最初から最後まで自分の好みでした。
主人公の攻められ具合が終始突き抜けてた良いと思います。
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とりかえばや (花丸文庫BLACK ヤ 2-2) 文庫 – 2011/3/18
- 本の長さ438ページ
- 言語日本語
- 出版社白泉社
- 発売日2011/3/18
- 寸法10.6 x 2.1 x 14.6 cm
- ISBN-104592850742
- ISBN-13978-4592850748
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商品の説明
著者からのコメント
シェーナは、皇系につらなる一族に生まれていながら、アビレッシア家に謀られ寺院の花童子として、身を売る日々を送っていました。しかしそのシェーナの前に、アビレッシアが愛人に生ませた息子サマエルが現れ、同じ寺での生活がはじまったのです。なにも知らないサマエルは、シェーナを兄のように慕い始めました。ところが、男淫に溺れるシェーナの姿を見てしまったことから、まだ潔癖な少年は、シェーナを嫌悪するようになったのです。そんなある夜、寺院が燃え落ち、シェーナと下男のゲイルだけが助かるという事件が起きました。都から迎えにきたアビレッシア家の家人達に、シェーナはサマエルと間違われて助け出されます。
取り違えられたものの、サマエルと成り代わったシェーナは、元服し、ティオキアの名を授かります。美しい権力者へ代わってゆくティオキアですが、その彼の元に、過去を暴くかのような銀鈴の釧(くしろ)が届けられてきて、運命の輪が回り始めます。
官能を追求した禁書。どうぞ、よろしくお願いします。
取り違えられたものの、サマエルと成り代わったシェーナは、元服し、ティオキアの名を授かります。美しい権力者へ代わってゆくティオキアですが、その彼の元に、過去を暴くかのような銀鈴の釧(くしろ)が届けられてきて、運命の輪が回り始めます。
官能を追求した禁書。どうぞ、よろしくお願いします。
登録情報
- 出版社 : 白泉社 (2011/3/18)
- 発売日 : 2011/3/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 438ページ
- ISBN-10 : 4592850742
- ISBN-13 : 978-4592850748
- 寸法 : 10.6 x 2.1 x 14.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 446,101位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,148位ボーイズラブノベルス (本)
- - 101,890位文庫
- - 126,679位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公への加虐を繰り返した挙句、「恋人同士の愛を愛を交わしあったのです」というハッピーエンドは安直すぎるのではないか…という指摘が多々ありますが、山藍ファンとして擁護させてください。
このお話は『王朝恋闇秘譚』との類似も指摘されていますが、個人的には『アレキサンドライト』の系譜でもあると思います。
また、山藍さんの霊媒的な筆によっていくつも伏線が張られており、それらがあとあと(おそらく山藍さん自身も当初は意図しなかったところまで)この長大な作品の骨格を形づくり、物語の破綻を防ぐ役目をしています。
話の流れとしては、貴い出自の主人公が色を売る僧院の小姓に堕ち、
その後、親仇である一国の宰相のもとへ実子であるかのように偽って入り、ともに国政をなす…という主人公の流転のドラマです。
主人公は生き延びるために出自を隠し、本当の自分ではない者を求められるがままに常に演じているわけですが、
