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緋色の椅子 3 (花とゆめコミックス) コミック – 2004/9/4
緑川 ゆき
(著)
- 言語日本語
- 出版社白泉社
- 発売日2004/9/4
- ISBN-104592173007
- ISBN-13978-4592173007
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登録情報
- 出版社 : 白泉社 (2004/9/4)
- 発売日 : 2004/9/4
- 言語 : 日本語
- ISBN-10 : 4592173007
- ISBN-13 : 978-4592173007
- Amazon 売れ筋ランキング: - 257,685位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年12月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「夏目友人帳」でようやく知名度が上がってきた感のある緑川さん。
わたしは彼女の短編も「あかく咲く声」も好きなんですが
この「緋色の椅子」も切なくて大好きです。
デビュー以来現代を舞台にちょっと不思議な少年少女モノを描いてきた彼女の
異世界ファンタジーということで異色といえば異色かな。
1巻はまだ序盤で、正直盛り上がりに欠けます。
が、そこでやめてしまわないで。続けて2,3巻を読んでください。
特にこの3巻、それぞれの願い、それぞれの想いが一つに繋がる瞬間は圧倒されます。
この巻を読んでわたしは、セツや陛下の思い出や語りだけでしか見えず、
つかみ所のなかったルカという人の存在が読者にも「ひとりの生きてる人間」になった気がする。
皆それぞれに大切なものがあったんだと思う。
そしてそれぞれがもがきながらも懸命に生きていたんだと思う。
わたしは彼女の短編も「あかく咲く声」も好きなんですが
この「緋色の椅子」も切なくて大好きです。
デビュー以来現代を舞台にちょっと不思議な少年少女モノを描いてきた彼女の
異世界ファンタジーということで異色といえば異色かな。
1巻はまだ序盤で、正直盛り上がりに欠けます。
が、そこでやめてしまわないで。続けて2,3巻を読んでください。
特にこの3巻、それぞれの願い、それぞれの想いが一つに繋がる瞬間は圧倒されます。
この巻を読んでわたしは、セツや陛下の思い出や語りだけでしか見えず、
つかみ所のなかったルカという人の存在が読者にも「ひとりの生きてる人間」になった気がする。
皆それぞれに大切なものがあったんだと思う。
そしてそれぞれがもがきながらも懸命に生きていたんだと思う。
2010年4月2日に日本でレビュー済み
夏目友人帳というのが最近人気らしいので、この作家さんの作品を読んでみようと思いました。
ここのレビューを読んで、この作品に決めたのですが、絵を見てがっかり、内容には入り込めず・・・・。
う〜ん・・・でした。
マンガが大好きで読み慣れているほうだと思うんですが、人物の書き分けがよくない。
誰が誰だかわかりにくい。
お話的に雰囲気やニュアンスなどはあるんでしょうが、どっしりきません。
既出のファンタジーを読んでしまって、何でもいいから読みたい人にはどうぞですが、おもしろいものを求める人が読むものではないと思いました。
読みながら頭の中で解釈しないとだめです。
セツもかわいいとは思えないし、ルカもかっこよさがいまいち伝わってきません。
残念です。
ここのレビューを読んで、この作品に決めたのですが、絵を見てがっかり、内容には入り込めず・・・・。
う〜ん・・・でした。
マンガが大好きで読み慣れているほうだと思うんですが、人物の書き分けがよくない。
誰が誰だかわかりにくい。
お話的に雰囲気やニュアンスなどはあるんでしょうが、どっしりきません。
既出のファンタジーを読んでしまって、何でもいいから読みたい人にはどうぞですが、おもしろいものを求める人が読むものではないと思いました。
読みながら頭の中で解釈しないとだめです。
セツもかわいいとは思えないし、ルカもかっこよさがいまいち伝わってきません。
残念です。
