歴史ウンチク・ギャグマンガの第２巻です。
第２巻でも「あまり有名ではないが面白い史実」を積極的に取り上げています。
全体的には史実に忠実ですが、キャラクターの容姿は歴史資料をほぼ無視してキャラクターの性格を元に現代風にアレンジしたキャラクターが多いと思います。
史料では大女となっているお市の方を小柄でかわいらしく書いたり、特に女性キャラクターは史料を完全無視です。
それから「この時代にはこういう髪型や服装の人はいません」という史実を無視することによるギャグを多用しています。
この２巻では蜂須賀小六がその典型でしたね。こういう髪型の人はこの時代にはいません。
服装では、帰蝶が助蔵の意見を取り入れて作った千鳥のための忍者装束が典型でした。
こういった歴史ウンチクと作者が作ったギャグのバランスがよく大変面白かったです。
１巻の後半から２巻の前半までかけて美濃攻略戦を描いています。
墨俣城の築城がこのパートのメインですね。
このパートで出てきた「約400年後的中する」という台詞が気に入りました。（岐阜県の皆様ごめんなさい）
２巻の後半から足利義昭を奉じた上洛作戦を描いています。
概ね典型的なパターンで描かれていると思います。
上洛作戦では甲賀忍軍のウンチクも出てきます。
３８話（２巻の最終話）では伊賀のウンチクが出てきます。
この２巻でヒロインの千鳥が織田家に使えだしたのが10才の時ということが判明します。
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