男性的な力や性愛によって、取り澄ました体裁を破られ、本当の自分というものに出会っていきます。
そして、強い憎しみと愛情を注いでくれる運命の相手と出会い、紆余曲折のあと、それまでの全ての記憶を失って、ただの「自分自身」として再び運命の相手と出逢います。
そして二人は初めて恋人同士として愛し合う…というお話です。
「悲しみを抱えた主人公が、運命の相手と出会うことにより自分自身を取り戻し、本当の意味で生き始める」というストーリーは、アレキサンドライトでも出てきた美しいテーマであり、作者自身のテーマであるとも言えます。
その意味では、このラスト以外に路はなかったのではないかと思うのです。
また、他の山藍作品にも見られるように、この作品も、美しい主人公をめぐる性愛が物語を進める動力のように働いています。
エロ表現がエグいという指摘ですが、性愛描写は作家自身の執筆の原動力であるため、よりフェティッシュに、よりサディスティックに…という方向へ進んでしまうのは仕方がないことかもしれません。
それもパッションの表れであり、個人的には初めはウッとなりましたが、五度目くらいで味わい深く読み直しました
(気持ち悪く感じるものほど、あとあと中毒になる可能性があります。エロティシズムへの人間の順応力は極めて高いため、変態的な嗜好が多く生まれるのだと思っています)。
ただ、全体を通して読んだ時に、物語上必要なシーンと、作家自身のパッションで描かれたシーンとでは、特に会話文から匂う存在感や、文章の気配、筆の乗り方が違うというのは感じました。
性愛を動力として物語を展開すると、どうしても構成上書かなくてはいけないエッチシーンが増えてしまうので、そこで食傷気味になられた方もいたと思います。
また、エッチシーンが多くなると物語性が損なわれる面も否めず、全体的な完成度という点では『アレキサンドライト』に軍配が上がるように思います。
要は物語とエロのバランスですが、山藍作品に対する期待ゆえ、いろいろと要望も多くなってしまいます。
けれども、これだけの大作を書き切ったことや、他に類を見ない作家が残した軌跡というだけでも、作品自体に価値があるように思われます。
このお話は『王朝恋闇秘譚』との類似も指摘されていますが、個人的には『アレキサンドライト』の系譜でもあると思います。
また、山藍さんの霊媒的な筆によっていくつも伏線が張られており、それらがあとあと(おそらく山藍さん自身も当初は意図しなかったところまで)この長大な作品の骨格を形づくり、物語の破綻を防ぐ役目をしています。
話の流れとしては、貴い出自の主人公が色を売る僧院の小姓に堕ち、
その後、親仇である一国の宰相のもとへ実子であるかのように偽って入り、ともに国政をなす…という主人公の流転のドラマです。
主人公は生き延びるために出自を隠し、本当の自分ではない者を求められるがままに常に演じているわけですが、
男性的な力や性愛によって、取り澄ました体裁を破られ、本当の自分というものに出会っていきます。
そして、強い憎しみと愛情を注いでくれる運命の相手と出会い、紆余曲折のあと、それまでの全ての記憶を失って、ただの「自分自身」として再び運命の相手と出逢います。
そして二人は初めて恋人同士として愛し合う…というお話です。
「悲しみを抱えた主人公が、運命の相手と出会うことにより自分自身を取り戻し、本当の意味で生き始める」というストーリーは、アレキサンドライトでも出てきた美しいテーマであり、作者自身のテーマであるとも言えます。
その意味では、このラスト以外に路はなかったのではないかと思うのです。
また、他の山藍作品にも見られるように、この作品も、美しい主人公をめぐる性愛が物語を進める動力のように働いています。
エロ表現がエグいという指摘ですが、性愛描写は作家自身の執筆の原動力であるため、よりフェティッシュに、よりサディスティックに…という方向へ進んでしまうのは仕方がないことかもしれません。
