この作品は誰が何と言おうと自分の中の名作です。草川作品はどれもモノローグが素敵なのだけど、この作品は特に素晴らしい。どれをとってもその時の登場人物の気持ちや想いをとてもよく表しているし印象的。
登場人物も魅力的です。どのキャラクターにも思い入れがあるのだけどヒロインのサハラは本当に理想の女の子。淡々としていて度胸があって、さばけてる風なのにちゃんと女の子らしくて。ガートルードとガートルードの製作者であるクロードとの間で板ばさみになるんだけど、いつも前向きでツライこともちゃんと受け入れた上で乗り越えていく強さは本当にカッコイイ。主人公のはずのガートルードはヒロインのサハラに割と見せ場を取られがちなんですが、とても好きです。100年間孤独に生きてきて、自分と向かい合うのはパーツを取り戻しにくる敵だけだったのに自分を見失わず、自分のことだけにこだわらない姿勢がかっこいいです。出会えた仲間やサハラのためになら自分が大切だと思って信じてきたことも全部投げ出せるというのはすごいと思う。そしてこの作品は、悪役さえも切なくて良いんです。クロード(久作)はわたしの中では憧れの悪役だ。
4巻で本編は終了。ラストシーン、ガートルードの台詞もそれに対するサハラの返しも、見開きの画もすべて完璧。あの余韻が最高でした!多分ずっと大好きな作品だと思います。
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ガートルードのレシピ 4 (花とゆめCOMICS) コミック – 2003/7/5
草川 為
(著)
- 本の長さ190ページ
- 言語日本語
- 出版社白泉社
- 発売日2003/7/5
- ISBN-104592176995
- ISBN-13978-4592176992
登録情報
- 出版社 : 白泉社 (2003/7/5)
- 発売日 : 2003/7/5
- 言語 : 日本語
- コミック : 190ページ
- ISBN-10 : 4592176995
- ISBN-13 : 978-4592176992
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2003年10月4日に日本でレビュー済み
普段少女まんがを読んでいて、センスが良いと感じることはあまりないのですが、
このシリーズ、特にこの巻はすごい、と心底思いました。
設定や小物使い、キャラクターの表情、部屋の調度や服装。
そしてついに発動した術。
どれかひとつが飛びぬけて上手いというわけではなく、すべてに草川さんのセンスの良さが表れている気がします。
サハラが相変わらずかっこいいのもいいですね。
ラストは本当に幸福感に溢れていて、たった4巻でここまで辿り着いてしまったのが惜しまれる気さえします。
わたしも5巻を待ち望むひとりです。
このシリーズ、特にこの巻はすごい、と心底思いました。
設定や小物使い、キャラクターの表情、部屋の調度や服装。
そしてついに発動した術。
どれかひとつが飛びぬけて上手いというわけではなく、すべてに草川さんのセンスの良さが表れている気がします。
サハラが相変わらずかっこいいのもいいですね。
ラストは本当に幸福感に溢れていて、たった4巻でここまで辿り着いてしまったのが惜しまれる気さえします。
わたしも5巻を待ち望むひとりです。
2003年8月9日に日本でレビュー済み
クロードの術により眠りについてしまったサハラ。
かつてクロードに起った悲劇についに決着が・・・?
そしてガートルードは?!
ラストなので何とも書けませんが、ただ言えることは、
今まであった、レシピ=「ガートルードの造り方が書いてある本」と考えていた私にとって、意外なラストを迎えました。
ラストの1ページで、「ああ、ここからが始まり、かな?」と思いました。
まだ番外編を集めた5巻も出るそうですから、楽しみですね。
かつてクロードに起った悲劇についに決着が・・・?
そしてガートルードは?!
ラストなので何とも書けませんが、ただ言えることは、
今まであった、レシピ=「ガートルードの造り方が書いてある本」と考えていた私にとって、意外なラストを迎えました。
ラストの1ページで、「ああ、ここからが始まり、かな?」と思いました。
まだ番外編を集めた5巻も出るそうですから、楽しみですね。