羅川先生の出世作。少女漫画だが、恋愛を話の主題に置かないホームドラマなので男性でも読みやすい。
榎木家はお母さんが次男の実をかばって交通事故で亡くなり、長男の拓也とお父さんの3人家族。
小学校高学年の拓也は弟の母親代わりも務めて日々奮闘しなければならなくなる・・・・。
と書くと単なる「お涙頂戴」的な話かと思われがちだが、しかし内容は「日常生活の中に潜む様々な事件」を浮き彫りにし、しかもそれが多岐に渡って決して「子供向き」とは言い切れない。
笑って、ほんわかして、考えされられて、そして最後にはしっかり泣ける・・・そんな漫画。
位置付けでは「少女漫画」に振り分けられてはいますが、実態は「老若男女」で読者を分けない漫画と断言できます。絵としても見やすいです。「少女漫画」っぽすぎないので男性でも入りやすい。
内容も小学生を主人公としながら、日常に潜む様々な事件を浮き彫りにする作者の手管が冴え渡ります。
恋愛要素は薄いですが、拓也と実の両親が出会って恋に落ちる話はその薄い「恋愛要素」を全開にしての感動的なお話に仕上がっています。
設定が似たもので女の子の姉妹が主人公の「くじらの親子」(くりた陸・作)と併せてオススメします。
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赤ちゃんと僕 18 (花とゆめCOMICS) コミック – 1997/9/1
羅川 真里茂
(著)
- 本の長さ211ページ
- 言語日本語
- 出版社白泉社
- 発売日1997/9/1
- ISBN-104592128281
- ISBN-13978-4592128281
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登録情報
- 出版社 : 白泉社 (1997/9/1)
- 発売日 : 1997/9/1
- 言語 : 日本語
- コミック : 211ページ
- ISBN-10 : 4592128281
- ISBN-13 : 978-4592128281
- Amazon 売れ筋ランキング: - 279,315位コミック
- カスタマーレビュー:
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2007年10月17日に日本でレビュー済み
物語として盛り上げやすい方を選んだ様に感じて、
感動一歩手前で踏み止まってしまった。
主人公が一歩踏み出す過程を別の形で描いて欲しかった。
感動一歩手前で踏み止まってしまった。
主人公が一歩踏み出す過程を別の形で描いて欲しかった。
2002年6月4日に日本でレビュー済み
「『赤僕』はマンガを描くときの実験台」と羅川さんも自壊しています。
確かにマンガノウハウっぽいことはいろいろ赤僕で試したっぽい
(いくつか失敗した跡のようなものもある気がします笑)
実験台、というのもシチュエーションに応じた心情描写が主だと思います。
絵もだんだん上手くなってる気がします…が
小学生が性に目覚めるところや、兄弟などの男女の力関係、
恋人のつきあい方、などなど。しかし、どんなシチュエーションでも
最後にはかならず救ってしまうという、
商業的側面も少しだけ見えます。
ですが、いろいろな拓也がこの、「赤僕」の中で見えました。
あくまで小学生であり、実の保護者であり、
そして弱い1人の人間であるところ。
そういったこともあってか、拓也の心情描写を表した
日記調のテイストがよく出てくるところもこの作品の
特徴かもしれません。
これはいかようにも実のかわいさなどにかまけていてはいけません。
そんなレベルにとどまるべきマンガではないことは間違いないです。
うわべっつらがかわいいくせに渋いマンガかも。
試しに、読んでみてください。
確かにマンガノウハウっぽいことはいろいろ赤僕で試したっぽい
(いくつか失敗した跡のようなものもある気がします笑)
実験台、というのもシチュエーションに応じた心情描写が主だと思います。
絵もだんだん上手くなってる気がします…が
小学生が性に目覚めるところや、兄弟などの男女の力関係、
恋人のつきあい方、などなど。しかし、どんなシチュエーションでも
最後にはかならず救ってしまうという、
商業的側面も少しだけ見えます。
ですが、いろいろな拓也がこの、「赤僕」の中で見えました。
あくまで小学生であり、実の保護者であり、
そして弱い1人の人間であるところ。
そういったこともあってか、拓也の心情描写を表した
日記調のテイストがよく出てくるところもこの作品の
特徴かもしれません。
これはいかようにも実のかわいさなどにかまけていてはいけません。
そんなレベルにとどまるべきマンガではないことは間違いないです。
うわべっつらがかわいいくせに渋いマンガかも。
試しに、読んでみてください。
2006年12月28日に日本でレビュー済み
事故で母親を亡くした小学生の拓也が
母親代わりになって弟の実の面倒を見る姿を健気に描いたお話。
以前読んだあるマンガに「ベターなセリフはみんな切る」「みんな間違ってる」
という制作裏話があったのだが、これはまさにその対極にある感じ。
とにかく拓也がまっすぐで「正しい」。何か事件があっても最終的には
敵(?)らしきものも改心したり、心ある友人達がガッチリ周囲を固めてくれていたり。
ここまで拓也が顔も性格もよいというのは作者の思い入れの強さなのだろうか。
この方の描く幼児はとってもかわいいです。(大人の絵は苦手)
母親代わりになって弟の実の面倒を見る姿を健気に描いたお話。
以前読んだあるマンガに「ベターなセリフはみんな切る」「みんな間違ってる」
という制作裏話があったのだが、これはまさにその対極にある感じ。
とにかく拓也がまっすぐで「正しい」。何か事件があっても最終的には
敵(?)らしきものも改心したり、心ある友人達がガッチリ周囲を固めてくれていたり。
ここまで拓也が顔も性格もよいというのは作者の思い入れの強さなのだろうか。
この方の描く幼児はとってもかわいいです。(大人の絵は苦手)
2021年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
嫁さんの探していた作品だったので、手元に届いた時の喜びは凄かった!!
程度も良く、大切にしてます。
程度も良く、大切にしてます。