「今時SF?古いし流行らないよ」
と鼻で笑った昨日の私をバックドロップで殺したい。
夢中で繰り返し読んだブレーメンシリーズ最終巻。
個々のエピソードの着想一人々(一匹)の圧倒的存在感にSFへの偏見が吹っ飛びました。
今もキラ船長や仲間達と宇宙を旅してる気がします。
それだけにたった五巻で終わらせるのは惜しすぎる。
特に皆さん言ってる様にポー君のブレーメン人権問題は、
作品の骨なのでもっと深く長く掘り下げるべきでした。
「ブレーメン」の持つ無限の可能性とアイデアは五巻では短すぎる。
出版社の都合で急ぎ足で終わらせたのかと悲しいです。是非続きが読みたい。
川原さんの作品全てに共通する点は
「空気のように自然に入り込んできていつの間にか不可欠になってしまう」事です。
どんな漫画でもその作品の世界観と癖に読者は合わせるため苦労する。でも川原さんの作品に準備運動はいらない。いつでもどこでも読者に優しい。穏やかで温かい決して強要せず傷つけず読後はほんわかと幸せな気分になる、けれど気付くと小さな哲学が生まれている。川原信者が多いのも頷けます。
中性的でサバけたキラ船長におっちょこちょいだけど頼れるナッシュ社長、
爆笑リトルグレイ。そして何より愛おしい我等が友ブレーメンズ。
「寂しかったのだ。人は皆寂しかったのだ。それ故にヒトはブレーメンを作った」
私はこの言葉を忘れる事ができません。
この言葉が作品のすべてであり、彼らと別れるのはあまりに寂しいから。
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ブレーメンII (5) Jets comics コミック – 2004/9/29
川原 泉
(著)
- 本の長さ178ページ
- 言語日本語
- 出版社白泉社
- 発売日2004/9/29
- ISBN-104592132459
- ISBN-13978-4592132455
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登録情報
- 出版社 : 白泉社 (2004/9/29)
- 発売日 : 2004/9/29
- 言語 : 日本語
- コミック : 178ページ
- ISBN-10 : 4592132459
- ISBN-13 : 978-4592132455
- Amazon 売れ筋ランキング: - 422,151位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年6月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
川原先生の作品はコミカルで大好きなのですが、なんとなく最終巻としては、ぼんやりした内容で終わってしまったかなという感じです。
かわいい 火星人 の登場もわずかで寂しい限りでした。
2,3巻は単品で読んでいてもとても楽しく 川原ワールド全開です。
かわいい 火星人 の登場もわずかで寂しい限りでした。
2,3巻は単品で読んでいてもとても楽しく 川原ワールド全開です。
2014年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ずっと読みたくて探していました。商品はきれいで注文してから到着までも早かったです。
2013年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
家族の要望で買いました。5がなかったので、ちょうどそろいました。ありがとうございました。
2004年10月13日に日本でレビュー済み
「ブレーメンⅡ」の5巻の表紙を見て
あの「アンドロイドはミスティ・ブルーの夢を見るか?」の
表紙を思い出した。色使いが。懐かしい。
本編は、絵に関して、同じカットの使い回しがあったりして
正直「ううーん?」なところもあるので、星マイナス一つ。
ただ、物語はきちんとまとまってて、読後感がとてもいい。
「そして、みんなが、しあわせになりました」というエンディング。
1巻から読んでて気がつかなかった、「そういえば
ブレーメンズって、働くこと以外何もなかったんだ?!
船の中では普通に働いてるし、差別を乗り越えてきたこともあったし
(「タイガー・タイガー」)でも、それでブレーメンズの
ほんとの幸せにはならないんだ、権利と自由がないってことは」
という、単純でとても大事なことに、最後の2つのエピソードで
きれいに、しかもガツンとケリをつけてくれた川原教授。
さすが、の一言。
これからも、ゆっくりでいいので、体を大事にして、
作品を描き続けていって欲しい。
あの「アンドロイドはミスティ・ブルーの夢を見るか?」の
表紙を思い出した。色使いが。懐かしい。
本編は、絵に関して、同じカットの使い回しがあったりして
正直「ううーん?」なところもあるので、星マイナス一つ。
ただ、物語はきちんとまとまってて、読後感がとてもいい。
「そして、みんなが、しあわせになりました」というエンディング。
1巻から読んでて気がつかなかった、「そういえば
ブレーメンズって、働くこと以外何もなかったんだ?!
