近頃ガッツの人柄がまるくなったとか、魔女っ子シールケの登場、
パックを含むチビッコたちのギャグなどでベルセルクから離れる人が
居るというのを、ここの書評など、ウェブ上で目にする機会がままあるが、
人間は成長するものだし、その生き様で人間関係は変わるものではなかろうか。
チビッコたちの茶々は、息詰まる戦いばかりの物語の清涼剤であるし、
ファルネーゼの存在で、キャスカの扱いがずいぶん楽になったと思われ、
ガッツは、かれらに救われている部分が多分にあると思う。
そして、シールケの魔法は、何でもアリのいわゆる『魔法』ではなく、
シャーマニズムとでも言うのか、精霊術のような、古来にはあっても
おかしくないようなものだ。好みの問題ではないだろうか。
忘れてはならないのは、ベルセルクには、始めからゴッドハンドや
髑髏の騎士なる人外の者の存在があり、物語のトリガーとなっている。
30巻を数える今更、これまで積み重ねてきた物語が崩れようはずもない。
だから、当方はただ、傍観者としてベルセルクの世界を垣間見ている。
狭間の戦いは連載当初から今も続いているのだ。
今巻では前巻からの引き──ガッツとセルピコの手抜き無しの対決や、
一族の元に戻る形になったファルネーゼのその後、攻め入ってくる
クシャーン軍勢との激しい戦いが描かれている。
勢いを増すクシャーンとの戦いと、年老いた法王に接触し、
駒を何処へと進めようとしているグリフィスの動向が気になるところだ。
また、鎧の力に抗いながら戦う手負いのガッツに勝機はあるのか……
首を長くして待つだろう次巻も、あっという間に読み終えるだろう。
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ベルセルク (30) (ヤングアニマルコミックス) コミック – 2006/3/29
三浦建太郎
(著)
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対クシャーン決戦への出陣式前日催された、ヴリタニス市庁での舞踏会。その舞台にクシャーン妖獣兵が!! そして、地獄と化した舞踏会の中にはファルネーゼが!! ガッツは果たして…!? 2006年3月刊。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社白泉社
- 発売日2006/3/29
- 寸法12.8 x 2 x 18.2 cm
- ISBN-104592137280
- ISBN-13978-4592137283
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登録情報
- 出版社 : 白泉社 (2006/3/29)
- 発売日 : 2006/3/29
- 言語 : 日本語
- コミック : 224ページ
- ISBN-10 : 4592137280
- ISBN-13 : 978-4592137283
- 寸法 : 12.8 x 2 x 18.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 168,050位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
29巻の空気を吹き飛ばすようなスピード感。戦って戦って戦いまくる!そんな感じの30巻です。ガッツの強さゆえに、その強さが目立たなかった仲間達も、一般軍人と対比することにより強さが実感出来た面白い巻でもありました。前巻に続きファルネーゼの両親が良い味だしてます。多少の事には動じない大物ぶりは流石。
2006年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
グリフィスは宗教的権威である法王に、一方ガッツは実質的支配者であるヴァンディミオン家にそれぞれコネクションを持つことができた。
鷹の団を擁するグリフィスにはまだ届かないだろうが、ガッツにもそれに対抗できる余地ができたと見てよいだろう。
鷹の団を擁するグリフィスにはまだ届かないだろうが、ガッツにもそれに対抗できる余地ができたと見てよいだろう。
2009年7月15日に日本でレビュー済み
長寿作品ですね。
オチは見えているのですが
ただ、続けて読まずにはいられない。
もう一度、再映像化してもらいたいです。
オチは見えているのですが
ただ、続けて読まずにはいられない。
もう一度、再映像化してもらいたいです。
2007年5月5日に日本でレビュー済み
きらびやかなシーンが一転残酷な悪夢へとかわります、ベルセルクは毎回本当に驚かされます。
独特かつ圧倒的な絵を見てるだけでも「拘り」を感じます、兵士や化け物の軍勢のシーンはもちろんのコト、女性の描写も素晴らしいです!ドレスなどの緻密な作画に頭がさがります。
ストーリーも全く先が読めずハラハラさせます。
独特かつ圧倒的な絵を見てるだけでも「拘り」を感じます、兵士や化け物の軍勢のシーンはもちろんのコト、女性の描写も素晴らしいです!ドレスなどの緻密な作画に頭がさがります。
ストーリーも全く先が読めずハラハラさせます。
2006年3月29日に日本でレビュー済み
闘うガッツは久しぶり、でもまだまだ100%ではないよね、って感じで、次巻以降の盛り上がりに向けての序章のように思います。今後さらに盛り上がってくるはずと期待して、この巻単体の評価は星4つです。
読んでいない方のために詳細は伏せますが、狂戦士の甲冑やファルネーゼとの関係の変化も見所でしょう。29巻のほのぼの感のせいで興味が減衰した人も、もういちどこのシリーズに戻ってくる巻として不足はありません。
読んでいない方のために詳細は伏せますが、狂戦士の甲冑やファルネーゼとの関係の変化も見所でしょう。29巻のほのぼの感のせいで興味が減衰した人も、もういちどこのシリーズに戻ってくる巻として不足はありません。
2006年9月28日に日本でレビュー済み
いやぁ〜なんだかお決まりのRPG型になってきてしまって残念。3巻ぐらいはガッツの単独戦闘シーンが、とってもよかったけど('ヘ`;) う〜ん・・なんか魔法使いが、出てきてからは、少し勢い落ち目かなぁ〜??仲間ができてよかったとゆ〜べきなんだろうが。。
1〜3巻ぐらいが描写はちと、違うが「戦う男」ってゆ〜点では◎!!
1〜3巻ぐらいが描写はちと、違うが「戦う男」ってゆ〜点では◎!!
2006年4月25日に日本でレビュー済み
マンネリとか言ってる人もいますが、自分はそうは思いません。だってさ、この漫画ほど前フリが長く上手いのはなかなかないからW 中だるみではないと思います、前フリですよきっと。