3巻には読み切りの話が3編入っています。
3人の主人公に対し、それぞれ1つずつの物語です。
これが、どれも切なくて、笑えて、そして泣ける素敵な物語ばかりです。
川原さんの作品は、はっきりと恋愛を描くことはほとんどありません。
しかし、あからさまな恋愛は描かないけれど、確かにそこにほんわかとした恋心…もしくはそれに繋がるようなあたたかい感情が存在します。
恋愛も大切だけれど、それ以上に大切な心の繋がりを独特のあたたかいタッチで描いているんです。
この川原一流のストーリーが、私は何よりも好きです。
この番外編も、こうした恋愛のスパイスが少し効いている、でもそれ以上に人のあたたかさを感じられる物語になっています。
相変わらず哲学的な笑いや、シニカルな表現が多く、非常に読み応えがあって笑わせてくれますが、この3巻はそれ以上に泣ける場面が多いです。
何度読んでも、そのたびにボロボロと泣いてしまう話があります。
私の中で、その作品はマンガを越えたところに存在しています。
ぜひ、読んでみて下さい。
余談ですが、川原さんは話の終わらせ方がとても上手い方だと思います。
最終回で拍子抜けすることはほとんどなく、むしろ静かな余韻に浸れる物語が多いです。
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笑う大天使(ミカエル)3 (花とゆめCOMICS) コミック – 1989/7/25
川原 泉
(著)
- 本の長さ206ページ
- 言語日本語
- 出版社白泉社
- 発売日1989/7/25
- ISBN-104592114051
- ISBN-13978-4592114055
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登録情報
- 出版社 : 白泉社 (1989/7/25)
- 発売日 : 1989/7/25
- 言語 : 日本語
- コミック : 206ページ
- ISBN-10 : 4592114051
- ISBN-13 : 978-4592114055
- Amazon 売れ筋ランキング: - 374,482位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2003年5月21日に日本でレビュー済み
1~2巻を本編とすると、この3巻には番外編的な3つの短編が収められているのですが、その中でも「オペラ座の怪人」という作品は個人的には川原作品の中で一番好きな作品です。「事象の地平」の中で川原さん本人が言っていますが、彼女が本当に描きたかったのはこの3つの短編であって、1~2巻は各キャラを紹介するための前フリにすぎません。前フリの話をあれだけ面白くできるのも凄い才能なのですが、やはり川原ワールドの真骨頂は3巻にあると思います。
特にこの巻収録の「オペラ座の怪人」を初めて読んだ時は、途中で爆笑しながらも、ラストではボロボロ泣いてしまいました。他の2つの短編も川原ワールドが堪能できて、なおかつしんみりできる佳作なのでオススメです。
特にこの巻収録の「オペラ座の怪人」を初めて読んだ時は、途中で爆笑しながらも、ラストではボロボロ泣いてしまいました。他の2つの短編も川原ワールドが堪能できて、なおかつしんみりできる佳作なのでオススメです。
2003年3月1日に日本でレビュー済み
1巻2巻を読んで、3巻を読むのに迷う人はあまりいないと思うんですけど…
川原ファンなら、ベスト3には入るんではなかろうかと思われるこの作品。私は高校生の頃から読み続けてます。何度読んでも泣ける場面があって、泣いたあとは優しい気持ちになれます。
自分の生活とは少しかけ離れたお嬢様学校が舞台でありながら、登場人物の設定もまた、自分の周りにはいないな~と思う人ばかりなのに、出てくる人(?)に皆、親近感を覚え、読み終わるとみんなが好きになってる。これぞ、川原マジック!
何度も読み返してほしいシリーズです。
川原ファンなら、ベスト3には入るんではなかろうかと思われるこの作品。私は高校生の頃から読み続けてます。何度読んでも泣ける場面があって、泣いたあとは優しい気持ちになれます。
自分の生活とは少しかけ離れたお嬢様学校が舞台でありながら、登場人物の設定もまた、自分の周りにはいないな~と思う人ばかりなのに、出てくる人(?)に皆、親近感を覚え、読み終わるとみんなが好きになってる。これぞ、川原マジック!
何度も読み返してほしいシリーズです。