一通り読んで色々な意味で凄い作品だなと感じます。カオスの権化というか。
時折つげ作品に似ているというコメントが見受けられますが、こっちのほうがよっぽどブッ飛んでます。
ただ、路線の元ネタがあるだけに、より楽しむためには(特に首都圏の)鉄道知識が必要になると思います。
実在のものを希望する場合はもう片方のぱらのまをお勧めします。
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てるみな 1 コミック – 2013/3/29
kashmir
(著)
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購入オプションとあわせ買い
空前の「鉄女」ブームの中、孤高の「鉄猫耳」路線を電車に乗ってゆるりお出かけ──「楽園」では希少な小学生女子が主人公の首都圏ぶらり電車の旅。根強いファン多数な作家です。描きおろし多数。 2013年3月刊。
- 本の長さ148ページ
- 言語日本語
- 出版社白泉社
- 発売日2013/3/29
- 寸法15 x 1.5 x 21 cm
- ISBN-104592710525
- ISBN-13978-4592710523
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登録情報
- 出版社 : 白泉社 (2013/3/29)
- 発売日 : 2013/3/29
- 言語 : 日本語
- コミック : 148ページ
- ISBN-10 : 4592710525
- ISBN-13 : 978-4592710523
- 寸法 : 15 x 1.5 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 138,923位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年6月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大天狗様が公国軍のMSっぽかったり、銀河鉄道のフロントがメッだったり、爆笑の嵐でした。不条理の不気味さが、こういう所で薄められています。
2014年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作者さんの描く不思議な世界には引かれるものがあったので購入しました。
で、これはこれで面白かったし、描き込みもさすが、と思わされたのですが。
しかし、ちょっと予期していたものと異なりました。
猫耳とか魚人とか天狗とかが沿線で乗降したりする架空の鉄道路線を旅する話、と思っていたのですが、実際描かれる多くは、ファンタジーにしても「いやいやそれ続けられないだろ」というものが多く。
例えば、列車が近隣の民家の軒とこすって削るとか(民家は毎日建て直してるんでしょうか?)。
毎日相当数の列車や乗客が転落してるとか(損害額が…ってレベルじゃない)。
なので、「架空世界」というよりは、不条理が当然の「夢の世界」と考えた方がよいかと思います。
そういう意味では、つげ義春とかに近いのかも知れません。
そういう話と知った上で読むなら、良いコミックだと思います。
で、これはこれで面白かったし、描き込みもさすが、と思わされたのですが。
しかし、ちょっと予期していたものと異なりました。
猫耳とか魚人とか天狗とかが沿線で乗降したりする架空の鉄道路線を旅する話、と思っていたのですが、実際描かれる多くは、ファンタジーにしても「いやいやそれ続けられないだろ」というものが多く。
例えば、列車が近隣の民家の軒とこすって削るとか(民家は毎日建て直してるんでしょうか?)。
毎日相当数の列車や乗客が転落してるとか(損害額が…ってレベルじゃない)。
なので、「架空世界」というよりは、不条理が当然の「夢の世界」と考えた方がよいかと思います。
そういう意味では、つげ義春とかに近いのかも知れません。
そういう話と知った上で読むなら、良いコミックだと思います。
2019年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世界観が素晴らしい!