それもパッションの表れであり、個人的には初めはウッとなりましたが、五度目くらいで味わい深く読み直しました
(気持ち悪く感じるものほど、あとあと中毒になる可能性があります。エロティシズムへの人間の順応力は極めて高いため、変態的な嗜好が多く生まれるのだと思っています)。
ただ、全体を通して読んだ時に、物語上必要なシーンと、作家自身のパッションで描かれたシーンとでは、特に会話文から匂う存在感や、文章の気配、筆の乗り方が違うというのは感じました。
性愛を動力として物語を展開すると、どうしても構成上書かなくてはいけないエッチシーンが増えてしまうので、そこで食傷気味になられた方もいたと思います。
また、エッチシーンが多くなると物語性が損なわれる面も否めず、全体的な完成度という点では『アレキサンドライト』に軍配が上がるように思います。
要は物語とエロのバランスですが、山藍作品に対する期待ゆえ、いろいろと要望も多くなってしまいます。
けれども、これだけの大作を書き切ったことや、他に類を見ない作家が残した軌跡というだけでも、作品自体に価値があるように思われます。
2021年6月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
個人的には好きです。
責め方がえぐい所があるので好みは別れるかもですが…山藍先生の作品としてはとてもハードという訳ではないかと。
ラストについては…好きなキャラのことを思うと涙が出そうになる展開なのですが、一応良いラストなのだと思います。
責め方がえぐい所があるので好みは別れるかもですが…山藍先生の作品としてはとてもハードという訳ではないかと。
ラストについては…好きなキャラのことを思うと涙が出そうになる展開なのですが、一応良いラストなのだと思います。
2022年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山藍先生の作品は、角川書店刊のものが完成度が高く、この作品といい白泉社刊の作品は濡れ場にウェイトを割き、過激さを競う今時の風潮に合わせたのかな?と思う作品が多いのではないかなと思えてしまいます。
雑誌や編集により要望も違ってくるのも普通の話なので、もしかして白泉社の方針にあわせてのことかなと勝手に推測してしまいます。
この話は確かに濡れ場は過激な方に偏っていて、濡れ場ウエイト重めの作品で、キャラクター同士の心の交流やそこからくる温かみや甘さの描写はごくごく必要最低限にとどめているかのようで、もっとあってもいいのではと感じます。
ただもし、出版社別オーダーの偏りがあったとして、必要最低限になっている描写だというのにしっかりこの話にはドラマチックでスリルのある展開、盛り上がる山場があり、ラストはそれまでと違う「とりかえばや」物語が始まるような終わり方がとても洒落ていて素敵だなと思います
主人公シェールの潔癖さ、意志の強さからして、この仕掛けのラストじゃないと攻の愛を受けいれないんじゃないかと思います。
それを攻も理解しているから、ラストのセリフになる。
それはまあ、ラストに至るまでにシェールへの加虐に秘めた恋情を細やかに描写して、山場での二人のやりとりでお互いへの気持ちを告白するなど「二人の間」を埋める描写がもう少しあれば、確かにもっと甘くエモくなったとは思います。
が、二人の出会いにすでにラストにむけての伏線ははられていましたし、出会いの頃ただ憧れていた子供時代から、ラストで一人前の男になった攻の(やや身勝手な所がリアルな)シェールを離したくなくて発したセリフから心の内を妄想すると、しっかり萌えます。
結末以後この二人がどうなるか、心からすべて晒しあって結ばれる二人も良いし、騙して騙されて、気が付いてるけど素知らぬふりを続ける二人もそれはそれで良しです。
結末後を色々想像させる余韻も山藍先生の作品の楽しみです。