2009年2月15日に日本でレビュー済み
はじめに、わたしはこの漫画が好きです。
ですが、良くも悪くも少女漫画という枠の中で評価されるべき作品だな、と思います。
王位簒奪戦や他国との戦闘やらにリアリティを求めてしまうと、
この作品の評価はそこまで高くできません。つまり、ファンタジーの世界観を
確立するために、現実味を持たせるべき部分――貴族、一般民衆、傭兵の生活、
各々の性格づけ、軍隊の描写などにリアルがなく、話の展開やキャラクターの結びつきも
ややご都合主義的です。
現実的な話をしてしまえば、ヨダカやキラがいくら強くても、それだけでは
戦争というのはどうにもならないですし、セツ、ドリィ、陛下の強さだって
たかが知れています(所詮子供だということです)。
そして、カズナと偽陛下が5年もの間、周囲をだまし続けられた、というのも
かなり疑問ですし(というか、そんな風に簡単に騙せるようでは国としてお終い)、
設定の時点で無理があるでしょう。
しかし、そういう設定の無理に目を瞑って考えると、登場人物の感情や関係性の
描き方はとても上手く、時折挟まれるモノローグには思わず切ない気分にさせられます。
もし、世界観がもっとリアルに描かれていれば、ラストでは泣いていたと思います、が
わたしはリアルでない設定上に展開されるストーリーにはのめり込むことができないたち
なので、残念ながら無理でした。
感情や関係性の描き方が上手い、というのは少女漫画では大変な強みですし、
作者はまだまだ発展途上の方という感じがします。これからも追いかけたい作家さんです。
ですが、良くも悪くも少女漫画という枠の中で評価されるべき作品だな、と思います。
王位簒奪戦や他国との戦闘やらにリアリティを求めてしまうと、
この作品の評価はそこまで高くできません。つまり、ファンタジーの世界観を
確立するために、現実味を持たせるべき部分――貴族、一般民衆、傭兵の生活、
各々の性格づけ、軍隊の描写などにリアルがなく、話の展開やキャラクターの結びつきも
ややご都合主義的です。
現実的な話をしてしまえば、ヨダカやキラがいくら強くても、それだけでは
戦争というのはどうにもならないですし、セツ、ドリィ、陛下の強さだって
たかが知れています(所詮子供だということです)。
そして、カズナと偽陛下が5年もの間、周囲をだまし続けられた、というのも
かなり疑問ですし(というか、そんな風に簡単に騙せるようでは国としてお終い)、
設定の時点で無理があるでしょう。
しかし、そういう設定の無理に目を瞑って考えると、登場人物の感情や関係性の
描き方はとても上手く、時折挟まれるモノローグには思わず切ない気分にさせられます。
もし、世界観がもっとリアルに描かれていれば、ラストでは泣いていたと思います、が
わたしはリアルでない設定上に展開されるストーリーにはのめり込むことができないたち
なので、残念ながら無理でした。
感情や関係性の描き方が上手い、というのは少女漫画では大変な強みですし、
作者はまだまだ発展途上の方という感じがします。これからも追いかけたい作家さんです。
2009年7月14日に日本でレビュー済み
「大切なことが分からないまま
となりにいるのに 分からないまま」
緑川さんの最新刊「夏目友人帳8巻」第29話の
この言葉から、ふと、ルカリアが頭に浮かんだ。
「緋色の椅子」3巻は隠し通したルカの真実が
かいま見える最終巻。
“サキ”とセツはルカに会えて幸せだったろうか?
想い続けたルカとは、動乱の中での一瞬の会合があるだけだ。
ただ、この一瞬ために、サキがセツが歩き続けたこれまでの全てがあった。
時よ止まれ!と、願わんばかりの幸福が。
しかし、長い間思い続けたルカの真意は隠されたまま
再び別れる。今度こそ、多分永遠に。
「緋色の椅子」が寂しくて仕方がなかった人々の話だが
それでも、サキとセツは生き続けていくだろう。
忘れられない人を抱えながらも、大人達とは違い
過去に囚われない人間として。
「越えていくための強さを胸に」
となりにいるのに 分からないまま」
緑川さんの最新刊「夏目友人帳8巻」第29話の
この言葉から、ふと、ルカリアが頭に浮かんだ。
「緋色の椅子」3巻は隠し通したルカの真実が
かいま見える最終巻。
“サキ”とセツはルカに会えて幸せだったろうか?