とても気に入って、2巻、3巻も購入しました。もうすぐ届くので、とても楽しみにしています。
とても気に入って、2巻、3巻も購入しました。もうすぐ届くので、とても楽しみにしています。
2017年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
狂気と日常の二重奏。
独特の世界に引き込まれる
まさにカオスといえる
独特の世界に引き込まれる
まさにカオスといえる
2014年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鉄道好きのネコミミ幼女が一人で色んな場所へ旅情するお話です。
しかし、他のkashmir氏の作品にあるような、
あからさまな下ネタや、ギャグといった類の笑い要素は殆どありません。
逆に、精神が不安定になるような不可思議な世界観に戸惑うこと受け売りです。
電車に乗って移動するうちに、異形の者が現れたり、異世界に迷い込んだり、
人が当然のように死んだり(グロ・ゴア描写はあまりありません)、
海の底へと電車が走ったり、変な駅があったり。電車が爆発したり。
恐ろしい描写に対比して、大騒ぎにならず、一切の関心を向けない人々だったり、
淡々と物語が進行し、スッキリしない終わり方や、
少しエロチックな登場人物に、一般的な漫画では存在し得ない強烈な違和感を読者に与えます。
ただし、コマへの緻密な書き込みについては、
kashmir氏の他作品にない気合の入り方が散見できます。
世界観に引き込まれるような絵柄は純粋な熱意を感じます。
kashmir氏の裏の顔、これが本当に描きたかったのではとも考えてしまいます。
表紙だけで購入するとたぶん想定外のことになると思われます。
NGな人もいると思います。
これは、本当に、人を選ぶ作品です。
しかし、他のkashmir氏の作品にあるような、
あからさまな下ネタや、ギャグといった類の笑い要素は殆どありません。
逆に、精神が不安定になるような不可思議な世界観に戸惑うこと受け売りです。
電車に乗って移動するうちに、異形の者が現れたり、異世界に迷い込んだり、
人が当然のように死んだり(グロ・ゴア描写はあまりありません)、
海の底へと電車が走ったり、変な駅があったり。電車が爆発したり。
恐ろしい描写に対比して、大騒ぎにならず、一切の関心を向けない人々だったり、
淡々と物語が進行し、スッキリしない終わり方や、
少しエロチックな登場人物に、一般的な漫画では存在し得ない強烈な違和感を読者に与えます。
ただし、コマへの緻密な書き込みについては、
kashmir氏の他作品にない気合の入り方が散見できます。
世界観に引き込まれるような絵柄は純粋な熱意を感じます。
kashmir氏の裏の顔、これが本当に描きたかったのではとも考えてしまいます。
表紙だけで購入するとたぶん想定外のことになると思われます。
NGな人もいると思います。
これは、本当に、人を選ぶ作品です。
2013年9月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
kashmir氏の狂気の部分が前面に押し出された、素晴らしい空想乗り鉄漫画です。
鉄道に関して詳しくはないのですが、自分が普段利用している路線(に名前が似ている線路)も出てきたりしたので、親近感が沸きました。
氏の作品は、同人を抜かせば大体全部読んでおります。
○本の住人、百合星人ナオコサンの辺りはギャグ要素が強く取っつきやすいですが、デイドリームネイションで少しだけ妙な気持ち悪さを商業誌で表現し、そして今回『てるみな』でそれが狂気となって爆発した、という印象を持ちました。
しかしこのグロに近いようでなんだか違う、不安を誘う狂気も、読み進める度に快感へと変わります。
そして読み終わった頃には『早く2巻が読みたい!』という気持ちになっていました。
コレを洗脳と言うのだと思います。
しかし、ギャグ漫画家というのは狂った世界を表現するのが上手ですね。
古谷実氏は言うに及ばず、うすた京介氏も日常のギャグの中にどこか不気味な要素を入れていました。
楳図かずお氏なんて代表的ですね。
ギャグとは基本的に全員が「こうなるだろう」と言うところからズレた場所で展開されるギャップで笑えるものです。
そしてそれが許容できないほどズレた所…俗っぽく言えば、ドン引きしてしまう所まで持って行ってしまえば、おそらく狂気になるのでしょう。
つまり、もしかしたらkashmir氏にとってこの『てるみな』と言う作品は、今までとは力の入り方が違う渾身の産物…なのかもしれません。推測ですが。
鉄道に関して詳しくはないのですが、自分が普段利用している路線(に名前が似ている線路)も出てきたりしたので、親近感が沸きました。
氏の作品は、同人を抜かせば大体全部読んでおります。
○本の住人、百合星人ナオコサンの辺りはギャグ要素が強く取っつきやすいですが、デイドリームネイションで少しだけ妙な気持ち悪さを商業誌で表現し、そして今回『てるみな』でそれが狂気となって爆発した、という印象を持ちました。
しかしこのグロに近いようでなんだか違う、不安を誘う狂気も、読み進める度に快感へと変わります。
そして読み終わった頃には『早く2巻が読みたい!』という気持ちになっていました。
コレを洗脳と言うのだと思います。
しかし、ギャグ漫画家というのは狂った世界を表現するのが上手ですね。
古谷実氏は言うに及ばず、うすた京介氏も日常のギャグの中にどこか不気味な要素を入れていました。
楳図かずお氏なんて代表的ですね。
ギャグとは基本的に全員が「こうなるだろう」と言うところからズレた場所で展開されるギャップで笑えるものです。
そしてそれが許容できないほどズレた所…俗っぽく言えば、ドン引きしてしまう所まで持って行ってしまえば、おそらく狂気になるのでしょう。
つまり、もしかしたらkashmir氏にとってこの『てるみな』と言う作品は、今までとは力の入り方が違う渾身の産物…なのかもしれません。推測ですが。
2016年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
幼い頃に見た無気味だけど、何故かまた行ってみたくなる妙に魅力的な悪夢の様な世界感の鉄道漫画