「楽園」の表紙でこの漫画家さんのファンになり、さっそく購入。
人の目や制約やプライドにがんじがらめにされた中でひっそりと繰り広げられるおとなの恋の物語です。
ときどき画が衝動的なかんじで乱れる?ように感じますが、それがまた味というかクセになります。
ストーリーの目の付け所とか感性が独特で、シギサワカヤさんという人はひょっとしたら小説家としての才能も強いのかも。
タイトルの付け方もハイセンスだと思いました。
ただよう箱舟は、いったいどこへ流れ着くのだろう。
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箱舟の行方 (ジェッツコミックス) コミック – 2006/7/28
シギサワ カヤ
(著)
- 本の長さ144ページ
- 言語日本語
- 出版社白泉社
- 発売日2006/7/28
- ISBN-104592142640
- ISBN-13978-4592142645
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登録情報
- 出版社 : 白泉社 (2006/7/28)
- 発売日 : 2006/7/28
- 言語 : 日本語
- コミック : 144ページ
- ISBN-10 : 4592142640
- ISBN-13 : 978-4592142645
- Amazon 売れ筋ランキング: - 304,554位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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冬の関東生まれ。ゲーム開発会社にてグラフィックデザイナー兼企画として勤務のち、2004年、スニーカー文庫(角川書店)の「憐 Ren」挿絵イラストにてデビュー。2006年に白泉社より単行本「箱舟の行方」を上梓、以降数誌で連載。2009年「楽園 Le Paradis」創刊号より参加、同誌を中心に現在に至る。
カスタマーレビュー
星5つ中4.1つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なんの説明もなしに、システム管理部のSE笹原が広報部の後輩女子社員の倉田とエレベーターで2人きりになったらキスをするというちょっかいをかけだす。倉田は入社早々に田辺主任と恋愛関係であり、笹原は妻子持ち。
笹原の半ば戯れから始まったこの悪戯は次第に倉田の心身を刺激していき・・・。彼女の心は千地に乱れる。
倉田が以前から付き合っていた田村主任との結婚1週間前の退職直前に事故でエレベーターで笹原と2人きりになった時、その2人の密かに培ってきた不適切な感情が爆発する。その過程を鋭くポイントのみ、切り取った作品というところでしょうか。
特に作中詳しい説明なしに話が進みますが。フランス映画的です。
敢えて恋愛感情を化学反応に例えると女心は分子、男心は触媒作用があり、で、双方の化学反応で励起されるということでしょうか。
励起されて一旦原子になって反応が収集するのが大変なのが女ごころなんでしょうかね。
話が理系っぽいので雰囲気、理系っぽくレビューしてみました。
笹原の半ば戯れから始まったこの悪戯は次第に倉田の心身を刺激していき・・・。彼女の心は千地に乱れる。
倉田が以前から付き合っていた田村主任との結婚1週間前の退職直前に事故でエレベーターで笹原と2人きりになった時、その2人の密かに培ってきた不適切な感情が爆発する。その過程を鋭くポイントのみ、切り取った作品というところでしょうか。
特に作中詳しい説明なしに話が進みますが。フランス映画的です。
敢えて恋愛感情を化学反応に例えると女心は分子、男心は触媒作用があり、で、双方の化学反応で励起されるということでしょうか。
励起されて一旦原子になって反応が収集するのが大変なのが女ごころなんでしょうかね。
話が理系っぽいので雰囲気、理系っぽくレビューしてみました。
2006年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
男女の肉体と精神の恋愛感情の起伏を繊細に描いていると思います。
同じ白泉社で二宮ひかる先生が近い感じの作品を作っていますが、
こっちは少し線が細い感じ。
個人的に甲乙つけがたいが、恋愛作品を読み飽きた人に。
同じ白泉社で二宮ひかる先生が近い感じの作品を作っていますが、
こっちは少し線が細い感じ。
個人的に甲乙つけがたいが、恋愛作品を読み飽きた人に。
2010年9月22日に日本でレビュー済み
著者初の作品集だとか。
私がシギサワカヤ先生のことを知ったのは1,2年前。以来単行本(コミックス)を見つけ次第捕獲していて、先日やっと本作を入手した。
初出一覧をみると、描き下ろし、同人誌発表作品、雑誌掲載作品で本作が構成されていることが分かる。
ロング&ショートで描いた、とあるが、それほど長いものはない。シギサワカヤ先生の多くの作品にあるように、大人のストーリーが多い。
本作収録作品で好きなのが、「つまりは病のような。」と「ワールズエンド・サテライト」の2作品。前者は、本作中ではロングにあたる。主人公は高校生の男子で、少々ズレたキャラだが、彼の初々しい(?)感情がうまく表現できていると思う。後者は、#1,2で構成されているが、タイトルが良い。こちらはショートで、大人のストーリー。
もちろん、他の作品も悪くない出来。
私がシギサワカヤ先生のことを知ったのは1,2年前。以来単行本(コミックス)を見つけ次第捕獲していて、先日やっと本作を入手した。
初出一覧をみると、描き下ろし、同人誌発表作品、雑誌掲載作品で本作が構成されていることが分かる。
ロング&ショートで描いた、とあるが、それほど長いものはない。シギサワカヤ先生の多くの作品にあるように、大人のストーリーが多い。
本作収録作品で好きなのが、「つまりは病のような。」と「ワールズエンド・サテライト」の2作品。前者は、本作中ではロングにあたる。主人公は高校生の男子で、少々ズレたキャラだが、彼の初々しい(?)感情がうまく表現できていると思う。後者は、#1,2で構成されているが、タイトルが良い。こちらはショートで、大人のストーリー。
もちろん、他の作品も悪くない出来。
2009年2月27日に日本でレビュー済み
二宮ひかる氏の新刊を調べようと検索したところ
何故か彼女の著作がヒットした為、
何の気無しに購入しましたが、これは完全に『当たり』でした。
ゆっくりとした孤を描くような心地よい酩酊感を楽しめます。
深みにはまって行く男女を描いた秀作。
恋愛独特の空気感を理解できる人には間違いなくお勧めです。
白眉は文句無しの表題作である「箱舟の行方」でしょう。
そうして囲われた彼らは何処に流れつくのでしょうか?
情緒も雰囲気も自分好みの作品でした^^
何故か彼女の著作がヒットした為、
何の気無しに購入しましたが、これは完全に『当たり』でした。
ゆっくりとした孤を描くような心地よい酩酊感を楽しめます。
深みにはまって行く男女を描いた秀作。
恋愛独特の空気感を理解できる人には間違いなくお勧めです。
白眉は文句無しの表題作である「箱舟の行方」でしょう。
そうして囲われた彼らは何処に流れつくのでしょうか?
情緒も雰囲気も自分好みの作品でした^^
2020年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ビターチョコレートのような、引っかかりは苦くて、でも甘くて優しい味。後味はすっきりのようだけれど、どこかビターに残っている恋のお話。