ただもし、白泉社が「うちの読者はストーリーとかあんまりいりません、濡れ場をもっと過激にしてください」とか言ってるとしたら(すっごく言いそう、想像ですが)、腹は立ちますし「他社と仕事してください」と言いたくなってしまいますが。
雑誌や編集により要望も違ってくるのも普通の話なので、もしかして白泉社の方針にあわせてのことかなと勝手に推測してしまいます。
この話は確かに濡れ場は過激な方に偏っていて、濡れ場ウエイト重めの作品で、キャラクター同士の心の交流やそこからくる温かみや甘さの描写はごくごく必要最低限にとどめているかのようで、もっとあってもいいのではと感じます。
ただもし、出版社別オーダーの偏りがあったとして、必要最低限になっている描写だというのにしっかりこの話にはドラマチックでスリルのある展開、盛り上がる山場があり、ラストはそれまでと違う「とりかえばや」物語が始まるような終わり方がとても洒落ていて素敵だなと思います
主人公シェールの潔癖さ、意志の強さからして、この仕掛けのラストじゃないと攻の愛を受けいれないんじゃないかと思います。
それを攻も理解しているから、ラストのセリフになる。
それはまあ、ラストに至るまでにシェールへの加虐に秘めた恋情を細やかに描写して、山場での二人のやりとりでお互いへの気持ちを告白するなど「二人の間」を埋める描写がもう少しあれば、確かにもっと甘くエモくなったとは思います。
が、二人の出会いにすでにラストにむけての伏線ははられていましたし、出会いの頃ただ憧れていた子供時代から、ラストで一人前の男になった攻の(やや身勝手な所がリアルな)シェールを離したくなくて発したセリフから心の内を妄想すると、しっかり萌えます。
結末以後この二人がどうなるか、心からすべて晒しあって結ばれる二人も良いし、騙して騙されて、気が付いてるけど素知らぬふりを続ける二人もそれはそれで良しです。
結末後を色々想像させる余韻も山藍先生の作品の楽しみです。
ただもし、白泉社が「うちの読者はストーリーとかあんまりいりません、濡れ場をもっと過激にしてください」とか言ってるとしたら(すっごく言いそう、想像ですが)、腹は立ちますし「他社と仕事してください」と言いたくなってしまいますが。
2021年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最後に、もっとふたりの幸せを実感できる描写が欲しかった。
主人公の、あまりにも苦しく辛く悲しいストーリーが昇華できない。
この作者さんは、なぜ、このような終わり方を選んだのでしょうか?
主人公の、あまりにも苦しく辛く悲しいストーリーが昇華できない。
この作者さんは、なぜ、このような終わり方を選んだのでしょうか?
2011年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
同人誌の加筆修正版・・ですが、丹念に読み比べないと違いはわからない程度かと。
2分冊だったのを文庫にまとめたので本編430Pを超える分厚さ。
読み応えたっぷりです。
普通に上下巻にしてもよかったんじゃないかなーと思ったりもします。
5年前と5年後。区切りもいい。
ジェットコースターで山アリ谷アリ、面白いけど、一気に読むとちょっと疲れたり。
絵師さんは変わられて、まろやかな印象で、商業にはこれくらいでいいのかも?
硬質で痛々しい感じの同人誌の挿絵もよかったけどね。亜相ティオキアは恐ろしいほど綺麗だった。
同人版をご存知ない方のために内容に触れると・・
平安時代を舞台にした「王朝恋闇秘譚」の、時空を超えた双生児のような作品。
ただし、最後の結末に至る道筋にほんの少し通じるところがあるくらいで、ストーリーはかなり異なる。
皇王や外孫、後宮の設定などはそのまんま平安時代の朝廷をモチーフにしていて。
ローマ風なのは衣装くらいじゃないか?という・・・
初夜の腰抱き女うんぬんは中世ヨーロッパの床入りを思わせるし。(これも女史の創作か?)
