で自助努力ではどうすることもできません。不謹慎ながら金持ち父さん貧乏父さんに出てくる「ラットレース」。働けども働けどもでも一向に豊かになれない現象だとワーキングプアについて思いました。地方や周辺や斜陽といった光が当たり難い場所を生活困窮者を中心に子供から老人まで取材している。最終章は総括しており現在にも通用していて詳しい。大企業や社会の恩恵を得られない人ばかりで何とかして隙間産業やアルバイトで働いている何とか生計を立てている人ばかりです。グローバル化や不況の煽りを受け、たまたま運が無く社会から放り出された人や不幸な境遇の人ばかりでそれでも前向きに生きている姿が浮き彫りになり心を打たれました。大企業もリストラや非正規雇用の転換が常態化して中小企業までグローバル化の影響でジリ貧しているところもあり他人事ではない現状です。
2007年9月6日に日本でレビュー済み
ニートはただの甘えや努力不足です。最近言われているワーキングプアや格差問題は、小泉政権からの「小さな政府」という名目=新自由主義=拝金主義=市場原理主義=弱者きりすてによる改正法が原因です。それにより、地域格差や中小企業がつぶれる、リストラと派遣とフリーターと自殺と犯罪の増加、福祉や教育の問題、途上国の貧困をさらにひどくする問題やらをひきおこしています。明らかにこの内容では、格差は怠けの問題であるとしたいようです。NHKも情報操作がすごく権力迎合なので、このような本がでるんだと思います。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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