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メッシュ 1 (白泉社文庫) 文庫 – 1994/12/1

4.9 5つ星のうち4.9 32個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 白泉社 (1994/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1994/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 288ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4592883020
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4592883029
  • カスタマーレビュー:
    4.9 5つ星のうち4.9 32個の評価

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萩尾 望都
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上位レビュー、対象国: 日本

2017年4月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ほんとにかわいい(*'ω`*)
大人でどっしり構えてくれるミロンが、
元気いっぱいだけどちょっと危なっかしいメッシュを見守ってる関係が大好き。
過保護や共依存じゃなくて、さっぱりしてるのがいい。
パリ行ってみたいな〜
2020年12月18日に日本でレビュー済み
萩尾作品はほとんど読んだつもりだったのですが、最近になってなぜかこれが抜けていることに気がつきました。未読はもうごく最近のものを省いてないと思い込んでいたので、まだ読めるものがあってうれしかったです(笑)。

黒川創氏のあとがきがとても的を得ていると思います。それはこの作品を、初期のものから”ニューウェイブ風”へと移ってゆく過度期のものとみなしていることです。「ポーの一族」や「トーマの心臓」のように”繊細で、むずかしく、シリアスで、濃密な語り”から”既存のマンガのスタイルに近い、語り口の平明さ、軽快さ、よりユーモラス”なものへと。
個人的に好きなのは「ポーの一族」や「トーマの心臓」などクラシックなものです。出会った時期が敏感な思春期と重なったこともあり、思い入れが深くて、どうしてもこれらの作品が一番になってしまいます。
そして、「メッシュ」は現代のパリを舞台にしていて、一見軽めでユーモラスに見えますが、主人公メッシュの屈折した育ちと思いや、あとでだんだんと明らかになる一見穏やかなミロンの心の傷がお話の底にあって、やはり奥深い内容になっていると思います。

この1巻目には、「メッシュ」、「ルージュ」、小品の「Plan de Paris」、「ブラン」、「春の骨」の5作品が収められています。メッシュとミロンの出会いからお互いが少しずつ理解しあっていく様、そしてだんだんとメッシュが何者か明らかになってゆき、その過程で起きる様々な出来事を描いています。
他のレビューアさんが書いていらっしゃいましたが、ユトリロやシャガールなどの名画が登場するところが、何か象徴めいたものを表しているようで深いです。また、萩尾先生はデッサンを専門に勉強されたというだけあって、メッシュが走ったり踊ったりする様はとても躍動感があってしなやかで美しく、今更ながら本当に絵がうまい漫画家さんだと思いました。
洗練されたパリではなく、モンマルトルが主な舞台だけあってどちらかといえば猥雑な、庶民のパリが舞台になっているのもおもしろいです。この作品、映画化できたらおもしろいんじゃないかと思いました。誰か撮ってくれないかな。

引き続き2巻も読んでいきたいです。メッシュとミロンの話がどう展開していくか、楽しみです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年6月27日に日本でレビュー済み
父親との大きな葛藤を抱える少年メッシュ。パリの下町をさすらい、
不良少年から暗黒街の一員となって悪の世界に染まった彼を贋作画家のミロンが救います。

自分の傷ついた心を救うため、父親であるギャングのボス「サムソン」を
殺そうとするメッシュ。父に対する憎しみや無力な自分への絶望感に苦しむ
メッシュの荒れた心をそっと優しく包んでくれたのもミロンでした(第2話 ルージュ)。

第3話『春の骨』ではアングラ演劇団で脇役を演じるメッシュが登場します。
人を愛せず、自分を信じられなくなって破滅的な心理状態に陥った
メッシュの心に一筋の光が差し込むシーンはいつ読んでも美しい。
シャガールの絵がモチーフとしてとても効果的に使われています。

この「メッシュ」シリーズには数々の名画がさりげなく、
重要な役割を担ってところどころに登場します。
ゴヤの『我が子を喰うサトゥルヌス』、ユトリロの『ラパン・アジル』、
シャガールの『嘆きの壁』など。

人は誰でもその人生において傷つき、疎外感や孤独に苦しむことがあります。
『春の骨』におけるメッシュの再生の物語は、
そういった心に静かに寄り添ってくれる作品だと感じました。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年9月19日に日本でレビュー済み
描かれてから20年以上経ちますが、ときどき読みたくなる、大好きな作品です。そして、今読んでもなかなか隙がない。長すぎず、軽すぎず、重すぎない良さがあります。

殺したいほど父への葛藤を抱く主人公メッシュ。読み進むうちに彼の複雑な生育歴が明かされ、引き裂かれた彼の自我が胸に迫ります。彼はまた、何度もレイプされ、傷つけられます。後の「残酷な神が支配する」と同じテーマがすでに語られている。ヘヴィな話です。

だからこそ、彼を抱き留めてくれるガーディアンたちの存在が心地よい。「残酷な神」と違って、この作品には逃げ場というか息抜きがうまく設けられています。まるで本当の人生のように、禍福が交互に訪れる。パリの下町が舞台なのも良い。下町のごみごみした人間模様が面倒でありかつホッとさせてくれる。なんだかリアルです。

この作者の作品はどれも好きなのですが、無人島に持っていくなら本作だ、と私は思う。たぶんそれは、若い頃雑誌掲載で読んだ衝撃を覚えているからかもしれませんが、それだけじゃない。多くの人が「メッシュは萩尾望都の過渡期の作品」と言いますが、そのマージナルな感じがとても素敵なんじゃないかと。

生涯、読み続けることができる、読むたびに発見のある漫画作品です。ぜひお試しを。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年5月5日に日本でレビュー済み
幼くして母親が離婚、そして再婚。出生を疑われて寄宿学校で育ったフランソワ、ある日血の繋がってる証しの銀髪(それ故メッシュとよばれる。)が出てきて父親に本当の息子と認められる。美少年&ボンボンのメッシュがそんな父親に反抗して下町をふらふらする。ふとであった貧乏画家ミロンに癒されながら少しずつ心を修復していくメッシュ。「ポーの一族」などの超名作の前では霞んでしまいますが、フランス=ベルばらゴージャスで育った私には、パリの薄汚れた下町と美少年のメッシュの組み合わせが何とも言えず新鮮でした。親になった今読んでみると、平凡な言葉になりますが、子供って親の愛情を求めてやまない生き物なんだと実感します。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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