一種の貴種流離譚。
高貴な美貌のシェーナが色子に身を落とし、仇の息子と入れ替わって復讐を企てる・・・
ピカレスク要素もあるし、権謀術数もそれなりに楽しめるし・・・
でもとりあえずメインは工口てんこ盛りです!(爆)
山藍作品でも1,2を争うくらいの濡れ場の数々・・・
もちろん、同じパタンは一度としてなく、手を変え品を変え嬲り嬲られまくります。
無垢な少年を色子に仕込む過程、売色、5年後の複数プレイというか、介添えがデフォなお勤め。
ほかの色子たちの色ボケな日々や、悲惨な運命もサイドストーリーとして楽しめる。
行為はフルで取り入れててバランスいいけど、強いて言えば注入系が多いかなあ・・・
お道具も多いけど、かき集めた腎水だの香油だの常に液体をいっぱい入れてもらってます。
3(4?)Pの前振りとして、少女を2穴挿入とかあるし、小スカ中の挿入とかあるし、苦手な方は残念。
祈祷中のお坊さんの和尚水(誤変換)を後ろの穴でお預かりして下がるというお仕事が大好きだったんですけど。
それが山藍先生の創作だったとあとがきで知ってびっくり。
実在するどっかの国の習慣だと思ってました・・・
しかし美味しい設定。
色子を落籍するためのくじも楽しかったなー入れて次にまわし入れて次にまわしーイかせた人がオーナー。
いちいち挙げるときりがないくらい、萌えどころが詰まってます。
なんかもう、実用性ありすぎて困ります。そういう意味ではおすすめ。
後味は悪くないけど、ハッピーエンドかというと微妙だし、いまひとつ登場人物に感情移入できないので・・
個人的には「王朝〜」の方が好きです。
2分冊だったのを文庫にまとめたので本編430Pを超える分厚さ。
読み応えたっぷりです。
普通に上下巻にしてもよかったんじゃないかなーと思ったりもします。
5年前と5年後。区切りもいい。
ジェットコースターで山アリ谷アリ、面白いけど、一気に読むとちょっと疲れたり。
絵師さんは変わられて、まろやかな印象で、商業にはこれくらいでいいのかも?
硬質で痛々しい感じの同人誌の挿絵もよかったけどね。亜相ティオキアは恐ろしいほど綺麗だった。
同人版をご存知ない方のために内容に触れると・・
平安時代を舞台にした「王朝恋闇秘譚」の、時空を超えた双生児のような作品。
ただし、最後の結末に至る道筋にほんの少し通じるところがあるくらいで、ストーリーはかなり異なる。
皇王や外孫、後宮の設定などはそのまんま平安時代の朝廷をモチーフにしていて。
ローマ風なのは衣装くらいじゃないか?という・・・
初夜の腰抱き女うんぬんは中世ヨーロッパの床入りを思わせるし。(これも女史の創作か?)
一種の貴種流離譚。
高貴な美貌のシェーナが色子に身を落とし、仇の息子と入れ替わって復讐を企てる・・・
ピカレスク要素もあるし、権謀術数もそれなりに楽しめるし・・・
でもとりあえずメインは工口てんこ盛りです!(爆)
山藍作品でも1,2を争うくらいの濡れ場の数々・・・
もちろん、同じパタンは一度としてなく、手を変え品を変え嬲り嬲られまくります。
無垢な少年を色子に仕込む過程、売色、5年後の複数プレイというか、介添えがデフォなお勤め。
ほかの色子たちの色ボケな日々や、悲惨な運命もサイドストーリーとして楽しめる。
行為はフルで取り入れててバランスいいけど、強いて言えば注入系が多いかなあ・・・
お道具も多いけど、かき集めた腎水だの香油だの常に液体をいっぱい入れてもらってます。
3(4?)Pの前振りとして、少女を2穴挿入とかあるし、小スカ中の挿入とかあるし、苦手な方は残念。
祈祷中のお坊さんの和尚水(誤変換)を後ろの穴でお預かりして下がるというお仕事が大好きだったんですけど。
それが山藍先生の創作だったとあとがきで知ってびっくり。
実在するどっかの国の習慣だと思ってました・・・
しかし美味しい設定。
色子を落籍するためのくじも楽しかったなー入れて次にまわし入れて次にまわしーイかせた人がオーナー。
いちいち挙げるときりがないくらい、萌えどころが詰まってます。
なんかもう、実用性ありすぎて困ります。そういう意味ではおすすめ。
後味は悪くないけど、ハッピーエンドかというと微妙だし、いまひとつ登場人物に感情移入できないので・・
個人的には「王朝〜」の方が好きです。
2011年4月28日に日本でレビュー済み