船の中では普通に働いてるし、差別を乗り越えてきたこともあったし
(「タイガー・タイガー」)でも、それでブレーメンズの
ほんとの幸せにはならないんだ、権利と自由がないってことは」
という、単純でとても大事なことに、最後の2つのエピソードで
きれいに、しかもガツンとケリをつけてくれた川原教授。
さすが、の一言。
これからも、ゆっくりでいいので、体を大事にして、
作品を描き続けていって欲しい。
2004年10月2日に日本でレビュー済み
最終巻です。もっと続いてほしかった・・・。
いとしいブレーメンの船員ともお別れです。
このお話の中で生きているなかで、自分の中の偏見というには
いつか直面し、それを自覚しなくてはならないんだなと思いました。
川原さんの凄いところは、言葉にしなくても伝わる
メッセージを感じるところです。
黒猫のホーが涙を流して目覚めるシーンには
私も泣いてしまいました。
いとしいブレーメンの船員ともお別れです。
このお話の中で生きているなかで、自分の中の偏見というには
いつか直面し、それを自覚しなくてはならないんだなと思いました。
川原さんの凄いところは、言葉にしなくても伝わる
メッセージを感じるところです。
黒猫のホーが涙を流して目覚めるシーンには
私も泣いてしまいました。
2005年7月29日に日本でレビュー済み
~郷土の星・カーラ教授版〈STARTREK〉の完結巻。〈プータオ〉誌での連載開始当初、「少女誌の読者層に合わせてどーぶつでお気楽スタトレっすか?」くらいに思っていたらとんでもなかった。表現はほのぼの、でも内容はしっかり王道SF。例によって難解っぽいネームに眩惑されがちだが、各エピソードのアイディアそのものは特に斬新というわけではない。人体改造ネタ~~や〈歩く木〉ドリアードのネーミング、「タイガー タイガー」の章題、空から胞子が降ってきて……という話など、ある程度のSFファンならニヤニヤしながら読めるはず。ラストはお約束の「めでたしめでたし」、きれいにまとまり読後感もさわやかで、特に不満はないものの、欲を言えば、最後のエピソードはもう少し描きこんでほしかった気もする。ブレーメンがブ~~レーメンであるがゆえの苦悩がわりとあっさりと語られてしまい、その解決もとんとん拍子にいっちゃって「あれ? これで終わり?」とちょっと物足りなかった。が、あまり深刻な展開は川原作品の本来の持ち味ではないわけで、やっぱりこれでいいのだろう。いつか読み切り短編で、ブレーメンひとりひとり(一匹一匹?)を掘り下げたお話が読みたいです。~
2004年10月1日に日本でレビュー済み
Mission8・9の2話収録ですが、両話とも今までよりもブレーメン達に向けられた偏見、差別問題を大きくテーマとしているように感じました。キラ船長がはじめ自分の船のクルーがブレーメン(動物)だと知った時、実は不安を感じていたことをブレーメン達を差別している人達と同じだと反省していますが、そういう矛盾をちゃんとなくしてくれるところ、それとその事を素直に告白したキラに対するナッシュの答えに嫌味がないところ、包容力(?)ある答えが川原作品らしいなと思いました。本編2話に挟まるようにして収録されているIntermission3・惑星チネチッタのお話も最終話。いつもちょうど良く気の抜けるチネチッタの話は本編と並ぶくらい好きでした、今回もいい味出してます。欲を言えば、愛すべきキャラクター・リトルグレイにもっと活躍して欲しかったな・・・また他作品で登場させてくれたら嬉しいです。