遠藤淑子さんと言うと、
ちょっと見かけただけの人は、その絵の下手さに閉口します。
一回でも読んだ人は、彼女の作品の良さに気がつきます。
そして、すっかりハマった人は、その絵こそ味なんだ!と
通の境地に行き着けます。そして、私もハマってます。
ただ絵が上手いだけの漫画家は、世の中腐るほどいますが
心に残る作品を描ける漫画家は希少です。
私は彼女は、その希少な才能をもつ稀有な漫画家だと思います。
この作品も、演歌歌手の母、父親の違う三人の子供という、ヘビーになりがちな設定をコミカルに描き、
その合間でふっとシリアスになるので、より感動を覚える
静と動の使い分けが上手い彼女らしい作品だと思います。
登場人物の語る名言も必見!
つまり面白いです!
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幸せな食卓 (ジェッツコミックス) コミック – 2006/1/27
遠藤 淑子
(著)
- 本の長さ203ページ
- 言語日本語
- 出版社白泉社
- 発売日2006/1/27
- ISBN-10459214256X
- ISBN-13978-4592142560
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登録情報
- 出版社 : 白泉社 (2006/1/27)
- 発売日 : 2006/1/27
- 言語 : 日本語
- コミック : 203ページ
- ISBN-10 : 459214256X
- ISBN-13 : 978-4592142560
- Amazon 売れ筋ランキング: - 458,484位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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2006年1月29日に日本でレビュー済み
遠藤淑子さんの最近の作品にしてはめずらしく、コミックス1冊を通して同じシリーズ作品でまとまっています。
事情がいろいろある演歌歌手の母と、息子二人、娘一人の幸せを描きます。(表紙だと普通に両親の絵かと思った…)
以前、他のコミックスの4分の1スペースで、「『希望なんてない』っていう中学生をテレビで見て、『まぁそう言わずに…』と思って作品を書きました」という遠藤さんの言葉をみかけました。いつもいつも、私達に希望をくれるために漫画を描いてくれているような方です。少なくとも私はそう思います。
でも、その言葉にあるように、世の中の雰囲気や、他人の感情というものに、すごく敏感な人であると思います。
この作品(と言わず…『マダムとミスター』の後半あたりから次第に増えてきた傾向ですが)も、近頃の人間模様を、サクっと描写しています。とても哀しい姿で。
絵柄ではなく、内面のリアリズムを描きながら、でも漫画としての楽しさと、最後には希望を、という作者の葛藤がみえるようです。
この調子で、別シリーズでもいいからコミックス5冊分くらいの長編シリーズの力作を、また見せてほしいです。
事情がいろいろある演歌歌手の母と、息子二人、娘一人の幸せを描きます。(表紙だと普通に両親の絵かと思った…)
以前、他のコミックスの4分の1スペースで、「『希望なんてない』っていう中学生をテレビで見て、『まぁそう言わずに…』と思って作品を書きました」という遠藤さんの言葉をみかけました。いつもいつも、私達に希望をくれるために漫画を描いてくれているような方です。少なくとも私はそう思います。
でも、その言葉にあるように、世の中の雰囲気や、他人の感情というものに、すごく敏感な人であると思います。
この作品(と言わず…『マダムとミスター』の後半あたりから次第に増えてきた傾向ですが)も、近頃の人間模様を、サクっと描写しています。とても哀しい姿で。
絵柄ではなく、内面のリアリズムを描きながら、でも漫画としての楽しさと、最後には希望を、という作者の葛藤がみえるようです。
この調子で、別シリーズでもいいからコミックス5冊分くらいの長編シリーズの力作を、また見せてほしいです。
2006年1月30日に日本でレビュー済み
遠藤淑子は人の絆を描かせたら(おそらく)随一だと思ってます。
この作品も、売れない演歌歌手の母親とその子供3人の家族の絆がきっちりと描写されています。
遠藤淑子作品の良いところは、単にホロリと来るようなストーリーだけじゃなくユーモアを基本にしているので、笑いながら読んでいるのに気づいたら切なくなるような話に引き込まれてしまいます。
この笑いがあるおかげで、ただの人情ものの物語よりも爽やかな読後感が得られると思います。
『癒し』を求める人にはお勧めします。
この作品も、売れない演歌歌手の母親とその子供3人の家族の絆がきっちりと描写されています。
遠藤淑子作品の良いところは、単にホロリと来るようなストーリーだけじゃなくユーモアを基本にしているので、笑いながら読んでいるのに気づいたら切なくなるような話に引き込まれてしまいます。
この笑いがあるおかげで、ただの人情ものの物語よりも爽やかな読後感が得られると思います。
『癒し』を求める人にはお勧めします。
2006年1月30日に日本でレビュー済み
余りにも影がない明るい性格のために歌に深みが出ず万年売れない演歌歌手の母親と、節約上手の長男・天使のようにかわいらしくて賢い長女・しっかり現実を見据えてちょっぴりシニカルな次男 が繰り広げるご家族コメディー。遠藤淑子の楽しくて、でも後でじんわり心に染みて明日への希望が出てくる定番ストーリーがまた一つ増えました。「同じことを舞台装置を変えて描いているだけ」という評価もあるかも知れませんが、それを分かりながらも読まずにはいられないのが、「遠藤マジック」なのですよね。やっぱり必要なものは愛される、ということでしょう。「遠藤人生劇場」はもう幕が上がっています。お見逃しなきように!