文庫なのに1000円近いブ厚さに呆然としますが、内容も濃いのなんの。
高貴な身分の貴族の息子でありながら、姦計によって母親を殺され、寺院に花童子として売られた主人公の壮絶なまでの人生がみっちりねっとり濃厚に、子ども時代とその5年後、美しく花開いた青年時代で書き連ねた大作であります。
最後の最後まで手は抜かない苛烈な展開と壮絶な受けの責められっぷりは痛々しいほどですが、しかしよくよく思い出してみたら、そもそも山藍先生はこーゆー作家さんなのでした。
最近の甘い話にすっかり慣らされていて、忘れておりました。すみません。
誘惑のエメラルド でも家族を人質にとられていた美しい貴族を捕らえて洋梨で拷問したあげく養子にした少年と3Pエンドとか 花夜叉 とか ラ・ヴィアン・ローズ とか 王朝恋闇秘譚 とかを思い出したら、この程度の展開全然普通でした。
途中の責め場面が増量倍!さらに倍でドーン!で、いたぶられっぷりも倍倍で凄いんですけれども、このラストなどよく考えたら普通というか大変なハッピーエンドに分類されるほうでしたね。 長恨歌 よりどんだけマシかと。
いちいち細かいギミックがエロいです。
花童子の設定は、王朝〜でもありましたが、よくこんな設定思いつくなぁと感心することしきりです。本当にあったかと思ってしまうほどですよ…ホントに凄い(笑)。
受けは陵辱され続けながらも(でも結局心底嫌がっていない)複数の攻めに庇護されて愛される…という終わり方は山藍先生にはよくある終わり方なので、それが駄目な人にはオススメしません。そういうのが大丈夫な方には強力にオススメします。
上臈を犯し、快楽に従属させながらも侵す方がそれに奉仕している…という構図が、毎度ながら本当にたまらないであります。
久々に山藍節を堪能させていただきました。
ごちそうさまでした。
高貴な身分の貴族の息子でありながら、姦計によって母親を殺され、寺院に花童子として売られた主人公の壮絶なまでの人生がみっちりねっとり濃厚に、子ども時代とその5年後、美しく花開いた青年時代で書き連ねた大作であります。
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最近の甘い話にすっかり慣らされていて、忘れておりました。すみません。
誘惑のエメラルド でも家族を人質にとられていた美しい貴族を捕らえて洋梨で拷問したあげく養子にした少年と3Pエンドとか 花夜叉 とか ラ・ヴィアン・ローズ とか 王朝恋闇秘譚 とかを思い出したら、この程度の展開全然普通でした。
途中の責め場面が増量倍!さらに倍でドーン!で、いたぶられっぷりも倍倍で凄いんですけれども、このラストなどよく考えたら普通というか大変なハッピーエンドに分類されるほうでしたね。 長恨歌 よりどんだけマシかと。
いちいち細かいギミックがエロいです。
花童子の設定は、王朝〜でもありましたが、よくこんな設定思いつくなぁと感心することしきりです。本当にあったかと思ってしまうほどですよ…ホントに凄い(笑)。
受けは陵辱され続けながらも(でも結局心底嫌がっていない)複数の攻めに庇護されて愛される…という終わり方は山藍先生にはよくある終わり方なので、それが駄目な人にはオススメしません。そういうのが大丈夫な方には強力にオススメします。
上臈を犯し、快楽に従属させながらも侵す方がそれに奉仕している…という構図が、毎度ながら本当にたまらないであります。
久々に山藍節を堪能させていただきました。
ごちそうさまでした。
2021年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作家さんが好きなので買ってみました。
これは珍しく、私的にはちょっと外したかな・・・と。
筋は面白そうだったのですが、「ときめかんわ~」と言う感じでした。
更に、挿絵も好みではなく・・・
すみません。こういうものは人によって好みの違いが大きいので、単に私の好みではなかった、と。
これは珍しく、私的にはちょっと外したかな・・・と。
筋は面白そうだったのですが、「ときめかんわ~」と言う感じでした。
更に、挿絵も好みではなく・・・
すみません。こういうものは人によって好みの違いが大きいので、単に私の好みではなかった、と。