第一部十帖め、「賢木」あたりまで。
「この本で源氏物語を勉強しよう!」と思っている人には…まあいないでしょうけど、あんまり源氏物語としては参考になりません。今のところ、流れとしてはそんなに大きく外れていないので、大筋を柄みたい人にはそこそこ参考になるかもしれませんが。
『パタリロ!』本編のレビューでも指摘されているように、確かに以前と比べてテンポが変わってきています。
また、第一巻では「…ここかしこの道にあやしきわざをしつつ…」の部分についても詳しい描写があり、おっと思わせてくれましたが、この巻では御八講→出家の部分があっさりナレーションで終わっています。
当時の経済観念や生活の仕方については、第一巻から変わらず、詳しく補足がなされており、風俗がよくわかるようになっているだけに、ちょっともったいなかったかな、という印象を持ちました。
『パタリロ!』本編や、『アスタロト』などとちょっとずつ交わりながら進んでいくストーリーですが、源氏物語をある程度知っていて、新解釈や二次創作の一種と思って読むぶんには、物語に幅が出ていてかなり楽しめます。
『パタリロ!』や『源氏物語』としては物足りないかもしれませんが、『パタリロ源氏物語』、魔夜峰央源氏物語(北方三国志、みたいなノリで)としては、★五つぶん、じゅうぶんに面白いと思います。
第五巻はいつ出んのかな??
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パタリロ源氏物語! 4 (花とゆめCOMICS) コミック – 2007/5/2
魔夜 峰央
(著)
- 本の長さ184ページ
- 言語日本語
- 出版社白泉社
- 発売日2007/5/2
- ISBN-104592180399
- ISBN-13978-4592180395
登録情報
- 出版社 : 白泉社 (2007/5/2)
- 発売日 : 2007/5/2
- 言語 : 日本語
- コミック : 184ページ
- ISBN-10 : 4592180399
- ISBN-13 : 978-4592180395
- Amazon 売れ筋ランキング: - 478,778位コミック
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2008年7月28日に日本でレビュー済み
源氏物語は、田辺聖子訳や橋本治訳、谷崎潤一郎訳も読んだが、陰陽面からの源氏物語という視点は新基軸です。そのためか、話の脱線が多い。
但し、さすが、魔夜峰央。面白いことは請け負います。
源氏物語だと思って読んではいけません。あくまで“パタリロ!”ですので、パタリロの好きな方には星5つ。源氏物語を読みたい人にとっては、星1つ。
但し、さすが、魔夜峰央。面白いことは請け負います。
源氏物語だと思って読んではいけません。あくまで“パタリロ!”ですので、パタリロの好きな方には星5つ。源氏物語を読みたい人にとっては、星1つ。
2007年11月8日に日本でレビュー済み
かなり暴走ぎみです。
本来の源氏物語とどんどんずれていきます。
全く別の話になりそうで、危険です。
陰陽道程度なら、味付けになりますが、魔界だのベールゼブブだのが前面に出てくると、もう・・・調味料のはずが・・・それが料理そのものにとってかわってしまう危険性が・・・
本来の源氏物語とどんどんずれていきます。
全く別の話になりそうで、危険です。
陰陽道程度なら、味付けになりますが、魔界だのベールゼブブだのが前面に出てくると、もう・・・調味料のはずが・・・それが料理そのものにとってかわってしまう危険性が・・・