想い続けたルカとは、動乱の中での一瞬の会合があるだけだ。
ただ、この一瞬ために、サキがセツが歩き続けたこれまでの全てがあった。
時よ止まれ!と、願わんばかりの幸福が。
しかし、長い間思い続けたルカの真意は隠されたまま
再び別れる。今度こそ、多分永遠に。
「緋色の椅子」が寂しくて仕方がなかった人々の話だが
それでも、サキとセツは生き続けていくだろう。
忘れられない人を抱えながらも、大人達とは違い
過去に囚われない人間として。
「越えていくための強さを胸に」
2005年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こちらでのみなさんの評価が良かったので購入しました。
絵柄についてはクセがあるので好みが別れるかもしれません。
それでも、私はこの方の「あかく咲く声」も好きでしたし、
今回の「緋色の椅子」も読んで良かったと思いました。
1巻を読んだ時は、まさかこんな色んなところで繋がった物語になるとは思いませんでした。
登場人物たちは、みんな強い信念を持っていますが、
危うい線の上を歩いているのが垣間見えます。
登場人物の誰にも、大切な人がいてそれ故に生きていたり、憎んだり、
そんな思いが複雑に物語を動かしていました。
ラストは、感動しましたがそれが、嬉しいのか悲しいのか判りません。
ただ、「生きる」という言葉を感じました。
絵柄についてはクセがあるので好みが別れるかもしれません。
それでも、私はこの方の「あかく咲く声」も好きでしたし、
今回の「緋色の椅子」も読んで良かったと思いました。
1巻を読んだ時は、まさかこんな色んなところで繋がった物語になるとは思いませんでした。
登場人物たちは、みんな強い信念を持っていますが、
危うい線の上を歩いているのが垣間見えます。
登場人物の誰にも、大切な人がいてそれ故に生きていたり、憎んだり、
そんな思いが複雑に物語を動かしていました。
ラストは、感動しましたがそれが、嬉しいのか悲しいのか判りません。
ただ、「生きる」という言葉を感じました。
2004年12月27日に日本でレビュー済み
緋色の椅子、最終巻です。
一巻から読み返してみると、この物語の進め方にはもう言葉が出ません
。まるで始めから最終回までを作ってあったかのようです。
幼なじみを探す旅をはじめてから
いろいろな謎が絡み合ってきましたが、
最終回の幼なじみ・ルカのモノローグたった一言で
すべての謎がすっと解け、同時に涙が流れました。
軽々しくハッピーエンドなどと呼べるものでは決してなく、
むしろとても切なく、悲しい終わりでもありました。
でもそれが一番よい最後であり、
これから始まるんだという清々しさも漂っています。
と、いくら語ってみたところでこの漫画のよさは伝わりません。
緑川先生独特の柔らかく危なげで、どこか切ない絵があってこそ
はじめてこの物語のよさがわかるのです。
何度読んでも涙が尽きません。
星5つじゃ足りないくらいです。
一巻から読み返してみると、この物語の進め方にはもう言葉が出ません
。まるで始めから最終回までを作ってあったかのようです。
幼なじみを探す旅をはじめてから
いろいろな謎が絡み合ってきましたが、
最終回の幼なじみ・ルカのモノローグたった一言で
すべての謎がすっと解け、同時に涙が流れました。
軽々しくハッピーエンドなどと呼べるものでは決してなく、
むしろとても切なく、悲しい終わりでもありました。
でもそれが一番よい最後であり、
これから始まるんだという清々しさも漂っています。
と、いくら語ってみたところでこの漫画のよさは伝わりません。
緑川先生独特の柔らかく危なげで、どこか切ない絵があってこそ
はじめてこの物語のよさがわかるのです。
何度読んでも涙が尽きません。
星5つじゃ足りないくらいです。
2005年3月31日に日本でレビュー済み
緋色の椅子、ついに完結です。
月刊誌なのでコミック派の私にはとてつもなく長い日々でした。
二巻の時点では、頭が混乱するようなたくさんの付箋や謎がちりばめられてましたが、この巻で全て納得です。ついでに偽ルカこと陛下の名前もあかされます。おそろしく普通な名前でした。
ああすっきり。
話の方は、人それぞれ感じ方が違うかと思われますが、なかなかあっさりしてたと思います。
それでも、私は切ないような悲しいようなでふかくにも泣いてしまいました。登場人物たちのたくさんの思いや願いが渦巻いて、それぞれ、報われたり報われなかったり。
とにかく、深いです。いろいろと。ハッピーエンド、と言えるのかキワドイとこですね。個人的にはミンナ幸せになってほしかったなぁ。
幸せの形は人それぞれだと思うので、彼らがどう感じたのかはわかりませんが。とにかく、ひとえに表現できないお話だったと思います。
緑川先生のお話でダントツに大好きな作品。ぜひ、未読の方、ご購入してみては如何でしょう。
月刊誌なのでコミック派の私にはとてつもなく長い日々でした。
二巻の時点では、頭が混乱するようなたくさんの付箋や謎がちりばめられてましたが、この巻で全て納得です。ついでに偽ルカこと陛下の名前もあかされます。おそろしく普通な名前でした。
ああすっきり。
話の方は、人それぞれ感じ方が違うかと思われますが、なかなかあっさりしてたと思います。
それでも、私は切ないような悲しいようなでふかくにも泣いてしまいました。登場人物たちのたくさんの思いや願いが渦巻いて、それぞれ、報われたり報われなかったり。
とにかく、深いです。いろいろと。ハッピーエンド、と言えるのかキワドイとこですね。個人的にはミンナ幸せになってほしかったなぁ。
幸せの形は人それぞれだと思うので、彼らがどう感じたのかはわかりませんが。とにかく、ひとえに表現できないお話だったと思います。
緑川先生のお話でダントツに大好きな作品。ぜひ、未読の方、ご購入してみては如何でしょう。