だるさには、精神的なものと肉体的なものの2種に分けることができ、それぞれ不調なことがあれば「だるさ」を感じるそうです。早く睡眠をとる人は免疫系もスムーズに機能し疲れを感じることも少ないようです。暗くなったら寝て、朝、太陽の光と共に起きるリズムが大事だそうです。
当たり前のことがなかなか守れず「だるさ」を感じる人も多いのではないでしょうか。交感優位過ぎても、副交感優位過ぎても「だるさ」は感じるそうです。そこで自律神経（交感神経・副交感神経）のリズムが重要で、適度な緊張をもちかつ、ゆったりとした時間をもつことが大事です。
すなわち副交感神経を優位にする呼吸法・運動、体温調節（お風呂での深部体温の管理）、睡眠時の脈拍数を少なくし基礎代謝を下げる、免疫系の調節、副交感神経が優位になる食物をとることなどが自律神経関与で、人が意図的に関わることができそうな状態です。ストレスのない状況を作るのは無理なので少しでもストレスのない（感じない）生活をすることが「だるさ」撃退の第一歩でしょうか。そのためにもくどくなりますが（笑）日々の生活の中でだるさを口にしない、仮眠をとる、お風呂では湯船に入る、夏と冬とでは起床時間を変えることも手です。
この本を書かれた安保先生は皆さんもよくご存じかと思いますが、免疫の分野で数多くの論文を発表し、世界的に名の知られた先生です。安保先生は、朝ウォーキングの際、最後の数百メートルは走るそうです。これが意外に効果があると思います。またここ十数年以上健康診断には行っていないそうですが、医者であっても、定期検診にいった方がよいでしょう。ここにレビューした内容は一部ですので、詳細な情報が知りたい方は手に持って見ることをお勧めします。
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