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愛人-AI・REN- 下 特別愛蔵版 (ジェッツコミックス) コミック – 2009/1/29
- 本の長さ616ページ
- 言語日本語
- 出版社白泉社
- 発売日2009/1/29
- ISBN-104592142993
- ISBN-13978-4592142997
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登録情報
- 出版社 : 白泉社 (2009/1/29)
- 発売日 : 2009/1/29
- 言語 : 日本語
- コミック : 616ページ
- ISBN-10 : 4592142993
- ISBN-13 : 978-4592142997
- Amazon 売れ筋ランキング: - 328,502位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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田中ユタカ(Yutaka Tanaka)マンガ家(comicartist)
感動的でしあわせな愛の瞬間を描いたラブコミックの第一人者。
“永遠の初体験作家”“恋愛漫画の哲人”“くちづけと抱擁の漫画家”“愛の漫画家”
代表シリーズは『初愛~はつあい~』。
Fantia:https://fantia.jp/tanakayutak
●『愛人 [AI-REN]』
「アイレン」とは終末期の患者のための人造の恋人。
人類の寿命が終わりを迎えた夏、余命の少ない少年・イクルと造られた少女・あいとの最後の日々と愛。SF作品。
●『笑うあげは』
あげはと名乗る「盲目の美女」と彼女と対局する人々の人生模様。異色の麻雀ドラマ。
●『ミミア姫』
天国にただひとり光の羽根を持たずに生まれてきたミミア姫の成長と旅立ち。ファンタジー作品。(マンガ図書館Zで公開中)
1966年9月8日 大阪府生まれ。
公益社団法人日本漫画家協会会員。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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良いとか悪いとかでは無い世界、生き方。
ただただ素敵。
「愛人-AI/REN-」の製作過程まで、とても丁寧に編集された仕上がりとなっています。
コミックでは5巻あるのを、辞書並みの分厚さの2冊でまとめ、表紙も記号性のあるシンプルなものにしており、
例えコミックを持っている人でも、愛蔵版で持っておく価値は十分にあると思います。
ストーリーはSF的な舞台設定ですが、作者があくまで書きたいのは生きる喜び、愛する喜びでしょう。
ともすればイチャイチャ・ラブラブH漫画に、わかりにくいSF設定を合わせただけの痛い作品になってしまいそうですが、
ギリギリでそうなっていないのは、作者の中にある善の心を全て出し切ろうという切実さが並外れているからです。
そういう意味で、人類絶滅寸前という究極の舞台設定ではあるのですが、本質的には、現実に生きるということを全肯定
していこうという作品であり、殺伐とした世の中に対する作者の願いに近いのだと思います。
基本的に一話一話を必死に書いたような作品で、物語の構成の綿密さを考えると、手放しで絶賛はしません。
しかしこの作品にしかないある種のパワーに満ち溢れているのは確かで、普段リアリティのある作品を求めてきた人々こそが、
読んでみる価値のある作品だし、また中高くらいの子供たちにこそ読んでもらいたい作品です。
是非皆さんに読んでほしいと思います。
日付を確認しましたところ、もうあれから12年も経っていました。
今でも時折思い出したかのように、書棚からこの上下巻を引き抜いて
読み返しては、この作品に貰った初心を思い出したりしております。
あれから個人的にも、この世界にも、色々な事がありました。
当時小学校入学前だった息子達は、今や高校生になっており、
自分の将来について悩み、考え始めていたりします。
少し歳の離れた末の娘も、日々様々なことに触れ、吸収しており、
少し前まで幼く可愛いだけの存在だった彼女が、すっかりお姉さん
になっていたりします。時の経つのは早いものです。
愛する奥様は、より意欲的に先々の事を見据え、計画を立案しつつ、
実行すべく様々な学びに取り組み、日々忙しそうに動き回っています。
生きる意志の溢れるその姿は、正に【あい】のよう。崇め奉ってます。
私はというと、今もこの頃と変わらず、愛する人達に囲まれていて、
とても幸せで、自分は何て恵まれているのだろうと思っています。
正直に申しますと、もう何も想い遺す事が私には無いのです。
歳を重ねて、自分の老いを実感する事も日常的になりましたが、
老いが連れてくる、死が近付いて来るという実感に対しても、
恐怖感も忌避感も感じず、自分でも面白いなと感じています。
それはきっと、「様々なもの、事を、次に継ぐ」という役目を、
私自身がほぼ終えたと感じているという事だと思うのです。
私はあの頃、孤独の中で死んでいく自分を想像しては、
押し潰されそうになっていました。今なら解ります。
死ぬという事があんなに怖かったんじゃ無かったのだと。
死に直面したその時に、自分で自分が生きてきた事に対して、
「何の意味も無かった」と感じる事に対して恐怖していたのだと。
世界が私を望まなくても、世界が私の愛すべき人達を望まなくても、
私は愛する人達の存在を望みます。
私もどうやら今際の際に、笑っていられそうです。
様々な困難に直面している、今のこの世界に生きている全ての人に、
この作品を読んでみて欲しいなと思います。
その種のコメントは,「上巻」のレビュー欄や,ジェッツコミック版の「愛人」欄にも多数あり,
そちらも見て欲しいと思う.
こうして,再出版されたからには,
この作品を応援している数多くの人々の存在を感じる.
また,特別愛蔵版の上巻のみを買い求めた人は,ほぼ間違いなく,下巻を
求めることであろう.ファンの広がりを感じる.
「愛人」は,明らかに大人向けの作品.
上巻では,主人公2人の,死の運命が強く暗示される.
萌え要素はない. なぐさめのために人間を求めるという「いかがわしさ」で物語が始まる.
タイトルの「愛人」そのものが,いかがわしい.
しかし,物語が進み,主人公2人を見るうちに,
どうか幸せになりますように,と強く願わずにいられない.
何か,とんでもない奇跡が起きて,2人には,おだやかな幸せが訪れるのではないか.
そんな淡い期待を抱かずにいられない.
下巻は結末である.もはや続編を感じさせないくらいに,物語は完全な終結を迎える.
謎は数多く残るものの,主人公2人の姿は完全に描ききっている.
卓越した渾身の一作であることは確か.しかし,こうした拙い表現では
「この作品の良さを,多くの人に伝えたいんだぜ.へへっ」
という上から目線になりはしないか,とても不安である.
こんなレビューでは全く不足である.本作の全てのページが圧倒的な迫力を持っている.
泣かせる気だなーと思いながら読みましたがやっぱ泣きました