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夏の終わりのト短調 (白泉社文庫) 文庫 – 1995/6/1
大島 弓子
(著)
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- 本の長さ330ページ
- 言語日本語
- 出版社白泉社
- 発売日1995/6/1
- ISBN-104592883519
- ISBN-13978-4592883517
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登録情報
- 出版社 : 白泉社 (1995/6/1)
- 発売日 : 1995/6/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 330ページ
- ISBN-10 : 4592883519
- ISBN-13 : 978-4592883517
- Amazon 売れ筋ランキング: - 242,518位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年5月31日に日本でレビュー済み
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収録作品は、夏の終わりのト短調、たそがれは逢魔の時間、赤すいか黄すいか、裏庭の柵をこえて、あまのかぐやま、です。
2019年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実はこれらの漫画が発表されたすぐ直後に読んでおり、その後も何度も読んでいますが改めて気付いたのは季節感や雨、雪、セミの鳴き声、クッキーやケーキ、など五感が呼び起こされること。不倫、異性愛、娼婦などが隠されずにさらりと物語の中に紡がれており、語ることが当たり前にさえ思え、昇華されていることです。読み継がれる理由には神話性が潜んでいるからかもしれません。
2016年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リアルタイムで読んでから、思い出すたびに何度も何度も手にしています。
古さがなく、でも「よき頃のあの日」という雰囲気で読むと心がキュンとなります。
古さがなく、でも「よき頃のあの日」という雰囲気で読むと心がキュンとなります。
2020年12月23日に日本でレビュー済み
「たそがれは逢魔が時間」「裏庭」が特に印象深い。若すぎず、シニカル過ぎず、ちょうどいい時期の短編集。最高傑作だと思います。
2008年6月4日に日本でレビュー済み
周囲の人間よりも断然オトナであると信じていた「自分」が、その実いちばん子供であった なんて、よくある話で。
家庭の不和、遂げられぬ想い、かくも人の心は壊れ易いものですね。
ラストシーン。主人公の頬を伝う涙に、言葉にはならない幾つもの感情がつまっています。
家庭の不和、遂げられぬ想い、かくも人の心は壊れ易いものですね。
ラストシーン。主人公の頬を伝う涙に、言葉にはならない幾つもの感情がつまっています。
2006年4月18日に日本でレビュー済み
心を病んだ人たち、社会の規範から少し外れてしまう人たち、普通に生きてきたけれどちょっと道を外しそうになる人たちを描いた短編集です。
現代の短編小説のようでもありますが、漫画だからこそできる(突飛なことも自然と流せてしまう。さりげなく心の中を絵と文字で説明など)表現もあり、漫画という表現方法もおもしろいなあ、と感じました。
この本の中では「裏庭の柵をこえて」が一番好きです。大学に入学したものの人生の目的を見失って、変わった行動(理由はある)をとってしまう男の子は、当然のことながら、周りから危険人物視され、理解してもらえません。でも、何とか生きていく、というお話です。
現代の短編小説のようでもありますが、漫画だからこそできる(突飛なことも自然と流せてしまう。さりげなく心の中を絵と文字で説明など)表現もあり、漫画という表現方法もおもしろいなあ、と感じました。
この本の中では「裏庭の柵をこえて」が一番好きです。大学に入学したものの人生の目的を見失って、変わった行動(理由はある)をとってしまう男の子は、当然のことながら、周りから危険人物視され、理解してもらえません。でも、何とか生きていく、というお話です。
2005年2月1日に日本でレビュー済み
高3の夏、両親の海外出張により、憧れの叔母一家に預けられることになった袂。しかし、一緒に暮らすようになってすぐ、幸福で理想的な家庭が、取り繕われた見せかけだけのものと気付いてしまい…。
二十歳を過ぎてから読み始めた大島弓子。作者の意図どおりに理解できているか不安でもあるのだが、それでも好きな作家だ。彼女の作品のなかでも、表題作が一番心に残っている。嘘や欺瞞を見通す少女のまなざし、理不尽に対するフラストレーションの飽和と派手な幕引き、そして秋の気配とともにせつなく響くラッパの調べ-。
心をうんと柔らかくして読んで欲しい、独特のセンスに満ちた一冊。
二十歳を過ぎてから読み始めた大島弓子。作者の意図どおりに理解できているか不安でもあるのだが、それでも好きな作家だ。彼女の作品のなかでも、表題作が一番心に残っている。嘘や欺瞞を見通す少女のまなざし、理不尽に対するフラストレーションの飽和と派手な幕引き、そして秋の気配とともにせつなく響くラッパの調べ-。
心をうんと柔らかくして読んで欲しい、独特のセンスに満ちた一冊。
2022年8月29日に日本でレビュー済み
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いつもの 著者のいつもの お話し。でも 何だか どこを掴んだら良いのか?わからない のに 自分も物語の中で 一緒に生きている。 主人公たちと 共に 生き 共に暮らしてしまう… 何だか 不思議な お話し。でも 繰り返したくなる 愛しい お話し。